80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

DE10のDD16化改造(3軸台車の2軸化)

2015-08-24 23:18:38 | 機関車
こんばんは。

珊瑚のDE10を使ってDD16を作りましょう・・・というプロジェクトです。思えばサハシ165をサハシ169へ、モハ164をサハ164へと最近は改造しかしかしていないなぁ・・・。そしてまたしてもムチャな改造工事に突入です(^^;

車体は今回もかなり切り継ぎが発生する見通しですが、キャブはそっくり再利用するので、まずは外れかかっている車体の接合部を補修することにします。



前オーナーは接着剤で補修を試みたとみえて車内にはエポキシのような接着剤が多数付着していたので、これをヤスリやカッターですべて削り取り、真鍮地肌を出したうえで半田づけしました。



車体の改造以上に手間なのが下回り。ご存じのようにDE10には3軸台車が採用され、台車枠もインサイドフレーム式と特殊です。前回の投稿ではギヤボックスを再利用しモーターを換装するところまで書きましたが、できればオリジナルのギヤ関係もそっくり転用したうえで両台車駆動といきたいところです。

大は小を兼ねるということわざを信じるならば3軸台車から2軸台車は作れるはずです。まずは全パーツを分解。。



軸距は各軸間がそれぞれ21mm、最遠軸間が42mmです。これを26mmに縮めなければいけません。スケールどおりなら27.5mmですが、実車が履くDT113台車(DD13やDD51と同じ)は入手困難と予想しDT21を使うことにしたので若干短くなります。



ダイキャストブロックと車軸押さえカバーをカットしたところです。ドライブシャフトは叩いてウォームが移動できるか確かめるため、まだ切断していません。



結局、力づくでのウォームの移動は無理と判断し、ドライブシャフトも切断して短縮し、真鍮パイプ(φ2.4-2.0)でつなげることにしました。樹脂製の軸受が近くにあるので、安全を考えて半田づけはやめて、軸にペンチで傷をつけたうえで叩きこむ方法としました。これでも十分固定されていますが、念のため瞬着を流して補強してあります。



車輪も普通のものに交換したかったのですが、車軸からウォームホイールを外すことができなかったので、パワトラのように台車枠は荷重を負担しないダミーとすることにしました。ダイキャストブロックの上に車輪とドライブシャフトを仮置きしたところです。



車軸押さえを兼ねたカバーを載せ、さらにボルスターに相当する板を1枚重ねて全体をφ2mmネジ4本で締め上げれば完成です。ドライブシャフトが台車内を貫通するため、センターピンはMPギヤのように上からねじ込む形になります。



下側からみたところ。DT21の台車枠は、この4本のネジとダイキャストブロックの間に横梁を挟み、そこへ取り付けることを考えています。



ということで足回りの改造メドは立ちました。最後にこちらはもう片方の2軸台車側のユニット。軸距は22.5mmなので全体を3.5mm延長する予定です。




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コメント (2)
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