80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

キハ28パノラミックウィンドウ入線

2020-07-19 18:54:26 | 中央東線方面
トラムウェイのキハ58系シリーズが発売になりました。KATOがカバーしていないパノラミックウィンドウを装備したモデルチェンジ車がラインナップされています。
DC急行アルプスに組み込むためキハ28(T)を1両購入しました。一般的な暖地型の3000番台車をプロトタイプとしていますが、今回はこれを2500番台(元々キロ58を冷房化するために導入されたグループ)に改造します。



お顔の状況。ウリのパノラミックウィンドウはじめほど良いディティールでまとめられていて好印象です。いつも通り?(笑)スカートが残念という評がチラホラあって、そう言われればそうかなぁとは思いますが、今回は中間封じ込めを予定しているので気にしません。暖地型のスリットタイフォンカバーをシャッター付の寒地型に改造するのと、カプラーを交換してKATOと連結できるようにします。



デッキ側。こちらも配電盤やら下段が埋められた窓やら特徴的な部分はもれなくまとめられています。当初から冷房化を想定した屋根断面のため、KATOの原形冷房改造車と比べると屋根が平たいのがわかります。



床下機器のディティールもいい感じ。1エンジンなので大きな口を開けたラジエーターがよく見えますが、このアングルからはまず見ないので大丈夫でしょう。



トイレ窓は横長の小窓です。右から1、2番目の窓の間の吹き寄せにルーバーがありますが、これはその真下にある発電セットのための吸気口です。3000番台はこれでいいのですが、2500番台は左右反対なのでそっくり入れ替えないといけません。発電セットはもぎ取って変えれば済むけど問題はルーバーよね~。。



という具合に全体としてはまずまずなんですが、唯一ココ、雨樋のモールドが若干総合車両製作所入っちゃってるんだけど大丈夫なん?w




さて、ルーバーの移植はやや難易度が高いので、まず手始めにカプラー交換から始めたいと思います。元々付いているのはナックル可動式の自連(ケーディー互換)ですので、これをKATOの伸縮機構付き密自連に交換します。高さをチェックすると、意外や意外「そのまま床にベタ付けして構わない」と出ました。KATOより床が高いのか??怪しいけど現車で確認してOKなので続行。



厄介なことに運転台側の床下にはライト用のディップスイッチがあります。高を確認したところカプラーの復元バネとは干渉しないことがわかったので、行灯はONのままとし、ヘッド・テールライトをOFFに切り換えたうえで埋め込むことにしました。



作業しやすいようスノープラウ付きのスカートを外し、ブレーキシリンダをカットします。案の定、カプラー支持具の取り付けにとって一番おいしい所に大きな穴が開きました。uum・・・



実はここから先が長い道のりで、カプラー調整のために1日半を費やしました。削っても削ってもスカートとスノープラウに接触してしまうのです。結局カプラーの首根っこをここまで削ってなんとか見通しが開けました。材質がしっかりしているので強度は問題ないようです。



プラ板でこのようなZ型のブラケットを作り、元々開いているスリット(空気ダメなどの取付座)に差し込んでカプラー本体を支える構造としました。床板側はM1.4ネジと接着剤を併用して止めてあります。ご覧のようにスノープラウはいったん外さざるをえませんでした。



無事、連結できるようになりましたが、これ以上前へ出せないので連結面間隔が“ファインスケール”です(笑)。おかげで幌が取り付けられないのですが、薄く削ってでも付けたいですね。。



発電セット外し左右を入れ替えます。と1行で終わるはずでしたが、これも一筋縄ではいきませんでした。まず床板からはずせない!以前買ったキハ53では車両を手に持っただけでポロポロ取れてきたんですが、今度は一転、接着剤でがっつり固定されていました。カッターを差し込むなどして気合いで剥ぎ取り。



発電機側は2ピースの合わせ目が大きく開いているので、これをパテで補修。



向きを変えて搭載し直しました。



残るは吸気ルーバーとタイフォンの改造・・・なんですが、他に2500番台ならではの特徴ってあるんでしょうか。



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コメント (8)
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