きのう25日は、第10期叡王戦本戦準決勝・藤井聡太竜王・名人VS糸谷哲郎八段の一戦があった。再度の八冠王を目指す藤井竜王・名人にとっては、文字通り負けられぬ一戦である。
しかもここまでの藤井VS糸谷戦は、藤井竜王・名人の8戦全勝。藤井竜王・名人にとっては、トップクラスの棋士の中でも、与しやすい相手であろう。ただ藤井ファンからすれば、いままで勝ちすぎているからこそ、そろそろ負けてしまうのではないか、という不安もあるのではないか。
そして結果を先に書けば、藤井竜王・名人はこの将棋に負けた。
別にタイトルを取られたわけでなし、七冠王にとってこの1敗は痛くないが、上述のとおり、八冠王への復帰がおあずけになったのと、タイトル戦連続出場が「19」で止まったのが痛い。大山康晴十五世名人の「50」はもちろん、羽生善治九段の「23」にも届かなかった。ちなみに叡王戦でリターンマッチを果たしていれば、その時点で秋の竜王戦までのタイトル出場が約束され、記録が「25」までは伸びていた。
叡王戦は本戦4連勝で挑戦者になれるが、リーグ戦と違い1敗もできない。大山十五世名人、羽生九段も、このパターンで連続出場の記録が切れた。
話を巻き戻し、本局は藤井竜王・名人の先手で、横歩取りになった。この戦法は後手が誘導できるもの。過去の将棋は知らないが、先手の藤井竜王・名人相手に角換わりは得策ではないから、糸谷八段がこの戦法を採用したのは腑に落ちる。
ちなみにこの将棋はABEMAが有料で配信していたので内容は分からないが、終局後の感想を聞くと、藤井維竜王・名人が早い段階で悪手を指してしまったらしい。
とするならば、当然糸谷八段は自分の有利を感じ取っていただろう。そしていったん形勢が良くなれば、いつも以上に思い切り行くのが糸谷流。そのままものすごい勢いで、押し切ったようだった。
糸谷八段は待望の藤井戦初勝利で、これでいままでの連敗がチャラになった。
敗れた藤井竜王・名人は、「また実力を高めて来期のトーナメントに臨めるように取り組んでいきたい」と述べたようだ。
ここから八冠王を目指すには、現在進行中の王将戦、棋王戦を防衛し、名人戦、棋聖戦、王位戦、王座戦、竜王戦をすべて防衛し、叡王戦の挑戦者になり、奪取しなければならない。
さらにタイトル戦の連続出場「51」を達成するには、4月の名人戦から始めて6年半かかる。もう気が遠くなりそうだが、藤井竜王・名人ならそれを達成する可能性がある。
しかもここまでの藤井VS糸谷戦は、藤井竜王・名人の8戦全勝。藤井竜王・名人にとっては、トップクラスの棋士の中でも、与しやすい相手であろう。ただ藤井ファンからすれば、いままで勝ちすぎているからこそ、そろそろ負けてしまうのではないか、という不安もあるのではないか。
そして結果を先に書けば、藤井竜王・名人はこの将棋に負けた。
別にタイトルを取られたわけでなし、七冠王にとってこの1敗は痛くないが、上述のとおり、八冠王への復帰がおあずけになったのと、タイトル戦連続出場が「19」で止まったのが痛い。大山康晴十五世名人の「50」はもちろん、羽生善治九段の「23」にも届かなかった。ちなみに叡王戦でリターンマッチを果たしていれば、その時点で秋の竜王戦までのタイトル出場が約束され、記録が「25」までは伸びていた。
叡王戦は本戦4連勝で挑戦者になれるが、リーグ戦と違い1敗もできない。大山十五世名人、羽生九段も、このパターンで連続出場の記録が切れた。
話を巻き戻し、本局は藤井竜王・名人の先手で、横歩取りになった。この戦法は後手が誘導できるもの。過去の将棋は知らないが、先手の藤井竜王・名人相手に角換わりは得策ではないから、糸谷八段がこの戦法を採用したのは腑に落ちる。
ちなみにこの将棋はABEMAが有料で配信していたので内容は分からないが、終局後の感想を聞くと、藤井維竜王・名人が早い段階で悪手を指してしまったらしい。
とするならば、当然糸谷八段は自分の有利を感じ取っていただろう。そしていったん形勢が良くなれば、いつも以上に思い切り行くのが糸谷流。そのままものすごい勢いで、押し切ったようだった。
糸谷八段は待望の藤井戦初勝利で、これでいままでの連敗がチャラになった。
敗れた藤井竜王・名人は、「また実力を高めて来期のトーナメントに臨めるように取り組んでいきたい」と述べたようだ。
ここから八冠王を目指すには、現在進行中の王将戦、棋王戦を防衛し、名人戦、棋聖戦、王位戦、王座戦、竜王戦をすべて防衛し、叡王戦の挑戦者になり、奪取しなければならない。
さらにタイトル戦の連続出場「51」を達成するには、4月の名人戦から始めて6年半かかる。もう気が遠くなりそうだが、藤井竜王・名人ならそれを達成する可能性がある。
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