80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

ASカーを作る!(2)

2024-10-03 02:54:11 | 私鉄電車
いろいろ二転三転しましたが仕様を決めました。当初予定通り「登場時非冷房4連」の姿で作っていきたいと思います。

理由は、まだ仕掛りっ放しですが「新宿線赤電10連」が1970年代初頭を想定していることと、頼りになる鮮明な写真資料の存在が大きいといえます。主に次のサイトの写真を参考にさせていただいております。ありがとうございます。
団塊鉄ちゃん気紛れ撮影記(団塊鉄ちゃん様)「101系登場の頃」
鈴木写真変電所様「西武101系登場の頃」


動力車となる抵抗器満載のM1車(モハ101形奇数車)の下回りが出来かかっていますので、この車両の上回りを作っていきます。まずは中間車セットの屋根にモールドされているクーラーランボードの足を削ってフラットにします。写真は研磨し終わってスベスベになったところ。グローブベンチレーターが写っていますがこれを取り付けるのではなく、ベンチレーターやクーラーの取付穴に差し込んで「穴埋め」するためのものです。キットのは残念ながらデザインがヨロシクナイので。。



第一パンタのランボードとパンタ碍子台。いずれもキットのパーツですが、前者は前後の碍子台の間を余分なランボードから切り出した板で連結し、昔ながらの木製の櫓(やぐら)タイプの碍子台に似せてみました。これだけ見ても旧101系が“赤電”のDNAを色濃く残していることがわかります。こちらはベンチレーターが無く、代わってヒューズ箱の取付穴を開けておきます。



第二パンタ側も同様に作ります。こちらはベンチレーターの取付穴あり。



その他のパーツを仮置きしてみます。ヒューズ箱(手前)とパンタスイッチ箱(右上のベンチレーター間)はキットのパーツを使用。グローブベンチレーターは手持ちのIMON製を使用します。最近まで気付かなかったのですがベンチレーターが無い部分には扇風機のお尻が飛び出しているようなので、KSの「扇風機カバー(小田急用)」を埋め込んでおきました。



こんな感じです。この先は恐怖の配管作業が待っていますが、非冷房時代の明瞭な俯瞰写真が見つからないため、「模型のことは模型に聞け」精神で諸先輩方の作品を参考にしたり、「ここはこう繋がっててほしい」的な勝手解釈で乗り切りたいと思います。



車体も1両ぐらいなら組めるかと思ったのですが甘かった。。とりあえず狭幅貫通路の妻板を広幅貫通路に改造します。既に701系でトライしているので手順はOK。貫通路の端から左右とも7mmの位置にカッターを入れて切り抜きます。板厚が1.5mmもあってなかなか切れませんが、ノコ切断のように切り屑ロス(目減り)がないため大概この方法です。



切り取ったパーツの窓側をそれぞれ2.5mmカットして瞬着で貼り戻せば広幅貫通路の出来上がり。



問題はキット同梱のパーツだけではドナーが足りないこと。あと、編成中に1か所だけ付く両開きドア付の妻板もここからだと作りにくいですねぇ、、と予めボヤいておきましょう。笑




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