かぶれの世界(新)

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東京郊外の風景2020(2)

2020-03-12 22:20:27 | 日記・エッセイ・コラム
安倍首相の休校要請が出てから2週間の間に私の身の回りの風景は微妙に変わった。毎日コースを変えながら散歩を続けているが、全体的には着実に人通りが減った。電車の乗客も減り、7-8割の人はマスクを付けている。ただ例外もある。公園で見かける子供の数が増えた。多くは小学生、何故か女の子達だ。いつもは全く人影のない団地でも子供達の姿を見かけた。

路地裏通りで道路工事の老警備員(多くは老人、たまに女性がいる)に挨拶して交通量の変化を聞くと、朝の通勤の車を除けば交通量が大幅に減ったという。昼間遊歩道を散歩している人達は、私の様な老人が多く変わらない。土曜日の朝、制服を着た幼稚園生と母親の姿を見た。聞くと幼稚園でお節句のお祝いの集まりがあるという。幼稚園もそれなりに工夫してやってるんだ、ご苦労様と思った。

定かではないが掛り付けの医院は何だか患者数が減ってうら寂しく感じた。馴染みの看護婦さんに聞くとやはり患者さんが減っているらしい。新型コロナウイルスの院内感染が連日報じられているので、老人患者が多いこの掛り付け医には患者が不必要に行かないよう気を付けていると思った。結果として薬局に行く人も少なく、これまた馴染みの薬剤師さんに時間をかけて薬の説明を受けた。

一方、食料など日々の買物をするスーパーでは買い物客が減った感じはしない。私の様にマスクをかけてない人達も結構見かける。買い物に行く途中に通る税務署に確定申告を提出する人や車の数が例年に比べると少ない。いつもだと駐車場に向かう車の列が道路にはみ出しているのだが、今年は全くないのだ。私は逆に混乱するだろうと予想し早めに提出したので、例年より早く今日還付金が戻って来た。

驚いたこともある。多摩川堤防の上の遊歩道を走るランナーの数はそれ程変化ないと思う。だが、河川敷上でテントやバーベキューをする人達は増えたような気がする。エッ、こんな寒い時に多摩川でバーベキュー!? 昨今は非常識という訳でもなさそうだが、私には驚きだった。■
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過ぎたるは猶及ばざるが如し2020

2020-03-11 20:01:05 | ニュース
新型コロナウィルスの感染が韓国で急増し始めた頃に、同国での検査数が日本と桁違いに多いと報じ、それを理由に政府対応の問題を指摘するいわゆる「素人コメンテーター」の姿をTBSやテレ朝等でよく見かけた。その影響を受けたのか我が家の食卓の会話で、家内は検査数を日本の感染者数が少ない理由に挙げていた。

私も疑問に思いながらも、日本の専門家が考えた末に総理に提案するには訳があるはず、意図的か不明だがテレビで語られてないという気がしてた。1万人前後の感染者がいるイタリーや韓国の死者数が日本に比べ多いのが考えるもう一つの鍵と思ったが、日本の優れた医療システムで片付けられたが疑問だった。

だが、イタリーの感染が急速に進み全土で移動制限が発動されて、遂に日本のマスコミも同国の詳細な感染状況を報じ始めた。理由は意外にも簡単だった。イタリーは数年続いた財政危機をEUの求めで医療費削減を進め、医療機関を大幅に減らした。そこに感染検査をバンバンやって軽症者が病院に溢れ機能不全にした。

それを聞いて私は理解したが、トイレットペーパー騒ぎと同じメカニズムと思った。SNSの偽情報がテレビで全国に拡散され不安を煽った。現実にお店にトイレットペーパーが無くなると困るので主婦は動き、私も家内に頼まれお店に行ったのと似てる。民衆が我も我もと求めて検査し元気な陽性患者が病院を占拠した訳だ。検査数が少ないのを韓国と比較し「感染隠し」と非難した「素人コメンテーター」とメディには猛省して貰いたい。

今日の日本経済新聞の矢野編集委員によると、疫学的には今回の様な治療薬のない新型コロナウィルスの場合には検査数を増やして医療現場を混乱させてはならない。感染の全体像をつかみ感染防止策を探るなど病気から社会全体を守るが公衆衛生の発想だという。イタリーは真逆な対応をした。

イタリーの例は正に「過ぎたるは猶及ばざるが如し」だった。それでは、一部素人コメンテーターが絶賛した韓国の医療システムはどうなのかか、イタリーの様に医療システムが崩壊しているというニュースは聞かない。死者数が相当数あるという以上は分からない。日本の取り組みが的を得ているのか参考になるだろう。

日経の別の記事では加えて、イタリーを訪れる中国人観光客の多さ、明るく友好的な国民性等を上げている。だが、悪いことは何もないと私は思う。むしろ上記記事の様に、「感染していない証しを求める「安心検査」への拡大は、医療現場の新たな混乱を招くだけ」と感染症の専門家の声こそ極めて重要だと思う。

CNNによると米国では感染者数が一気に1000を突破し、日本と同じように検査数が足りないことを非難する市民の声を報じていた。米国で同じ混乱をが起こらないよう祈りたい。個人的には死者数が増えたワシントン州シアトル郊外のカークランド市に隣接する街に住み、何度も彼の地を訪問した。世話になった友人もいて心配だ。■
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高齢者講習に参加して

2020-03-10 20:49:45 | 資格・転職・就職
6月の運転免許証の書き換えが近づき、最寄りの自動車教習所で高齢者講習に参加した。3年後の更新時に75才を超える人は講習に参加することになっているという。義務ではないが更新手続きが面倒になるという。私はとんと知らなかった。コロナ勃発以来初めてのことだが、行き帰りの電車と受講時にマスクをした。

受講者は6人で当然ながら全員私の年代。「ウワッ、こんな年寄り」と何時ものように独りよがりに思ったが、見かけは私はもっと老けていたかも。講習は2時間で内容は①テキストを使って道交法と高齢者運転の問題の説明、②実技、③視力測定を行った。受講者3人に先生1人が決まりだそうで、初老の先生2人に教わった。

最初に試験ではないあくまでも講習だと念押しされた。実技テストは半年ぶりのノロノロ運転で何度かミスったが助言も全くなし。気付いたのは、免許を取るための教習中の車が殆ど見当たらなかった。聞くと免許証をとる若い人が減ってるのだそうだ。私の実家のある田舎では他に選択肢がないからそうはいかない。

実技テストのため同乗した2人の受講者は運転慣れしている感じだったが、信号が変わる直前とか車線変更時に対向車に気付かず教官に急ブレーキを踏まれた。だが、ノロノロ運転の私は何かある度に車を止めて質問するものだから、急ブレーキを踏まれることもなかった。良いのか、悪いのか。でも、試験ではなかった。

視野測定では、田舎にいる時に交差点で右側から来る車を見落とした経験があったので気にしていた。結果はその通りになった。視野角は右82度、左94度でバランスが取れてなかった。いつも斜めから物を見ていることになる、と教官に言われた。気になたのは鏡に映る目が時々消えることだったが、教官も分からなかった。

自信があった動体視力は残念な結果になった。静止視力が1.2、動体視力が0.3。絶対値は良いのだが問題は両視力の差で(私は0.9)、この差が少ない方が良いのだそうだ。趣味のバドミントンのスマッシュレシーブは動体視力が鍵だと思っていた。私はスマッシュレシーブは年齢の割に優れていると自負していたが、実は違った。

講習が終わり高齢者講習修了証明書を頂き自宅に戻った。これで6月に免許証は更新できる。だが、4月から秋まで田舎の実家に滞留予定なので、警視庁の担当に田舎で更新できるか電話して聞いてみた。条件が3つあってあって 、私の場合違反がありダメらしい。だが、担当女性の声が可愛くて目的は果たした?■
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新型コロナウィルス報道の二重基準

2020-03-09 20:48:41 | ニュース
新型コロナウィルスの世界的な感染状況が連日報道され、このところ朝夕の食事時はテレビに吸い付けられた様に見る。私達高齢者夫婦の注目するところは、感染数や死者数の推移と感染経路がどうか、日本と各国の差異といったところだ。残念ながらマスコミが報じる基準が異なり理解に苦しむことが多い。

以前から指摘されている様に、クルーズ船内の感染数と国内感染数を一緒くたにして報じながら、一方で学校休校などの政府の対応策の効果を論じている報道があるのは理解できない。対応策は100%国内感染向けで、その効き目がどうか重要な指標になる、報道の基準は何なのか混乱させる為ではないはず。

ここに来て主要な感染経路としてライブハウスやスポーツジム等の「クラスター」が注目されている。安倍首相の休校要請時に出て来た概念は的確だった。少なくともこれを潰せば事態を改善出来そうだと私も思った。その後、感染経路が解明された時には、既に全国で感染を広げていたのは残念だったが。

そこで気になるのがこの数日間イタリー・フランス・ドイツなど欧州で感染者数が急増し、あっという間に日本を追い越したことだ。報道では何が起こったのか、各国は感染経路を理解しているのか、日本と同じなのか分からない。日本の取り組みを非難する海外の記事は紹介したのに、欧州各国の感染急増の分析(これこそ重要)を報じないのはおかしい。欧米のメディアは自国の対応をどう報じているのか。

死者数について国によってバラツキが大きいのも非常に気になる。日本の死者数比率が少ないのは見かけ結構なことだが、報道では日本の医療事情が良いからと簡単に片付けている。それなら韓国の検査数が多いから感染者数が多いという理屈では、死者数も多いという説明は成り立たない。

今後は欧州に比べ米国も感染者数が増える恐れがあると報じられている。私も同感だ。米国の感染者数が増えると世界は大事になる。既に市場では先取りして大幅に値を下げている。報道の二重基準という観点では、個人的にはサンフランシスコのクルーズ船の全員検査がどうなるか注目している。21人の感染者検査結果のあと全く報じられないのは怪しい。日本の教訓は生かされているか、マスコミはどう伝えるか。

クルーズ船はオークランドで乗客を下船させる予定と今日CNNは報じたが、ニューヨークタイムズなどメディアが今後どう報じるか注目している。他国と自国では真剣さが違うかもと思う。その時日本はどうか?米国の場合は州ごとに対応策が異なる可能性が高いので、その効果がどうなるか注目される。■
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腰痛と歯痛に付き合う

2020-03-08 14:48:54 | 健康・病気
先日延期した高尾陣馬縦走往復を昨日再チャレンジする積りで準備していたが、朝起きると喉がカラカラに乾燥してそれ以上に根拠はないが悪い予感がしてた。腰痛は100%ではないがほぼ以前の状態に戻った。しかし、時期が時期だけに山歩きを再度中止した。

腰痛について記事を投稿してから1週間余りの間、試行錯誤を続けた。ネット販売や近くのホームセンターなどで畳を探したが、ベッド専用のものも含め半畳単位でしか売ってなかった。現在使っている折り畳み式ベッドだと腰のあたりが沈むと予測し、最終的に買ったのが押し入れに布団を収納する為の簀の子(スノコ)だ。

1000円余りと安価なので効果がなければ使わなければいいという、ケチな私らしい判断だった。それでも最適な使い方に到達するまでに時間がかかった。最初はベッド・スノコ・合板・マット・敷布団にしたがしっくりこなかった。そこから迷走した。次にベッドと敷布団の間にスノコ・マット・合板を挟むと背中が拷問されたように痛く、深夜にスノコ・合板・マットに変更した。しかし、拷問から寝心地の悪いせんべい布団に変わった程度だった。

私が合板に拘ったのはなるべく平らで腰が沈まない布団の上で寝た方がいいと思ったから。他に選択肢が無くなりシンプルにスノコ・マットをベッドと敷布団に挟んで見ると今までになく寝心地が良くなった。だが、それでも多少の違和感があった。思いついて枕を外して脇腹辺りに置くと、以前と同じ程度に眠れた。それから3日経った。

結論から言うと、シンプルにベッドとマットの間にスノコを入れ、枕をしないで寝ればよかった。だが、ずっと使ってきた合板を使い続けようと拘り時間がかかった。家内が言うには、以前も寝心地が悪いて言って枕を外して寝てた時があったという。年をとって記憶力と頭の回転が悪くなり無駄なことを繰り返した気がする。

腰痛の改善を測る目安になったのが毎朝計る血圧だった。寝心地が悪く腰痛があった時は、普段より血圧が上り140台になったが、改善してくると120-130台に下がった。ただ、同じ頃に歯痛を抱えて治療を受けていたので2つの要素が混じっている、どっちのファクターが効いているのだろうか。

懇意の薬剤師さんは痛みに直結して血圧は上がる。カミさんと喧嘩しても上がる、と冗談に切り返された。30年前にボストンのオフィスと深夜にテレビ会議で大喧嘩し、血圧が200近くに急上昇したことがある。そう言うと、彼女は若い時と今とでは同じ血圧でも危険度が全く違うと厳しく言われた。もっともだが… ■
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