80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

スイスの低床電車を作る(15)

2021-01-26 10:47:29 | 海外
前回載せ忘れた3両セットになった姿を載せておきます。なかなか良き♪



スイスの車両メーカー・シュタッドラー社で製造されたこの車両。3車体だけにメーカーでは「Walzer」(ワルツ)の愛称を冠していますが、2018年にこれを5編成導入したアッペンツェル鉄道では、沿線に古くから伝わる祭りや音楽文化などにちなんだ愛称をそれぞれの編成につけました。

そしてそれらの写真が1等客室と運転室の仕切り壁にプリントされているとのことなので、模型でもそれを再現することにしました。

1001号~1005号の5編成それぞれの写真は、Wikipediaによれば次のようになっています。いずれも管理人調べなので間違ってたらゴメンナサイ。。詳しく知りたい方はWikiの中にリンクがあるのでそちらで調べて~

●1001号編成:Silvesterchlaus(シルベスタークロイゼ)
 仮装した集団が家々を回ってヨーデルを謡う大晦日の伝統行事。12月31日のほか旧暦の大晦日である1月13日に開催。その姿はまさに「スイスのなまはげ」

(Wikipedia “Stadler Westschweizer Meterspurzüge” より)

●1002号編成:Bloch(ブロッホ)
 装飾した大木の幹を山車のようにして練り歩くお祭り

●1003号編成:Alpfahrt(読み方不明w)
 「牛追い」的な慣習のようです。毎年、雪のシーズンが終わると牧夫たちは牛を追って谷から山へ上がり、秋の訪れとともに山を下りる姿は、Google先生の簡易翻訳によれば「公道で牛をドライブする」だそうですが言い得て妙

●1004号編成:Betruef(ベトルーフ)
 木製の乳漉し用漏斗を口に当てて歌詞のないシンプルなヨーデルを吟じる、神や聖人たちへの祈りの呼びかけ

●1005号編成:Alpstobete(アルプ(ス)トベテ)
 弦楽器を主体とした音楽に合わせて謡い踊るお祭り、パーティー(らしい)


ということで、実車と同じ原画が手に入った1001号編成の「シルベスタークロイゼ」を作ってみます。写真の上にドアや点検用ハッチの線を書き込んでシール紙にプリント。



仕切り壁に仮止めしてみました。雰囲気バッチリですね!



余談ですがこのクルマ、乗務員ドアというものが無く、運転室への出入りはこのドア一択です。ダイヤル式の頑丈なカギも付いているように見えます。構内作業の時とか不便じゃないの?と思いますが、基本ワンマン運転でかなりローカルな区間も走ることを考えると、治安面からこうなってしまうのでしょうか。興味深いです。


よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする