80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

富士急行モハ7000形の製作1

2017-01-26 20:18:35 | 私鉄電車
こんばんは。年度末はまとまった時間が取りにくいので、細切れ時間を使って工作を進めていきます。富士急の7000形2連を着工しました。


その前に、昨日の型取りの結果を簡単にご報告しておきましょう。


ひと晩たって完全に水分が抜けた「マットメディウム」を剥がします。けっこう"おゆまる"の型に食いついているので、破らないように慎重に剥がします。




凹凸がわかりやすいようにグレーのスプレーを吹きました。少し甘い感じがしますが、まずまずの出来といえそうです。ただ、パックのごとく薄皮一枚で耐久性も不明なので、このまま量産するのは無理がありそうですね。いっそのことアクリル塗料を厚塗りして、パリパリの皮にした方が扱いやすいかも知れません。引き続き実験してみます。





ということで富士急行7000形の製作です。まず小高のモハ32(クモハ14)のキットを使ってモハ7031号車を作っていきます。このキット、プレスボードパーツは揃っていると以前書きましたが、よく見るとドアの内貼りだけ不足しており、なんと工作用紙の裏に印刷したものが入っていました。窓抜きもされていませんが、今回はドアや窓サッシはすべて別パーツに取り替えてしまうのでドンマイです。




旧型国電などの主台枠は中央のケタの部分が厚いので、それに合わせるため妻板の両端下部がテーパー状になっていたり、妻板は一直線で側板の両端に段差があるものがあります。クモハ14は両方の形態があるようで、モハ7031号車の前身のクモハ14007は後者のタイプなので、側板の前後端にプレスボードの切れ端を貼って"ゲタ"を履かせました。




逆に妻板のテーパーは直線状に直しますが、三角形に切ったパーツを貼るのは面倒なので、四角いものを貼って、後で余分なところを切り取ることにしました。断面どうしを木工用ボンドで接着したあと、表裏に瞬着を流して補強してあります。




とりあえず一次研磨用にサーフェーサーを吹いておきました。ちなみに側板のリベットは省略します。硬いプレスボードに打ち出すのは大変なので・・・。その代わりシル・ヘッダーにはリベット付きのエッチングパーツを使うことにします。




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ク5000も作る方向で・・・

2017-01-26 00:18:40 | 貨車
こんばんは。なんだか前の投稿と似たタイトルですが・・・(^^;


塩漬け期間?が終わったのでク5000もそろそろ再始動をかけようと思います。


懸案の台車ですが、池袋の某店にエンドウのTR63がまとまった数在庫しているのを発見したので、さっそく回収に行ってきました。前回までに入手した4両分と合わせ、9両製作が可能となりました。これだけあれば専用列車としての体裁も整います。一時は払底した感のあったTR63ですが、また再生産されているようです。ただしお値段は1,500円から2,000円へと大幅アップになっていました!(泣)




軽く模型図面を起こそうと思い、以前に那珂川清流鉄道保存会の保存車を採寸したメモを眺めていたところ、側柱の厚みに疑問が生じました。メモでは「側構厚82mm」と書いてあるのですが、どこを測ったのか略図もなく数字しかありません。82mmとは親指と人差し指を緩く開いた程度しかなく、どうみても側柱はもっと厚みがあるように見えます。

いろいろ見ていくと、どうやら車端部の柱(写真中央)の厚さを測ったらしいことがわかってきました。ここは中間の柱よりも薄く、10センチ以下のように見えます。ちなみにこの幅は、台枠(=1F床)や2F床の両サイドに走る長ケタの幅とほぼ等しいようです。




では実際に中間の柱の厚さはどのくらいなのか? そのものズバリがわかる写真がなく、唯一、1Fの天井と柱が写っていた写真を拡大してみると、この写真の赤丸に示すように、長ケタの1.5倍程度の幅(厚さ)であることがわかりました。これまで側板は1.0mm厚の1枚板で済まそうと思っていたのですが、中間部の柱はさらに貼り重ねて厚くする必要があるようです。




両数が多いので車体は極力シンプルな設計として、“なんちゃって”までは崩さずとも、ク5000“タイプ”程度には簡素化した設計にしようと思います。しかし、そうはいっても1F、2Fの床に張り巡らされた滑り止め、いわゆる縞鋼板は、これを省略してしまうとかなり味気ないものになってしまいそうなのでなんとか表現したいもの。戦艦模型などをターゲットにした目の細かいパーツも出てはいるようですが、1両分で2,000円くらいかかりそうなのでちょっと考えてしまいます。



なにかうまい方法はないものか、とググッてみたところ、「金網にアルミテープを乗せてこするとそれらしいモノができる」と書いてあったので試してみました。ベースはありあわせの真鍮メッシュで、目はけっこう細かいものです。




爪でこすってみたところ・・・・・・メッシュの模様が浮き上がっただけでした。。(^^;
目が細かすぎたのかも知れません。こすり方にもコツが要りそうです。




メッシュではなく、いっそのこと実際の縞鋼板をこすったらどうなるか?今は縞鋼板が手元にないので、手持ちの「菱形目デッキ板」(フクシマ)にアルミテープを重ねてこすってみました。こんどはマイナスドライバーの先で強めにこすっています。




模様は浮き出るには出ましたが、ドライバーのスジがたくさん入って、とても使い物にはなりません。これもこすり方やこするツールを吟味する必要がありそうです。




そして最後は奥の手、「おゆまる」で型取りを試みました。




取れた型の模様の上に、レイアウトのバラストの固定に使う「マットメディウム」を原液のまま塗ります。盛り付ける感じで3~4回重ねて塗り乾燥させます。




約1時間後・・・。残念ながらまだ乾いていませんでした。速乾性の木工用ボンドと同じに考えていましたが甘かったようです。色といい質感といい、下に敷いた広告の商品と妙にシンクロしてるのがシュールですなぁ。。




皆さんお気づきの通り、メディウムが乾いたら、かさぶたを剝すように型から剥ぎとってやれば、かなり薄手の縞鋼板のパターンシートが出来上がる(かも知れない)という期待です。さーてどうなることやら、結果は明日のお楽しみ。



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