『地球新発見の旅 絶景の旅 未知の大自然へ』(2014年7月16日K&Bパブリッシャーズ発行)
この本の構成は、見開きで絶景の写真と、次の見開きがある場合は4,5枚の写真と概要説明、旅の予算と行程、達人の実体験メモ、さらに3枚目の見開きにアクセス、旅のお勧めシーズン、アドバイス、モデルプラン、オプションプランと地図と並ぶ。この3見開きセットあるいは2見開きセットで43スポットを紹介している。
あまたある絶景本と違って、この本はあこがれを実際に実現するための情報が提示されているのが特徴だ。つまり、モデル旅行プラン、予算、行き方から旅のアドバイス、ツアー会社、詳細地図が示されている。
私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お勧め)(最大は五つ星)
実際に絶景を求めて僻地まで行きたい人には★★★★★だろうが、写真を眺めるだけで十分という私には旅行プランなどは不要だ。というか、予算や工程の困難さを眺めるだけで、ため息が出る。
たとえば表紙の写真のノルウェーの「トロルの舌」など、傾斜40度の、下りは恐怖の階段を、1時間かけて登り、所要時間10~12時間の本格登山コースとあれば、読んだだけでくたびれてしまう。
以下、紹介されている絶景
1.レンソイス砂丘(ブラジル)/2.イグアスの滝(アルゼンチン/ブラジル)/3.ペリト・モレノ氷河(アルゼンチン)/4.マーブル・カテドラル(チリ)/5.ブルーホール(ベリーズ)/6.カーニョ・クリスタレス(コロンビア)/7.ウユニ塩湖(ボリビア)/8.カナイマ国立公園とエンジェル・フォール(ベネズエラ)/9.マチュピチュ(ペルー)/10.アンテロープ・キャニオン(アメリカ)/11.ザ・ウェイブ(アメリカ)/12.ホワイトサンズ国立モニュメント(アメリカ)/13.キャニオンランズ(アメリカ)/14.イエローストーン(アメリカ)/15.レイク・ルイーズ(カナダ)/16.アブラハム湖(カナダ)/17.ナイアガラの滝(カナダ/アメリカ)/18.フェアバンクスのオーロラ(アメリカ・アラスカ州)/19.ウルル(エアーズ・ロック)(オーストラリア)/20.ホワイトヘヴン・ビーチ(オーストラリア)/21.フランツ・ジョセフ氷河(ニュージーランド)/22.ミルフォード・サウンド(ニュージーランド)/23.ロック・アイランド(パラオ)/24.武陵源(中国)/25.九寨溝(中国)/26.盤錦の紅海灘(中国)/27.カッパドキア(トルコ)/28.パムッカレ(トルコ)/29.エベレスト(ネパール)/30.チョコレート・ヒルズ(フィリピン)/31.バイカル湖(ロシア)/32.モラヴィアの大草原(チェコ)/33.リーセフィヨルド(ノルウェー)/34.トロルの舌(ノルウェー)/35.ポストイナ鍾乳洞(スロベニア)/36.アイスリーゼンヴェルト(オーストリア)/37.プリトヴィツェ湖群(クロアチア)/38.ブライデ・リバー・キャニオン(南アフリカ共和国)/39.ラック・ローズ(セネガル)/40.ナトロン湖(タンザニア)/41.ナミブ砂漠(ナミビア)/42.サハラの白砂漠(エジプト)/43.ダナキル荒地(エチオピア)/