かぶれの世界(新)

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

オープン・マリッジ?

2012-01-20 12:06:06 | ニュース

たった今、ニュース速報が入ってきた。共和党大統領候補のニュート・ギングリッチがオープン・マリッジを前妻に求めたという言説を否定するディベートを始めた、詳しくは今やっているCNNテレビを見ろという。オープン・マリッジ?何?

ニュース速報は続けて彼の3番目の妻がABCに応えて、この前下院議院議長は不倫を発表する前に、2番目の妻に離婚かオープン・マリッジのどっちかを取れと迫ったという。早速、テレビを見たが共和党大統領候補の討論会は次のトピックに移っていた。

それにしても、オープン・マリッジって何?

この言葉は聞いたことがないし、日本語にもなっていない。こういう時はWikipediaを見るのに限る。昨日のニュースを聞いて心配したが、幸いクローズしていなかった。長々と解説があったが、最初の数行で意味は理解した。パートナー(妻)と了解済みで不倫と見做されずに第三者と性的関係を持つことだという。

理解はしたが、大統領選の候補者選びでこんな話題をするとは米国も落ちたもんだと思った。それとも、今は時代が変わって米国もフランスみたいになったのだろうか。私はそうは思わない。特にキリスト教右派の影響の強い共和党はますますギングリッジを支持しにくくなったと思う。

次の予備選サウスカロライナでニュートは敗れ、大統領候補選から撤退する時期が近づいていると私は予測する。■

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

核の二重基準

2012-01-19 16:23:28 | ニュース

福島、関東、西日本の53家族の食事に含まれる放射性セシウム量を調査した結果を今朝の朝日新聞は報じていた。平均で3食あたり福島は4.01ベクレル、関東0.35ベクレル、西日本は検出されずだったらしい。原発事故からの距離に応じた結果で、福島の最悪値でも国の基準値を大きく下回ったという。

今月5日に投稿した「朝日の変心」で書いたように、この記事も過剰に不安を煽ることなく客観的にデータで説明し伝える姿勢を感じた。即ち調査結果は自然界の放射線よりはるかに低いと専門家の談話を載せ、60年代の核実験の影響やチェリノブイリ原発事故時のデータを示し、読者が知りたい情報を網羅した上で判断できる内容になっていた。

私は、この記事自体は大変良くできた内容だったと思う。だが何を重要と感じてニュースとして取り上げるかという点で、ダブルスタンダードがあると感じざるを得ない。それは二枚舌と言った意図的な使い分けではないが、無意識下での偏りとでも言うものだ。又、朝日だけの問題でもない。

指摘したいのはイランの核開発問題だ。欧米は原子力発電では不要なレベルのウラン高濃縮を進めているとしてイランを非難し経済制裁を断行する構えだ。イランはこれに対しホルムズ海峡を封鎖して対抗すると警告し強硬姿勢を貫き、世界的な危機に発展する恐れがでてきた。

一方国内を見ると、紛争が拡大すると石油が止まる心配のニュースばかり流れる。事あるごとに世界唯一の被爆国といい原爆反対を主張する団体やマスコミが、イランが核保有国になり過激派の手ににわたる心配はしないというのは凄く違和感がある。

これでは核廃絶とか原発反対と尤もらしく大声で言っても、心配なのは結局手前のことだけだろうと言われても反論出来ない。更にもう一つ、私の記事「東電の放射能でなければ放射能にあらず」(2011/10/19)に書いたように、東電の原発事故以外の理由で生じた放射線は、同じ放射線で有害でも無視されてニュースにならない二重基準だ。

何故かこの国では核に関ると基準が二つ出て来る。それ程ショックが大きかったのかもしれない。福島の人達がそうなっても非難は出来ないが、マスコミに煽られていつまでも国中が二重基準で揺れ動くことはない。恐れを取り除き読者や視聴者に冷静な判断材料を提供する、そこまで朝日は変心して欲しいと願う。■

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

閑話休題

2012-01-17 14:35:53 | 日記・エッセイ・コラム

インドからの手紙

インドの友人から今頃になって年賀状が届いた。彼とはシアトルで会って一緒に働いて以来、カリフォルニア、日本と職場を同じくした。私が早期退職後、彼は会社を移りマレイシアのペナンで働き、数年前から祖国のインドに戻ったようだ。

カードの写真を見るとふっくらした体つきになり年月を感じた。最後に会った2003年の写真で幼児の体つきの子供達が背が伸びて、父親を追い越し更に大きくなりそうな勢いを感じて驚いた。彼と知り合って15年余りだが、その間に会社を移りアメリカ、日本、マレイシア、インドと渡り歩いた。結果的にその時々経済が成長している国を辿り、今インドの盛況を彼は予想していただろうか。

レニア

彼と一緒に働いた90年代半ば頃の6月から9月になると、週末はシアトル郊外にあるレニア山麓のハイキングに出かけた。この時期は雨季が明けて爽やかで暑すぎず最高の季節になる。それ以外は殆ど雨が降る土地だが、この夏だけのためにここに住むという人が沢山いた。夏休み休暇は旅行する為ではなく、地元にいて最高の季節を楽しむためにあるという。

昨日のNHKハイビジョンテレビの看板番組グレートサミット「レニア」を見た。富士山より一回り大きい雄大な山麓と美しい自然を思い出した。番組クルーはガイドの助けを借りて、登山口のパラダイスから登り始めた。私も通常はそこまで車で行き、登山靴に履き替えリュックを背負って上り始めたものだ。標高2500mの登山口より上は夏でも雪に覆われ、途中から氷河の上を歩くがキャンプミュアまではアイゼンやピッケルなしでも何とか登れる。

番組では一般の登山ルートから離れて二スカリー峡谷を渡り、急峻で不安定な氷河やアイスフォールを上って行った。昔通い慣れたハイキングルートとは全く違う厳しい山の様相を見せていた。レニアは遠目に美しく日系人からタコマ富士と呼ばれていたが、登る途中や山麓のハイキングでも山頂が見える特典があり疲れを吹き飛ばしてくれた。だがもう登ることは出来ないだろう。

調子に乗っている?

朝刊を読むと内閣を改造した野田首相は何だか吹っ切れたように強気の発言を繰り返していると報じられている。発言が勇ましくなってきた。「やり切ることなくして日本と国民の将来はない。やるべきことをやりぬいて民意を問う」と解散総選挙をほのめかし、日本経済新聞は社説で「世界的な財政・金融不安への危機感や日本の将来世代への責任の共有」と応援している。

だが、朝日新聞の政治欄を見ると難航している様子が浮かび上がってくる。建前と現実の差だ。「岡田副総理の言動がもう突出し始めた、政策の仕切り役から野党との調整役にまで意欲を示す」という。しかし野党は冷ややかで公明党幹部の言葉を借りて「ちょっと調子に乗っている」と批評抜きで伝えている(発言に同感しているように)。だが、そんなこと言ってる場合だろうか。

能天気で行こう

「一体改革」は国の最重要政策でありその実現に政治生命をかけ意欲を見せる首相や副総理に対して、手続き論だけで「調子に乗っている」と言い捨てる政治家とそれを面白がって伝えるマスコミの見識の無さにあきれ気分が悪くなった。昼時に見たニュースバラエティ番組はもっと酷く、政策の内容に時間を割かずドジョウ首相とカエル副総理の相性を熱弁する連中を見て腹が立った。

今朝方、証券会社アカウントマネージャとマーケット動向について意見交換した。「ギリシャがいよいよ危なくなってきた、ギリシャ破綻とユーロ離脱に備えて金融機関は準備をしている」と聞いて背筋に冷たいものを感じた。上記の連中は日本だけは例外と思っているのだろうか。だが、良く考えればバブルが弾ける直前までジュリアナの馬鹿騒ぎに乗った人達だ、一々目くじらを立てる方が馬鹿かもしれない。■

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野田改造内閣と世論の不幸なすれ違い

2012-01-15 20:40:38 | ニュース

新聞と世論の乖離

野田改造内閣を受けて主要新聞社は一斉に世論調査を実施した。下記のように野田内閣の支持率は横ばい、社会保障と税の一体改革としての消費増税は反対が上回り、先行き厳しい政権運営を予想させるものであった。

          支持     不支持  消費税賛成 反対
日本経済新聞 37%(36%) 53%(53%) 42%  46
朝日新聞    29%(31%) 47%(43%) 34%  57
読売新聞    37%(42%) 51%(44%) 39%  55

社会保障と税の一体改革に首相が政治生命を賭け、3主要新聞は強く支持しているが、世論は必ずしもそうではないことが鮮明になった。新聞と世論の意見の乖離は珍しい。購読者の過半数を占める新聞と異なる世論がどのようにして作られたのだろうか。世論形成プロセスがどう作用したのか、今後予想される政局から総選挙までにどう影響するか大変興味ある。

野党が世論にリードした?

政策を脇に置き政局中心に物事を考えれば、事前協議を拒否する野党の自公両党だが、今回の調査では支持されてない。かつて消費税10%を掲げて戦った自民党が今は反対している状況が評価されていない。仮に政権交代しても自民党が消費増税を唱えるのは国民を馬鹿にしている。

それでは政策論に立ち戻ると、消費増税はマニフェスト違反を主張する党内野党の小沢グループの動きが共感を得て、内閣支持率を低迷させたのだろうか。だが彼らの殆どは選挙に弱い若手の議員で、目先の選挙しか考えない反対と揶揄されており世論に影響力を与えたとは思えない。小沢氏本人は裁判中の身であり、むしろ影響力の低下が報じられている。

やっぱりテレビの影響か?

とすればもう一つのマスコミ、テレビが世論を形成したのだろうか。最近、消費増税を一体改革の一環と見てその是非を議論する報道が出て来たように感じていた。識者と視聴者が参加して時間をかけてじっくり議論させる特番を組んだNHK、専門家に欧州危機と日本の財政を比較させ消費増税の問題を考えさせる民放のニュース番組などである。一方的な賛否の垂れ流しではない。

だが、テレビ報道の大勢は新聞の危機感を共有していないようだ。例えば、今朝のニュース番組サンデーモーニング(TBS)では、司会者やコメンテーターの中で系列の毎日新聞の社説が主張するような危機感を示したのは大宅映子氏だけだった。コメンテーターの選定が偏っていると感じたが、冒頭の世論調査結果とより近い選定だとTBSは言うかもしれない。

危機感が共有されてない

私は一体改革支持派だから言う積もりではないが、ニュース番組に登場する人達は危機感が足りないように感じる。その危機感を共有すれば国民は賛成に回ると思う。最近でも大震災後の電力危機に対し、日本国民が整然と取り組んで乗り切り世界を驚かせたばかりだ。

私はまだ世論に切羽詰った危機感が無いのが、世論調査結果に現れたと感じる。危機感を持てないのは今迄のマスコミ、特に上記のようなテレビ報道の影響が大きいように感じる。欧州危機を自らに当てはめて考えるには複雑な抽象思考が必要だと思う。特別な場合を除き、白か黒かの単純な議論でないと世論は理解できない恐れがある。

民主主義の課題

しかし、単純に世論を非難出来ない。問題が具体的な形で現れて庶民が痛みを感じるまで、危機は理解されない、若しくは理解したくないというのは世界史上珍しいことではない。それどころか直近の出来事でも、リーマンショック時の財務長官だったポールソンは回顧録でこういっている。

「危機が訪れない限り困難で重要な動きは実現されない。・・・何年も前から大勢が警鐘を鳴らしても議会が改革法を成立させたのは間一髪のタイミングになってから・・・集団での意思決定プロセスを改善する道を探り出す必要が・・・」 もしかしたら民主主義の永遠の課題かもしれない。■

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高齢化の時計(12)

2012-01-14 23:11:54 | 日記・エッセイ・コラム

昨年末から高齢化の時計は1分も進んでない、少なくとも自覚症状では。気分的にも。

再開後今日で二度目のバドミントン練習は甘くなかった。ゲーム練習の勝率は3-4割というところ、ガン騒動の前に戻った。ということは、このクラブで練習を続けてもいいと都合よく解釈した。私がミスをしても、パートナーにゴメンと言われるのは辛いが、それ程頻繁でもなかった。

動体視力は落ちたが、若い人の早いスマッシュでも予想した時はチャンと返せる。筋力が衰えた今では、早いスマッシュを受ける方が相手の力を利用して切り返しができる。鋭い返しで油断した相手を驚かせることも出来る。フォアのリターンは苦手だが。

だが、打つ直前に一瞬タメを入れられてフェイントがかかると身体が反応できない。動きの急な変化で膝がフニャっとなって付いて行けず、何度かヒヤッとして動きを緩めた。勿論、気付かれないようにした積りだ。汗をかいた後シャワーを浴びて自宅でゆったりくつろぐのは最高だ。

来月後半に田舎に行き、がんセンターで再検査を受けることにした。確定申告を済ませてからとなると、どうしてもこの時期にせざるを得ない。それにあわせて、その他の日程が自動的に決まる。昨年来持ち越しになっていたインターネットの光化工事とか車検とか予約を入れた。

その後、体調に特別変化があるようには感じない。一つ気になるのは、言葉を捜して会話が止まったり、文章が書けなくなる頻度がめっきり増えた気がする。実は記憶劣化だけではない。文章脳ドリルと右脳ドリルを100円ショップで買ってやってみた。まだ途中までだが、図形認識がひどく遅いようだ。5分の設定の問題に20分かかってしまう。

最近米系の保険会社から医療保険を加入されることが多い。既に加入済の保険に追加を勧めるものだ。何れにしろ、来月の検査結果でPSA値が1桁半ばに戻れば無罪放免、時計を思い切って戻せる。その時保険を考えよう。それまでの1ヶ月は時計を止めたままにしておこう。■

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする