車検整備、の続き。
SRX600の車検整備の続き。
これはフロントブレーキキャリパ。
ブレーキを握ったまま車体をピッチングさせると、カツカツ音が出るようになっきてていた。ステアリングヘッドは問題なかったし、どこからだろうと思っていたら、ここだったようだ。パッドのバックプレートが当たった跡が凹んでいる。
これは進行方向側、すなわち、取付状態で上になる側だ。
パッド側も、バックプレートのサイドの塗装が削れている。
つまり、パッド周りのわずかなガタの集積の結果、パッドがわずかに前後に動いて、キャリパに当たっていたんだな。
反対側も凹んでいる。
復活の時は気にしてなかったけど、4年前の記事の写真を見返したら、その時点でもう凹んでいたのがわかる。
まあ、普通に走っててブレーキ使ってもそんなにカツンカツンいわなかったから、パッドがある程度減って、バックプレートが凹みに入るようになったら音が出始めたんだろう。
実害はないと思うけど、気持ちいいもんじゃないな。
とりあえず、鳴き止めのグリスでも塗っとくことにしよう。
ブレーキ洗って、握ってみたら、4個のピストンの出方にずいぶんばらつきがある。
揉み出し。
この、ハンドルを固定できるキャリパピストンプライヤは、そうでないやつよりずいぶんラクだな。
全部が軽く回るようになってから、ピストンを押し込む。
組み戻し。
このパッドを抑えるスプリングには方向性がある。
小容量の油脂ケミカル類。
これらがないと仕事にならない。
フロントフォークのブーツをめくったら、摺動部はキレイ。
シリコンオイルで拭いておく。
安物ウインカーの付属ナットやスクリュは、雨の中走ってないのにサビサビ。さすが、品質悪い。
スピードメーターケーブルの被覆が少し傷んでいる。
ブチルテープ巻いて保護。
メーターケーブルのガイドの根元が割れている。
外してみたら、皮一枚でつながってる状態。
とりあえず、ゴムで困ったらシューグー。
皿タッピングで押さえる。
ビスの頭にもシューグー。
しぱらくもつだろう。
その他、エンジンオイルとフィルターエレメント交換、エアクリーナー交換、グリスアップ、各部調整等々、ひととおり終わってしまった。
あとは試運転で完成確認したいんだけど、外出自粛が強く求められている現状では、不要不急でない必要な作業だとはいえ、気が引けるなあ。