一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

逡巡の沖縄旅行2015・1「石垣島に入る」

2015-08-16 23:55:54 | 旅行記・沖縄編
浜松町でやや時間を食ったが、モノレールは14時36分の空港快速に乗ることができ、14時55分、羽田空港第2ビルに着いた。
すでに旅行は始まっているので、たとえ東京でも旅行貯金はできるが、羽田空港には、「第1」にしか郵便局はない。よって、今日の貯金は諦める。
搭乗手続きをしたが、我が飛行機は15時00分に遅延とのこと。那覇着の定刻は17時15分で、石垣への乗り継ぎ便は17時45分だから、那覇着が17時30分になれば際どいことになるが、同じANAなので、待ってくれるだろう。
それよりちょっと失敗したと思ったのは、そんなに急いで石垣へ向かわなくてもよかったということ。同じ夜なら石垣より那覇の方が楽しいわけで、せめて13日朝の石垣便ぐらい照会するべきだった。
結局、私はどうやっても後悔するのである。バカは死ななきゃ治らないのだ。
ともあれANA475便に搭乗する。お盆の書き入れ時なので、スッチー(客室乗務員)も多い。7、8人いたろうか。若手が多い気もして、スッチー総動員の感がある。が、満席というわけではない。私は中央4列のいちばん左の席だったが、右の2席はいなかった。やはり時間帯が中途半端なのだろう。
沖縄便といえば機内販売に「ハーゲンダッツアイスクリーム」がある。もし機会があれば買おうと思う。
飲み物を提供してくれたスッチーは、藤田綾女流初段と上田初美女流三段、それに室谷由紀女流初段(の輪郭)を合わせたような美人だった。これだから旅はいい。
ハーゲンダッツは買いそびれ、飛行機は17時34分に着陸した。ここから石垣への搭乗手続きもあるからギリギリだが、なんと石垣便も15分遅れていた。
これで私(たち)は難なく、石垣便に乗り継ぐことができた。
こちらはソラシドエアとの共同運航。すなわちソラシドエア所有の機体で、機内誌も変わる。
ここで飲み物をくれたスッチーは、やはり藤田女流初段風味だった。藤田女流初段はスッチー顔なのかもしれない。
19時04分、「南(ぱい)ぬ島石垣空港」着。2年前に開業した新石垣空港は敷地が広大になったが、石垣市街から離れたので、バス連絡に時間がかかるようになった。
すなわち次のバスは19時15分だが、石垣バスターミナル到着予定は20時02分である。直行便はもう少し早いが、昔は普通便でも20分で着いた(もっとも、たるんだ運転手が同区間を40分もかけて走ったことがあったが)。
車中で今夜の宿を探すが、1件もヒットしない。まさか昨日のビジネスホテルがラストチャンスだったとは…。ブログなんかやってなきゃ、すぐに予約を取ったのに…。
バスはターミナルに着いた。これからバスの旅を行うなら、ここで「5日間フリーパス」(2,000円)を買えばよいが、今回は普通に540円を払うしかない。今のところ私は、新石垣空港の恩恵を受けていない。
ともあれ2年ぶりの石垣島だが、とりあえず夕食である。石垣に来れば必ず寄る軽食喫茶「パピヨン」に向かう。
店に入ると、いつものママさんがいた。しかし「ご飯物は(今日は)終わりました」とのこと。カツ丼セット(650円)でお腹を膨らませたかったのだが、誤算だ。で、スパゲティーセット(700円)を頼んだ。しかしこれ、どうしてカツ丼セットより高いのだろう。よく分からぬ。
スパゲティーは、挽き肉が入っていて、ミートソースのようだった。味は可もなく不可もなくだが、私はこの雰囲気が好きなので、それ以上は求めない。
もう少し胃に入りそうなので、市役所前にある「ひらのや」に入る。ここは八重山諸島には珍しく、本格的な日本蕎麦を食べさせてくれる店だ。とくにランチセットはリーズナブルで、1回食べたらやみつきになる。
この時間はさすがにランチはやってないだろうから、ざるそば(600円)を注文する。しかしこれ、もりそばと同額なのがよく分からなかった。
出されたざるそばは、もちろん美味かった。東京なら行列が出来る味で、これが八重山で食べられるとはうれしい。最近は旅先で馴染みの店が相次いで閉店したが、ここはいつまでも続いてほしい。
石垣島に来たらもうひとつ、「A&W」にも入りたい。ここは1963年創業のアメリカンなファーストフード店だ。石垣港の前を行って、戻って、また行く感じだが、幸い時間はたっぷりあるので、構わない。店に入って、ルートビアのSと、スーパーフライのSを頼んだ。
そのルートビアを飲むが、薬のような味が美味かった。
ここで改めて、今日の宿泊場所をスマホで検索する。しかしどこも満室だ。すなわち、昨日見たホテルがラストチャンスだったということだ。次善の策は、ネットカフェである。ここ石垣市にも何軒かあり、うち1軒は「アイランド@ishigaki」といい、宿も併設している。しかし宿のほうは満室だった。
ネットカフェは、ナイトパックがあるが、これが最長8時間(1,980円)で、しかも午後10時より受付開始だった。だからA&Wで時間を潰すのに好都合だった。
A&Wを出て、そろりそろりと歩く。アイランドへのチェックインが遅れれば、その分チェックアウトの時間が遅れるので、遅ければ遅いほどいいのだ。とはいえこの行為がいかにもバカバカしく、いい大人のやることとは思われない。
アイランドに入ると、ありがたいことに「ナイト12時間パック」(2,980円)があった。これで明朝6時過ぎに追い出されずに済む。
イス席からフラット席に移させてもらい、ブログを更新して横になる。慌ただしい1日が終わった。
(つづく)
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逡巡の沖縄旅行2015・0「羽田に行くまで」

2015-08-15 00:12:37 | 旅行記・沖縄編
ここ数年の私は、仕事の問題と家の問題その他もろもろで、全然気分が晴れない。今年のお盆休みは沖縄へ行く気持ちすら起こらず、切符の手配さえしなかった。夏休みにアクションを起こさなかったのは、社会人になってから初めてである。
11日(火)、耳鼻科へ薬をもらいに行ったら、そこの女医さんから、「今年は石垣島へ行かないの?」と聞かれた。「イエス」と答えるしかないが、女医さんの残念そうな表情を見ると、行かねばならぬ強迫観念にかられてしまう。
しかし、移動手段が空路しかない沖縄では(フェリーがあるが、現実的ではない)、帰りの便が取れそうになければ、断念するしかない。実際4年前は帰路のチケットを取らぬまま渡沖して、帰りにヒドイ目に遭ったのだ。
念のため女医さんにオススメのスポットを聞くと、「知床」と言った。
その夜、私はネットで、飛行機の北海道便を調べてみた。行って行けないことはなかったが、念のためANAの沖縄便も調べてみた。私はANAの株主なので、優待券を使うため必然的にそうなるのだ。が、11日、12日の那覇行き最終便はいずれも満席だった。まあ、そうであろう。
ところが12日の昼便を見てみると、14時45分発の那覇行きに空きがある。しかもそれに接続する石垣行きまでが、「早割1」で1席空いていた。これは10,300円で株主優待より安く、涙が出そうである。
さらに16日(日)帰りの便を見ると、那覇→羽田の夜便ラス前が、これまた奇跡的に1席残っていた。これは、私に沖縄へ行け、という神のご意志に思われた。
行きの時間がやや中途半端ではあるが、贅沢は言えない。以上3つをすべて予約し、急遽沖縄行きが決まったのだった。
今回ももちろん宮古島へも行くが、石垣→宮古→那覇の飛行機は、現地で予約するしかない。
また宿のほうは、12日の石垣島に4,800円+税のビジネスホテルがあったのだが、PCの貸し出しがあるか確認できず、これは保留とした。
5日間家を空けると、相当なテレビ番組を予約しなければならない。とくに沖縄では相部屋の民宿やユースホステルに泊まるから、テレビを観る機会はないといってよい。しかし我がブルーレイのハードディスクも容量が残り僅かで、数十時間も録画できない。それで、本当に見たい番組だけ予約しておいた。
これで沖縄へ行くばかりとなったのだが、12日の昼前に弟から、午後から娘と息子を連れて遊びに行く、との連絡があり、おかしなことになった。
めいは10歳、おいは7歳でとてもかわいい。2人とも私を好いてくれていて、私が昨年沖縄行きを止めたのは、2人が泊まりがけで遊びに来ることを知り、その遊び相手を優先させたからであった。
そう、これだけの理由で、私の沖縄旅行は19年連続でストップしたのだ。
だが今回はどうか。すでに行きのチケット代をネットで入金し、今しも出発せんと準備を整えてしまっている。さすがに沖縄へ行くよりない。私は午後1時前に家を出たが、後ろ髪を引かれる思いとはこのことだった。
山手線に乗る。しかし…と思う。現在おカネを払っているのは、行きの2便だけだ。帰りの便はまだ入金してないし、宿の予約もしていない。まだ旅行を中止できるのではないか?
2便のキャンセル料をスマホで確認すると、合わせても1,500円足らずだ。
もとより沖縄へ行く精神的余裕は欠如していたし、何より10万円以上はする旅費を浮かせるのは大きい。貧乏人の私が、無理な出費をすることはないのだ。それに5日間も家にいれば、ふだんできないこともできよう。
今年も、2人と遊ぼうか。次第にその気持ちが大きくなる。
浜松町で降り、私は弟に電話をする。3人は自宅に着いていたが、今夜帰る、とのことだった。
めい、おいと半日遊ぶだけで沖縄旅行を取りやめるのも、それはそれで惜しい。それに弟だって、それでは責任を感じてしまうだろう。
結局私は、そのままモノレールに乗ったのだった。
(つづく)
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第12回・私が勝手に選ぶ女流棋士ファンランキングトップ10

2015-08-14 22:12:37 | 女流棋士ファンランキング
今私は、石垣島にいる。本当は宮古島にいたかもしれないのだが、私の判断の甘さでこうなった。まったく、大変なバカをやった。
とりあえず石垣島から、2年振りの「女流棋士ファンランキングトップ10」をお届けする。今回は12回で、11回から記す。

<第11回>
第1位 室谷由紀女流初段(女流棋士会)
第2位 渡部愛女流初段(LPSA)
第3位 和田あき女流初段(女流棋士会)
第4位 中倉宏美女流二段(LPSA)
第5位 上川香織女流初段(LPSA)
第6位 山口恵梨子女流初段(女流棋士会)
第7位 藤田綾女流初段(女流棋士会)
第8位 飯野愛女流1級(女流棋士会)
第9位 中村桃子女流初段(女流棋士会)
第10位 香川愛生女流王将(女流棋士会)

<第12回>
第1位 →室谷由紀女流初段(女流棋士会)
第2位 →渡部愛女流初段(LPSA)
第3位 →飯野愛女流1級(女流棋士会)
第4位 ↓和田あき女流初段(女流棋士会)
第5位 →上川香織女流初段(LPSA)
第6位 ↓中倉宏美女流二段(LPSA)
第7位 →藤田綾女流初段(女流棋士会)
第8位 ↑竹俣紅女流1級(女流棋士会)
第9位 ↓山口恵梨子女流初段(女流棋士会)
第10位 ↑高浜愛子女流3級(女流棋士会)

1位と2位は説明不要。3位には飯野女流1級を一気に上げた。彼女は女優の倉科カナにちょっと似ていて、どこか気になる存在だった。棋力的にはまだまだだが、本人がそれを自覚しているのが、救いがある。先日のマイナビ女子オープンではベスト16に進出したが、は誇れる実績である。これからも頑張ってください。
4位は必然的に和田女流初段。最近お会いしてないんで、ファン度が薄れた。
続いて宏美女流二段と上川女流初段だが、この二人はいつもこの順番だったのだが、今回は入れ替えた。上川女流初段が晴れて独身に戻ったこと、宏美女流二段が本業でパッとしないこと…がその理由だ。宏美女流二段の奮起に期待する。
7位は藤田女流初段。藤田女流初段にも奮起してもらいたいが、先日のマイナビ・竹俣女流1級戦の終盤を見ると、こちらも萎えてしまう。
8位は竹俣女流1級が再登場。彼女はブログをこまめに更新しているのがよい。ユーモアもあって、面白く読める。このまま将棋道に邁進してくれればいいが、そうもいかんのだろうなあ…。
9位は山口女流初段が3ランクのダウン。山口女流初段は、高校生の制服姿の時がいちばんかわいらしかった。いま彼女は、将棋の勉強をしているのかな。
10位には高浜女流3級を上げた。高浜女流3級は強いと思うが、勝負の世界は結果がすべてだ。今後の対局で、是が非でも白星をもぎ取らねばならない。がんばれ~!!
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真田彩子女流二段は、歌手の伊東ゆかりに似ている

2015-08-13 00:21:54 | 似ている
日付変わって今日8月13日は、真田彩子女流二段のお誕生日。おめでとうございます!!
その真田女流二段は、歌手の伊東ゆかりに似ていると思う。

伊東ゆかりは1947年4月6日、東京生まれの68歳。11歳で歌手デビューし、途中の休業を経て本格的に芸能活動を行った際、中尾ミエ、園まりとともに、「スパーク3人娘」を結成した。
伊東ゆかりのヒット曲は多いが、最たるものは1967年に発表した「小指の想い出」であろう。冒頭の歌いだし「あなたが噛んだ、小指が痛い」は、当時の日本人の誰もが口ずさめた。当時伊東ゆかりは19歳。昔の歌手は、大人びた歌を歌っていたのだ。
話が逸れるが、みんなでカラオケを歌う時、目立ちたいと思ったら、誰も知らない懐メロを歌えばよい。歌そのものはいいわけだから、注目を浴びるだろう。
伊東ゆかりは現在ももちろん現役で、中尾ミエや園まりと活動を行うことも多いという。歳を重ねるごとに魅力を増す、希有な芸能人のひとりである。

真田女流二段と伊東ゆかりは、面長の輪郭と目が似ていると思う。また、やや地味ではあるが存在感があるところも似ている。
真田女流二段は最近パッとしないが、かつては加藤桃子女王・女流王座にも勝ったことがある実力者だ。まだ老け込む歳ではない。今後の巻き返しに期待したい。
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第2回宴会将棋(後編)・ためになる植山解説

2015-08-12 10:44:59 | 宴会将棋
Hon氏、今日はいつになく積極的である。もっともこの宴会将棋は、彼の出資なのだ。ゆえにHon氏には、どんどん将棋を指してもらわねば困る。
Hon氏の先手で、▲7六歩△3四歩▲6六歩△8四歩▲6八銀。先手がFuj氏なら矢倉確定だが、Hon氏はここから三間飛車に振ってくるに決まっている。△6二銀▲5六歩△5四歩▲7八金、と進んでもその確信は揺るがず、私は△4二玉と上がった。植山七段が苦笑いした。
果たしてHon氏は、▲5七銀�・▲6七金から三間飛車に振ってきた。さらに▲1八香・▲1九玉から、▲2八銀と上がらず▲3八金。これでHon流変態三間飛車穴熊の完成である。
私はさっきの将棋を参考に、△5三銀左から棒銀に出た。棒銀は私の好きな戦法である。

(図でHon氏の持駒は「歩」、一公の持駒は「歩2」に訂正します)
第1図から、△5六歩▲同銀△6六歩▲5五歩△6四銀▲6六角△7七歩▲同金△7五銀右▲5七角△7六歩▲6七金△6五歩▲9七香△7四飛…と進んだ。
この辺り私の指し手は植山悦行七段を大いに刺激したらしく、まずは△7七歩を褒めてくれた。でも冷静に見ればただ歩損しただけで、それほどでかしていない。
△6五歩~△7四飛辺りは顕著で、「うぅ~ン、うぅ~ン」と唸りっぱなしだった。「なるほど△6五歩と控えてねえ…。△7四飛は△7三桂と跳ねる準備ですか。うう~ン!!」
私は大した手を指していないのだが、これじゃホントにホメ殺しである。
しかし局面は47:53ぐらいで私が不利。右銀がここにいては使えないと△5三銀と引いたが、Hon氏に気持ちよく▲5四歩と突きだされ、△6二銀と凹んだ形は後手が辛すぎる。
さらにHon氏は▲3四銀~▲4五角。小気味いい歩使いで角を成られ、また形勢が開いた。この辺り、私は全然自信がなかった。
Hon氏は飛車取りに馬を寄った(第2図)。

第2図以下の指し手。△6三金▲6八歩△8四飛▲9一馬△2八歩▲同玉△5六歩▲5五歩△5七歩成▲5四歩△5八馬▲5三銀△6七と▲4二銀成△同玉▲5三香△3八と▲同銀△3九銀
まで、一公の勝ち。

飛車を逃げ回っているようでは勝負にならぬと見て、私は△6三金と上がった。対してHon氏の▲6八歩が弱気だった。ここで冷静に局面を見ると、△8四飛と馬取りの逆先で受ける手がある。それで、ひとつ横によろけた。Hon氏は▲9一馬と香を取るが、これがどのくらいプラスになっているか。
私は△5六歩が楽しみだが、その前に△2八歩が際どい利かし。先手はどう応じても味が悪いが、Hon氏は▲同玉と取った。1歩の犠牲で玉を引っ張りだしたから、これは後手のヒットである。
そして私は△5六歩。Hon氏は▲5五歩と攻め合いにきたが、私が△5七歩成として、一手早い。
以下は私が手順に銀を入手して、△3九銀までHon氏の投了となった。
さっそく植山七段の解説に入ったが、それは論理的でとてもためになった。しょせんアマの将棋だから植山七段も突っ込みどころは満載のはずだが、そこに目をつぶってくれるのがプロの優しさである。ただ、第2図での△6三金、この手だけは疑問手の烙印を捺された。
私の読みは、▲6四馬△同金▲2二飛~▲2一飛成には△5二玉とし、さらに△6三玉と逃げ越す順だ。しかし植山七段は▲2二飛で▲7三歩を指摘した。
なるほどこれがシビレる歩で、△7三同銀は▲7一飛。捨て置けば▲7二歩成で、この左右挟撃は先手が勝つ。
その変化に気づかず私が△8四飛と逃げた時点で、形勢が逆転したようだ。
逆に褒められたのは、やはり△2八歩だった。この手が入っていなかったら、こうはスンナリ勝てなかった。まさに手筋の威力だが、この手はプロの実戦譜を並べていた時に覚えたものである。
先日の島井咲緒里女流二段との指導対局で私が▲7三歩成と指せたのも、かつてNHK杯の米長邦雄永世棋聖―中村修九段戦で、中村九段が▲7三歩成と決め手を指して快勝したことがあったのを、記憶に留めていたからである。
このように、プロの実戦譜を並べることは意外なところで効果が出るのだ。
「有段者らしい将棋でした」
と植山七段が締めて、これで今日の宴会将棋は終了。繰り返すが植山七段の解説は論理的で、とても勉強になった。また、披露される手順は歩の手筋が多く、歩の重要性を再認識した。
時刻は午後10時半を過ぎており、10時退席が定跡のHon氏にしては、珍しいことだった。会計は個人で計算して、Hon氏に渡す。しかし植山七段への謝礼はHon氏持ちなので、これでは私たちがお世話になりっ放しだ。Hon氏には多めに渡したが、それでもHon氏の出費は多い。次回は均等に払いましょう。

※本日午後から、沖縄に旅行します。かなり迷ったけど…。
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