文:アリスン・マギー、絵:ピーター・レイノルズ、訳:なかがわちひろ『ちいさなあなたへ』(2008年4月10日主婦の友社発行)を読んだ。
“SOMEDAY” Alison McGhee and Peter H. Reynolds
始まりは
あのひ、わたしは あなたの ちいさな ゆびを かぞえ、
その いっぽん いっぽんに キスを した。
・・・
やがて
みちを わたるとき、 あなたは いつも わたしの てに しがみついてきた。
・・・
もっと たかく、もっと たかくと はずみを つけて、めまいが するほど
たかくまで、じぶんを ためすことも あるだろう。
・・・
あなたは ふりかえり、あんなに おおきかった いえが
とても ちっぽけに みえることに おどろくだろう。
・・・
そうして いつか ながい としつきの はてには、
あなたじしんの かみも
ぎんいろに かがやく ひが やってくる。
私の評価としては、★★★★★(五つ星:是非読みたい)(最大は五つ星)
女の子を持つお母さんが泣ける本だ。
でも、是非、おかあさんと子どもで読んで欲しい。子どもは小学3年生以上かな??
1ページ数行、全部でわずか20ぺージ足らずの本だが、老い先短くなったとき、歩んだ道を振り返らされる本だ。
子どもが生まれ、いろいろ乗り超えて、独立していき、子どもも親となり、やがて年取る。
そして
わたしの いとしいこ。
そのときには、どうか わたしの ことを おもいだして。
ルール違反でかなりの分量を書き出してしまったが、あっさりしているくせに、想いをつのらせる絵もある。