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駅伝総まとめ ②全日本実業団対抗駅伝

2024年01月06日 21時12分59秒 | マラソン/駅伝
 中学、高校、大学駅伝の最終着地点、実業団駅伝
今年も元旦に群馬県で開催された。 日本全国をブロック割して代表チームが参加、その数41チーム、100km7区間で争われる。
正式名称は「「全日本実業団対抗駅伝」で今年で68回を迎える、昨年、一昨年はHondaが連覇した、今回は三連覇への挑戦。
対抗の強豪は旭化成(過去4連覇)、トヨタ自動車、富士通、SUBARUで5強の争いが予想される
我が北信越代表は富山県黒部市が本拠地のYKK(吉田工業)、ファスナーやサッシが主力商品の企業だ。
話題は九州代表の西鉄で、設楽兄弟が実業団で初めて同じチームで走る、しかもタスキリレーが実現した。

1区は比較的短い12.3km
2kmにも行かないうちに大塚製薬の清水が一人飛び出したが、ほどなく吸収された。
この駅伝はテレビで区間ごとの区間賞選手を当てるクイズがあるので、私も初参加してみた。
一区では新潟県出身の服部弾馬(NTT西日本)で応募した、服部選手は東京五輪代表の服部勇馬選手(トヨタ自動車)の弟、兄勇馬はアンカーで走る。

レースは混戦のまま11kmを過ぎ、12kmで服部がトップに躍り出て私をワクワクさせた、ところがヤクルトの太田直希選手がするすると出てきて一気に追い抜いて区間賞、服部は2秒差2位、3位は1秒差でコニカ砂岡、トップから10秒差以内に6チーム、トヨタ自動車大石が4位、Honda小袖が5位、YKK森山が健闘して11秒差の7位、旭化成は20秒差で13位、富士通は25位、SUBARUは1分5秒差の37位と出遅れた。

2区は21.9kmと長く、1区の順位が大きく変動する区間であり、胸がすく「ごぼう抜き」区間だ。
トヨタ自動車の太田智樹が区間賞の走りで4位から1位に躍り出る
1区で区間賞の太田と、2区区間賞の太田はチームは違えど兄弟だ、智樹が兄
兄弟区間賞は過去にあったのだろうか?

Kaoは区間2位の池田耀平がチームを8位から2位に押し上げた
3位は2アップのHonda、中山が区間3位の激走

ごぼう抜き競争では、中国電力の菊池が24人抜きで入賞圏7位に浮上
続いて22人抜き安川電機の古賀、35位から13位へ
SGホールディングスはエースの近藤幸太郎が18人抜きで22位から4位入賞圏内へ、 GMOの今江も14人抜きで20位から6位入賞圏内へ
黒崎播磨の細谷は17人抜き9位とチームを押し上げた

2区順位は1位トヨタ自動車、2位はKao 3位Honda 4位SGホールディングス 
旭化成は13位から5位に上がった。
1区28位のひらまつ病院は、全員が医療関係者というが2区で栃木選手が14人抜きで14位に浮上した。
西鉄は期待の元マラソン日本記録保持者の設楽悠太は区間41人中38位と振るわず1人抜いただけでチームは39位、兄の啓太にタスキを渡した。
1区で1位のヤクルトは18位に、2位のNTT西日本は23位に、3位のコニカミノルタは21位と共に大きく後退した。

3区は15.4km
大きく順位を上げたのは23位から16人抜きで7位に上がったNTT西日本、小林歩選手が区間賞の走りだった
住友電工も田村和希選手が区間2位で31位から14人抜きで17位に 30位から19位の九電工、区間3位は長距離界のトップ選手相澤晃選手で旭化成を5位から4位に上げた。
黒崎播磨は9位から5位に上がった。
1位はトヨタ自動車、大学駅伝では駒澤大の中心選手として連覇に貢献したルーキー田沢廉が区間6位で守った、2位はHondaで58秒差、3位はKaoがトップから1分1秒差、4位旭化成も相澤が追い上げてトップから1分6秒差だ、まだどこにもチャンスがある。
2区、3区の双子リレーでシャッターチャンスを求めて中継所に観客が押し寄せた西鉄の設楽兄弟だったが設楽啓太は区間最下位の41位だった。

4区は7.8km唯一外国人選手が出場できる区間である
35チームが外国人選手を起用、オール日本人チームは6チームだった
やはり外国人は強く区間1位から29位まで外国人が並んだ、30位に日本人トップの旭化成の井川龍人選手が入った、外国人5人に勝った。
1位はトヨタ自動車、2位はHondaが40秒差に詰める、3位は黒崎播磨が区間2位で走ったロノ選手がチームを5位から2アップで53秒差と猛追、4位はKao、5位は旭化成、トヨタ自動車は区間22位で後続との差が縮まった。
区間賞はマツダのアイザック選手で10人抜き、チームを25位から15位に押し上げた。
北信越代表のYKK(富山)はここまで12位と健闘している、ひらまつ病院も11位、話題になった初出場、富士山の銘水は33位

5区は15.8km
4区で差を縮められたトヨタ自動車は田中秀幸選手が区間賞で息を吹き返した
区間2位は旭化成の葛西選手で5位から3位にチームを押し上げた、3位は富士通の横手選手でチームは17位から8位と9アップで入賞圏内浮上
5区まで1位はトヨタ自動車、2位はHondaが維持、差は1分29秒に広がった
3位は旭化成で2位に23秒差に迫る 4位黒崎播磨は3位に46秒差 5位Kaoは4位に56秒差

6区は11.2km
5区田中の区間賞に刺激されたのか6区でもトヨタ自動車西山雄介が区間賞で2位のHondaを引き離す、その差は2分5秒と開きHondaの逆転は危うくなってきた、区間2位はマラソンでパリ五輪の第三代表に最も近い男、大迫傑(GMOインターネット)7位から4位に引き上げトップ3を狙う
3位は旭化成、2位に25秒差、4位はGMOで3位に1分10秒差、5位黒崎播磨は4位と同タイム、勝負は最終7区へ
YKKは15位と粘っている。

7区アンカー区間 15.6km
トヨタ自動車のアンカーは東京五輪マラソン代表の服部勇馬(新潟県出身)、オリンピックで惨敗してから調子を落とし出場したマラソンや駅伝でも精彩を欠く
しかし最近ようやく調子が上向きになって来た。 テレビでその表情と体形を見て驚いた、精悍な顔つき、絞った体形、勝負師の姿に戻っていた(これはいけそうだ)直感でそう思った。
今までの重い走りは影を潜め軽やかだ、余裕もある、トヨタの優勝を私は確信した。
2位以下の勝負の方が混戦になりそうだ、3区から2位はずっとHondaがキープしている、5区からは旭化成が3位をキープ、トップ3はこのまま波乱なくゴールまで行くのだろうか。
3連覇の望みを託すHondaは木村慎がアンカー、3位の旭化成は大ベテラン市田孝、GMOは嶋津雄大、黒崎播磨は土井大輔が走る
このほか、東京五輪マラソンで服部と走った中村匠吾(富士通)もいる

2位に2分以上の差でタスキを受けた服部選手、マイペースを維持して走ればアクシデントが無い限り優勝は確実だ
コースは強い向かい風で単独走には厳しい、しかし2位、3位は同じく単独走
4位と5位が同時のスタート、37秒から47秒遅れで6,7,8位がほぼ同時スタート

服部は風をものともせずグングン進んでいく、4位と5位は同時スタートだったが8kmあたりで黒崎播磨の土井が前に出てGMOを引き離した。
9.5kmあたりで2位と3位は25秒差だったが3位の旭化成市田が16秒まで追いついてきた
6~8位は離れぬまま12.7km地点で5位のGMOに追いついた、これで5~8位集団となった、ここまでが入賞圏内
1位の服部は後方の2位の姿は全く見えず、ゴール前700mくらいで勝利を確信して笑顔が見えるようになった。

そして8年ぶりのトヨタ自動車の優勝が決定した、服部にとっても入社8年目で初めての優勝だった
2位は2分9秒遅れてHondaが入った、アンカーはパリ五輪マラソン代表の小山選手、追いすがる3位の旭化成を16秒差で振り切った
3位旭化成の市田孝は区間賞をとった
以下4位黒崎播磨、5位三菱重工、6位Kao、7位NTT西日本、8位GMOインターネットが入賞した。
トヨタ自動車は10年間で3回目の優勝だった、NTT西日本は25年ぶりの入賞で過去最高位だった。
区間賞は旭化成・市田孝 2位は黒崎播磨の土井、3位はトヨタ自動車・服部勇馬、4位Honda木村慎、5位は三菱重工の的野だった。





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