昨年後半頃からトランプ氏の異常な人気が気になり始め、今年の正月の「天邪鬼占い」で起こってはいけない5つの予測のトップに、「米国人の気が狂いトランプ氏が大統領になる」と予測した。そして先週インディアナ州の予備選で彼が共和党大統領候補になるのが決定的となった。昨年夏頃は冷やかし気味に記事を投稿したがまさかの現実になるとは。
今迄の世論調査に基づく大統領本選の予測では、ヒラリー氏の優勢は揺るがないように見える。だが、今年の初めは泡沫候補と思われ、最近まで共和党主流派のトランプ潰しが成功すると思われていたのに、その度に力をつけ生き残った力は侮れないと個人的には心配になって来た。とんでもない暴言で顰蹙を買う度に支持率が上がるのだから手に負えない。
こうなるとやはり、彼を支持する人達の方が気が狂っていると考え直したくなる。支持のベースは政策の中身ではない。主力支持層の低所得白人層の怒りが毎度指摘されている。しかも冷静な判断が出来ないほどに怒りが強いというのは説得力がある。だが、同時に心底馬鹿で判断能力に欠ける人達の合わせ技と私は感じる。やはり馬鹿の風が吹いている。
では誰がそんな連中の頭を冷やし冷静な判断が出来る様にすることが出来るだろうか。ヒラリーのような頭の良い人達が、理屈でトランプをやっつけるアプローチではダメな気がする。それでは肝心のトランプ支持層に届かないと思う。彼等のレベルに降りて行って感情で訴え、トランプを攻撃するスタイルでないと狂った人達の説得は難しいと思う。
オバマが大統領選はトランプが人気になったリアリティショーとは違うと強烈な皮肉を言ったが、多分トランプ支持者は好きな番組を非難されたように感じたはずだ。私は正攻法を避け「パナマ文書」にトランプ若しくは関連企業の名前を見つけるとか、彼が関わった合法的な節税法(富豪は何らかの手段でやってるはず)の詳細を調べ暴露することだと思う。
トランプの支持層はリーマンショック以来血税をつぎ込んで金持ちを救済する一方で、彼等は職を失い収入を減らされたことを許せないと思いメチャメチャ怒っている。これが盲目的なトランプ支持の理由だ。この種の情報は「トランプよ、お前もか」と一気に流れを変える可能性があると私は思う。彼等の怒りの震源地がここにある。
ということで、「誰がトランプを止めるのか」の答えは政策論ではなく、金融界の節税・脱税スキームと裏の業界情報通であると私は思う。真面目に政策論を戦わそうとすると、トランプの非常識な暴論が反ってきて判断力を失った人達の支持が増える事態になる。もしクソ真面目な政策論だけで戦う積りなら、クリントン陣営は作戦本部の人選を考え直した方が良い。■
今迄の世論調査に基づく大統領本選の予測では、ヒラリー氏の優勢は揺るがないように見える。だが、今年の初めは泡沫候補と思われ、最近まで共和党主流派のトランプ潰しが成功すると思われていたのに、その度に力をつけ生き残った力は侮れないと個人的には心配になって来た。とんでもない暴言で顰蹙を買う度に支持率が上がるのだから手に負えない。
こうなるとやはり、彼を支持する人達の方が気が狂っていると考え直したくなる。支持のベースは政策の中身ではない。主力支持層の低所得白人層の怒りが毎度指摘されている。しかも冷静な判断が出来ないほどに怒りが強いというのは説得力がある。だが、同時に心底馬鹿で判断能力に欠ける人達の合わせ技と私は感じる。やはり馬鹿の風が吹いている。
では誰がそんな連中の頭を冷やし冷静な判断が出来る様にすることが出来るだろうか。ヒラリーのような頭の良い人達が、理屈でトランプをやっつけるアプローチではダメな気がする。それでは肝心のトランプ支持層に届かないと思う。彼等のレベルに降りて行って感情で訴え、トランプを攻撃するスタイルでないと狂った人達の説得は難しいと思う。
オバマが大統領選はトランプが人気になったリアリティショーとは違うと強烈な皮肉を言ったが、多分トランプ支持者は好きな番組を非難されたように感じたはずだ。私は正攻法を避け「パナマ文書」にトランプ若しくは関連企業の名前を見つけるとか、彼が関わった合法的な節税法(富豪は何らかの手段でやってるはず)の詳細を調べ暴露することだと思う。
トランプの支持層はリーマンショック以来血税をつぎ込んで金持ちを救済する一方で、彼等は職を失い収入を減らされたことを許せないと思いメチャメチャ怒っている。これが盲目的なトランプ支持の理由だ。この種の情報は「トランプよ、お前もか」と一気に流れを変える可能性があると私は思う。彼等の怒りの震源地がここにある。
ということで、「誰がトランプを止めるのか」の答えは政策論ではなく、金融界の節税・脱税スキームと裏の業界情報通であると私は思う。真面目に政策論を戦わそうとすると、トランプの非常識な暴論が反ってきて判断力を失った人達の支持が増える事態になる。もしクソ真面目な政策論だけで戦う積りなら、クリントン陣営は作戦本部の人選を考え直した方が良い。■