衰え。
サンバー。
バイパスとかでイマイチ力がなくて、流れに乗るのがやっとになってきたので、ちょっとキャブを見てみる。
外したホースのフタ用に、ボルトも用意。
キャブレターを外して、分解し、ジェット類をすべて掃除する。
メインジェットは2段階になっている。
これは外側の1次ジェットで、写真が良くないけど、#151と刻印されている。
これを外すと、奥に2次ジェットがある。
スロー系のジェット。
これもスロー系のジェット。
ベーンカバーにもジェット。
フロートの、いわゆるH寸法は、14mmのところ、16mm以上あった。油面が低すぎる状態だったのだ。
ニードルバルブのクッションを押し込んで、H寸法がちょうどあたり。
サンバー2号に乗り換えてからずっと、1号の時よりパワー感なかったのは、これかな。
H寸法を、ニードルにタッチしたところで14mmになるように調整。
組み直して試運転。
しばらく調子よく回ってたんだけど、水温が上がったら、突然エンストしてしまった。
おかしいなあ。
整備解説書を確認したら、そういえば加速ポンプのチェックボール入れた記憶がない。
分解時、久々だったこともあってコツを忘れていて、キャブを逆さにしてフロートチャンバを外して、加速ポンプのウェイトを落としていたんだけど、そのときボールも多分落ちて、どこかへ飛んでいってしまったんだろう。
あと、分解時にスイッチベントソレノイドのプランジャも落としたんだけど、1号の時にはそこにはバネが入ってたはずのような気がするけど、バネがない。
バネも落としたようだ。
外でやってたから、バネやら小さい球を落としたら、見つけるのは絶望的だ。
そうは言っても、ないと困るから、かーちゃんの手も借りてだいぶ探したんだけど、やっぱり見つからなかった。
日没も近づいてきたし、まいったな、と必死で考えてたら、たしか1号の赤帽エンジンのキャブがあったはずだ、と思い出した。
車庫の中を探すことしばし、無事キャブを発見し、部品を取ることができた。よかった〜。
必死だったから、写真も撮ってなかった。
アイドリング調整。
800±50rpmが規定値だ。
ためしにこないだのオッパマタコをつないでみたら、回転数は半分に表示される。
サンバーはデスビがあって、1気筒は2回転に1回しか点火しないからだ。
隣のシリンダーのプラグコードの影響か、はたまたIGコイルの影響か、メーターはエンジンからかなり離さないと、ありえない数値を示した。
結局車上タコで合わせたけどな。
精度のほどはわからない。
なんやかやあったけど、日没前になんとか復旧して、試運転。
急坂で試したら、少しは力強くなったような気がする。
ま、こんなもんか。
それにしても、作業の手が日に日に衰えてるのを痛感する。トシだから仕方ないんだけど、自分にイライラする。
もうだんだん、メンテは楽しみよりも苦行になってくるのかもしれないな。