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神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

強国のはざまの悲劇

2022年09月03日 15時30分25秒 | 時代検証
韓国の与党が保守派になり、ユン大統領は日本との関係を改善する方向性を示した
1910年大韓帝国(旧朝鮮国)を大日本帝国が併合してから昭和戦争に日本が負けるまで
朝鮮人民が受けた苦難に対しての補償請求が今も続いている
日本政府はすでに過去の韓国政府に対して補償金の支払いは終わらせており、その件の確認も当時の政府と明らかにしたと
しかしその後も韓国の政権が変わると、前政権との承諾は無効である、まだ終わっていないと再度損害賠償請求をしてきた
日本政府はすでに終わったことと取り上げない、すると韓国内にある戦争前までに朝鮮人民を強制労働させたとされる企業の不動産を
差し押さえて処分すると前ムン政権は裁判で確定させた。
それを今度のユン政権は日本企業への影響が少ない形で処理したいといくぶん和らいだ対応をほのめかした。
しかし韓国国民がそれを歓迎するかといえば、それはなかなか難しいことだろう、戦後最悪と言われる両国関係は複雑だ
対北朝鮮への危機感は同じであるが、対中国に対しては日本と韓国では歴史的な繋がりを見ても異なった感情があるのではないだろうか
韓国人が日本と北朝鮮のどちらを同胞と思うかも???

朝鮮半島というのは俗にいう「草刈り場」的存在で長い歴史を見ても確固たる独立国家になるのが難しい場所である。
中国王朝、日本帝国、ロシア(ソ連)という大国の勢力争いの中でつねに土足で踏みにじられた半島だ

ヨーロッパにも同じような場所がある、それはロシア(ソ連)とドイツに挟まれたポーランドだ、ソ連によるカチンの森の惨劇というのもあった。
第二次大戦ではドイツとソ連の双方から蹂躙され、両国の戦場となった
今も、ポーランドはドイツに対してナチスドイツ時代の損害賠償を請求している
日本と韓国の現状と全く同じだ、ドイツもまた賠償は終わっているといって受諾しないようだ
ポーランドは第二次大戦からソ連盟主の共産圏に組み込まれていたが、1989年民主化で共産圏から抜け出した
翌年には東ドイツもワルシャワ条約圏から脱退した
ポーランドはNATOにも加盟して現在、脱出ウクライナ人の受け皿の一番手として人道支援している国だ
しかし石炭依存のポーランドは、ロシアからの石炭輸入を停止したため、今年の厳冬を乗り越えるのがたいへんな状況だという
いまウクライナ戦争でNATO国と、自由主義国家はロシア制裁を行い、その結果、ロシアにゆだねていたガスや石油などのエネルギー不足が発生した
ガソリンをはじめ、べらぼうな値上がりでロシア制裁がNATO国に跳ね返った状況になり我慢比べだ。

だがウクライナ人の侵略者に対する怒りと憎しみは沸点に達した
子供までもがロシア撃退意識を持ち始めている、今朝のテレビでは戦場に行く兵士の車両が通るたび敬礼する少年が出ていた
軍服らしきものを着て、手には玩具の機関銃をもち、そばには手作りのミサイルまで置いてあった
彼だけでなく、別の場所でも女の子供などが同じように兵士に敬礼していた

老若男女すべてがロシア撃退、失地回復に燃えているウクライナ
コロナごときにおびえて外出も控えている自分が情けない、かといって無謀にコロナの中に突入するのも玉砕のようでできない

ウクライナ大統領はコメディアンだったということで初めは真っ先に安全地帯に逃げるのではと思った
しかし彼は勇敢だった、人間の真価が戦争で明らかになった、こんなトップなら国民も一緒に戦おうという気になる
わが国では五輪に影響力を持った元総理が企業から賄賂をもらったのではという疑惑が出てきた
大臣たちはブラック宗教との関係を問われて右往左往している
もし軍事大国と戦争になったら、総理大臣や大臣さんたちはウクライナ大統領のような勇気を示してくれるだろうか?