神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

内戦

2018年10月23日 08時54分38秒 | どうでもいいこと

世界では未だ多くの国で内戦が起こっている、見るも悲惨なのは国民の暮らしだ

学校教育も市民生活もあったものではない、町は敵味方の砲弾と爆弾で破壊し尽くされ

助けを求める病院も教会も破壊され、商店は破壊と略奪、食べるものもなく着の身着のままで

難民となって戦場になっていない場所を求めて逃げ惑う

 

我が国で内戦と言えば「戦国時代」と「明治維新の内戦」であろう

今のシリア内戦により近いのはどちらだろうか?、明治維新の方が似ているだろう

政府軍(徳川)に対して、旧支配者だった帝の軍が立ち上がった、それは最後の段階で

最初は反政府のテロリストが日本各地から京に集まり、小さな暴動や騒乱、暗殺を企てた

政府軍もテロ対策の特殊警察組織を作ってテロリストの弾圧に乗り出した

地方の軍閥が反旗を翻した、長州国である、たちまち政府軍に鎮圧され降伏したが心からでは無い

いつか反撃しようと機会を狙っていたが術が無い、そこに坂本龍馬という商人が一儲け企んで

長州国の敵、薩摩国と長州国に手を結ばせるという離れ業を行った

西国にイスラム国並みの強大な勢力が誕生した、政府軍は再び長州国を攻めたが今回は

勇猛な薩摩国は味方では無く敵に回っていた、たちまち政府軍は敗れて敗走した

この時既にイギリスは薩摩国に接近して武器の供給で後方支援していた

イギリスと敵対関係であるフランスも負けじと政府軍に武器の供給を申し出た

まさにシリアでいえば政府軍を応援するロシア、反政府軍を応援するアメリカという図式だ

明治維新が幸いだったのはイスラム国に該当する第三勢力がなかったことだ

後に奥羽越列藩同盟ができて新政府軍に抵抗するが、これは同胞である会津藩を庇護して

新政府軍の会津攻撃をやめるよう嘆願した東北奥羽の大名同盟といってよい

正面切って新政府軍と戦ったのは徳川旧政府軍が全面降伏したあとで、それも奥羽同盟軍として

戦ったのは初戦の白河城の戦いだけで、少数の新政府軍に対し、城を防壁にして数でも勝る

同盟軍はなぜか仙台兵、会津兵、ちりぢりになって逃げだし、簡単にこの重要な会津口を

新政府軍に占領されてしまったのだ。

盟主である大藩仙台藩が積極的に新政府軍に対抗する気がなかったのだ、血に飢えた新政府軍は

会津を生け贄にして京での屈辱の鬱憤晴らしをした、この時点では勝利に酔う新政府軍の

狼藉、暴行、荒くれぶりはイスラム国の無法に近かったと思われる。

平和に暮らしていた越後長岡藩、そしてかっての徳川政府に利用されながらも忠義一徹だった

無欲の会津藩が新政府軍の標的になったのだった。

しかし国中を巻き込んだ内戦であったが、戦場となった京、越後長岡、会津、函館以外の地域は

戦災にも遭わず比較的国民は平穏だったと思われる、シリアのような悲惨さは無かったはずだ

 

国民の受難という視点から見れば、14世紀から16世紀末にかけての戦国時代の国民こそシリア内戦の

被害国民そのものである

都市と都市、県と県の戦争、それが戦国時代、日本中の全てが戦場であり、勝者は敗者の軍人を

皆殺しにし、その支配地域の人民を奴隷として召使いや下働きに使ったり、奴隷商人に売り払って

金に換えたり、売られた人々は東南アジアに売られる者もあったという

また敵地の財、富は勝者が全て略奪する、まさに戦国時代の日本人は現代の暴力的な無政府状態の

国家に等しい下等国家だったのだ、これが正常な指導者の下で落ち着くのに250年という年月が

必要だった。

それを作り上げたのは織田信長-豊臣秀吉-徳川家康の愛知県トリオだった

そのような人たちでさえ残虐であこぎな政策いや暴力を用いている、そしてそれは日常的な常識だった

信長は仏教をきらい、比叡山や長島の宗徒数万人を惨殺し、焼き殺し、本願寺と長年戦った

秀吉は朝鮮に攻め込み、数十万の朝鮮兵士を殺し耳や鼻を削ぎ手柄の証拠とし、多くの朝鮮人男女を

戦利品として売買したり、日本に連れてきて労働力とした

家康は主家の豊臣家の2代目で娘婿の豊臣秀頼を焼き殺し、一族を大坂城に攻め滅ぼした

キリスト教徒を弾圧して、天草でキリスト教徒を攻め滅ぼした

このように民度としてはまだまだ低い日本人であったが、江戸時代250年の間に武士の心も和らぎ

人々の関心は文化、教養、産業へと移行し民度は次第に上がって行った

そして明治維新で徳川の時代は終わり、日本は新政府の元、富国強兵に力を入れて、やがて軍の大陸進出

となり、周辺国や欧米と戦争を始め、アメリカの原子爆弾と大空襲で完膚なきまで叩きのめされた

それ以来、日本は戦争をやめてひたすら産業利益を追求した、そしてついには世界一の高所得国民に

なり、そののちバブル崩壊で一級国の座を失った

未だに我が国はアメリカに占領されていて、東京上空を我が国の旅客機が自由に飛ぶことさえできない

沖縄もしかり、沖縄の民族意識は結集しつつある、政府はどう対応していくのか、右、左の考えや

思惑、純県民の思い、問題は複雑だ

中国、ロシアの脅威が高まっていく中、アメリカトランプはは日本を見捨てるような発言を繰り返す反面

仇敵北朝鮮のキムジョンウンを、置き忘れていた子に再会したかのように猫かわいがりを始めた

キムジョンウンも、そんなトランプにすっかりなついた、男を上げたのは仲介役の韓国のムンジェインだ

だがこの国の大統領はたいがい退任後に逮捕される、竹島に上陸して韓国国民から喝采を受けた

イミョンバクも、従軍慰安婦像を世界に建て続けて国民から喝采をもらったパククネ、追求されて自殺した

ノムヒョン、最近3代の大統領はみな退任後に弾劾、訴追、逮捕されている

反日は現役時代の点数稼ぎになるが、不正の免罪符にはならないようだ

 

強いアメリカに、フラれてもふられてもついていく、けなげな我が国

金色夜叉を見ているような日米関係、2018年、30年後にはどんな日本国になっているだろうか。