5月3日の「憲法記念日」、所用で「東急プラザ銀座」へ出かけた。
いつも休日は、若い人の邪魔になってはいけないと、近場か、家で過ごすのに、久しぶりにお出かけ。休日の10時頃とあって、電車の中に年寄りがほとんどいない! 若者が多く、派手な格好に目ぱちくり。
人波をスイスイ抜けていく、遠い昔の丸の内ガールの後を必死について行く。
東急プラザ銀座に着くと、開店の11時前なので長蛇の列。営業時間は、なぜか11:00~21:00 or 23:00
東急プラザ銀座の施設コンセプトは、「伝統工芸である江戸切子をモチーフに取り入れた外観デザイン」とあり、歩道の端から上を向いてパチリ。
近すぎるせいだろうか、どう見ても江戸切子には見えない。
3つある各エレベーターに長い列ができている。9階、8階の免税店専用エレベーターへの行列に並ぶ。
ようやく開店となり、うたい文句「都内最大の市中空港型免税店」へ入る。誰もいない、あれだけ並んでいた人は?
商品は、これで最大! しかも、化粧品ばかり。
ぐるぐると歩き回って、獲物が見つからなかったようで、Customer Roomで一休みしてから、ランチ処を探して10F、11Fへ。
驚くことにどのレストランも満員。とくに、11F「回転寿司 根室花まる」は長蛇の列。 10F「つるとんたん UDON NOOD…」は何と35組待ちでロビーに一杯の人。「つるとんたん」には一度入ったことがある。ロイヤルハワイアンセンター内だ。他より行列が短い免税店専用エレベーターに並んでいた人は、どうも9Fで降りてすぐ10Fに上がり、人気レストランに並んだのに違いない。
結局、ほぼ唯一並ばないで入れる11Fの「鳥と手打ち蕎麦 とり数寄」にした。年寄りらしくやっぱ蕎麦でしょう。
店内は空いていて、若者の姿は見えず。高い所好きな私はさっそく窓際に行ってパチリパチリ。
眼下には、右に行くとまもなく「西銀座通り」に変わる「外堀通り」。
この先で、「みゆき通り」と交差する。
右手前に「東京海上日動銀座ビル」(会社名が長すぎる!「東海動」にしろ)、左手外れが「Tokyo Downtown Ginza Scramble Crossing」。右に走る通りが「晴海通り」で、見えてない右からの「ソニー通り」がぶつかる細かい縞のあるビルが「みずほ銀行銀座中央支店」。
その手前にかってあった「ソニービル」は、白い覆いを被って改装中。2024年に完成予定の新・Ginza Sony Parkになる。
さすが高級そば店。箸に「とり数寄、GINZA TORISUKI」刻印。
私は「つけ京鴨蕎麦」。温かい蕎麦は中止とのことで、つけ汁だけが暖かく、蕎麦の上には小さな氷が乗っていた。しっかりした鴨肉が5切れも入っていて、味もよかったが、蕎麦の腰があるというより、硬く感じた。
相方は「天麩羅せいろ蕎麦」。蕎麦は天ぷらの下にある。蕎麦は固かったが、天麩羅はごく美味しかったとのことで、お下がりはなし。
二人で4,400円。まあまあの値段で結構でした。
一階に巨大なバッグ。アート? ディスプレイ?
外へ出て銀座三越へ、晴海通りを歩いて行くと、中央通りとの交差点の前方の信号が消えている。歩行者天国だった。久しぶり過ぎて、ポカンと眺めていた。
当時の美濃部都知事(懐かしい! あの長い顔、思いだす)の提唱で「歩行者天国」が初めて実施されたのは、1970年8月のこの銀座など東京の4か所だった。私は最初、当時激しかった交通事故で歩行者が亡くなって天国へ行くことかと思った(冗談です)。
ライオン像(重要文化財)の入口から入って、三越をウロウロ。B2の、温度管理のためにガラスで区切られたチョコレートの「JEAN-PAUL HEVINジャン=ポール・エヴァン」に入る。
名前を忘れてしまったが、マロングラッセに成る前の状態という栗菓子があったのだが、一個500円と高くて、それでも一個だけ購入。帰宅してすぐ写真も撮らずに食べてしまった、残念!
焼き菓子も3つだけ購入。上がオレンジ、下左がピスタチオ、右がハチミツ。
さらに、HOLLANDISCHE KAKAO-STUBE (ホレンディッシェ カカオシュトゥーベ) で有名なバウムクーヘンを購入。
この箱のマークを見た人も多いと思う。
ドイツには「モノづくり」の基準があって、中でもバウムクーヘンは、「油脂には必ずバターを使い、ベーキングパウダーは使わない」という伝統をホレンディッシェ カカオシュトゥーベは守っているという。
これもさっそく食べてしまった。
通常のバウムクーヘンとは味が違うことは私にもわかった。
結局、この日は11,000歩。渋谷駅内と、銀座線からの銀座駅内でたっぷり歩かされた気がした。