神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

都会のねずみ 田舎のねずみ

2015年11月01日 21時06分08秒 | どうでもいいこと

「木綿のハンカチーフ」という歌があった

田舎の純朴な少女と、都会に出て行った少女の恋人

彼女の祈りにもかかわらず、どんどん都会の魔性の虜になっていく恋人

彼は田舎の純朴の暮らしも、田舎娘の事も忘れてしまう

 

今や田舎で暮らす人間よりも、都市都会で暮らす人間の方が多い時代になった

都会の魔性とは何か、それは力さえあれば望むものが全て手に入る空間

あらゆる選択に答えうるアイテムが全て揃っている町

勝ち抜く者は、果てしなく上り詰めてゆける世界

全ての階層に置いて最高の者が用意されている空間

まばゆく、鮮やかで、豪華に飾りつくされた世界

昼と夜の境目が無い町

常に新鮮な出会いが待ち受ける空間

時代の最先端を手にすることが出来る町

 

ここまで並べると田舎について書くのが嫌になる

田舎とは何だ

都会志向の恋人に捨てられた純朴な人々が住む空間

シルクの華やかさよりも、木綿の暖かさを好む人たちの町

人間の持つ業とは無縁な地域

早朝に起きて、21時には寝る生活

最先端の情報や技術には関心がない地域

人とふれあっていないと生きられない人々

土をいじると安心する人々 自然大地で汗を流すことが喜こび

我慢と忍耐とあきらめが身についている人たち

「都会には住めない」「都会は人が住むところじゃない遊びにいくところ」が口癖

ちょっぴり都会に住んでみたいと思うときもあるが・・・すぐに忘れてしまう

 

そして都会で夢破れて戻った人を、暖かく迎入れる父母の懐

 

ただ、田舎の自然の中で澄み切った青空を見ながら、何とも言えぬ甘い空気を吸うとき

ここが人間の住み処(すみか)だと、はっきり自信を持って言える