80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

(自由形)東海電鉄モハ700形の製作3

2015-12-30 02:58:04 | 自由形
こんばんは。

先日来ちこちょこ紹介している自由形電車は、私が中高生の頃に考えていた「東海電鉄」なる妄想電鉄のロマンスカー崩れという設定です。同名の空想鉄道をお持ちの方は何人かいらっしゃるようですが、当方は静岡駅~三保ノ松原駅間を結ぶ全長17キロあまりの小私鉄であります。

製作に当たり、なんかストーリーがないとカッコつかないなーということで、こんな設定にしてみました。

時は昭和30年。沿線に久能山東照宮、日本平、三保ノ松原などを抱える当電鉄は、戦後の観光ブームの訪れとともに利用客も右肩上がりで伸びていました。乗車時間は短いものの観光客向け電車への期待は高まるばかり。そこで、窓が大きくゆったりとしたクロスシートを備えた「ロマンスカー」製作に踏み切るのですが、いかんせんお金がないので17m級国電を譲り受け、車体を新製してモハ701+モハ751+クハ1701の3連1本が完成。主要駅停車の急行「はごろも」として人気を博していました。

ところが、登場から17年目の昭和47年某月某日午後、静岡行として運行していた列車は登呂遺跡駅(そういう駅があるんです!笑)手前の踏切で立ち往生していたダンプカーと衝突しクハ1701が中破。復旧を画策するも、すでに観光ブームが一段落し、代わって沿線の宅地化が進んで通勤ラッシュが深刻になっていたことからロマンスカーとしての復旧は断念。モハ751に運転台を取り付け、中間にサハ2両を挟んだラッシュ対応の4両固定編成として復旧したのです。サハは両開き3ドアの純通勤車仕様で、表向きは新規に製作されたことになっていますが、どちらか1両は事故車クハ1701の部品が多々流用されているのでは?との疑惑が拭えないまま平成10年に廃車されましたとさ。


とまあこんな感じでしょうか(^^ゞ


前回の投稿でA車としていたのがモハ701、B車がモハ751です。写真はモハ701の前面を作っていくところで、乗務員ドア部分を切り出したところです。




モハ700形は湘南顔。ただしフロントガラスの傾斜や左右の後退角が小さい“湘南ちゃって顔”なので、各パーツはイモ付けにして、カッターとやすりで角のRをつけていく手法としました。車体下部に補強材を渡し、そこへ緩く「く」の字に曲げた窓下部分を接着します。




窓部分も「く」の字に曲げ、鼻筋の裏側に補強帯を貼っておきます。わかりにくいですが、手前の補強帯が出っ張っている方が屋根側になります。




貼り合わせた状態。幕板の広い部分は屋根板を乗せてからカットします。




屋根板を乗せ、屋根Rに合わせて前後妻板の上部をカットしたところ。ベンチレーター、パンタ、台車はすべて仮に組み合わせたものです。ちなみに台車はDT11で、このモハ701がMPギヤ仕様の動力車となります。




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