80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

スイスの低床電車を作る(14)

2021-01-24 15:19:57 | 海外
この画像、アッペンツェル鉄道(Appenzeller Bahnen)の公式サイトのトップ画面に少し前から掲載されているもので、いま製作中のABe4/12“Walzer”が、逆光のなか、雪煙を立てて走っているとても幻想的なシーンに改めてモチベが高まります。と同時に、早く走らせたい!という衝動にも駆られるわけです。



ということで運転室まわりを仕上げました。コーナーR部分はエポキシパテを盛って整形。行先表示器と前照灯が収まるオデコまわりもパテ盛りと研磨を繰り返したのでなんとか見られる姿になったのではないかと。



続いて運転室下のスカートまわりですが、ここはさすがに紙の「曲げ」だけでは対応できず、左右の部分は貼り重ね&削り出しという手法で作っていくことにしました。まず、天井板に用いたイラストボード(公称t1.0=実際は1.2~1.3)の余りを使ってこのように重ねます。正面から見たときに段々に幅が広がっている形にするためです。



まず粗々にRを削り出し、瞬着を浸み込ませた後に表面を整えながら整形していきます。



2両分4枚を作ります。写真ではよく見えませんが、「段々」の隅にパテを盛って丸く整形し、正面から見たときにRがついているように見せています。



これを運転室と合体しますが、おでこの整形でサーフェーサーを何度も吹いたのでライトまわりのスジ彫りが消えてしまいました。これを鉄筆で彫り直してから先へ進むことにします。



だいたいベースが出来上がった前頭部。窓下の「鼻」の部分に点検用のフタがあるのを失念していたのでシール紙を貼って表現。左右のスカートの間は紙帯でつなぎます。ジャンパ栓用の切り欠きが向かって左にあるのが1等室のあるA車用、右側にあるのがB車用です。コレ間違うとまた面倒なことになるので10回ぐらい写真を確認しました。運転室本体はどちらも同じなのですが、そこは手作り品の悲しさで「個体差」があるものですから・・・。(笑)



車体にテープで仮止め。そろそろゴールが見えてきました。ところが・・・



ここへきて痛恨の設計ミス発覚!!夢なら覚めてほしい(号泣)
運転室の後方区画、この図でいくとドアから左側の台車が見えている部分ですが、なんと窓の位置が高いことに気付きました。下側は一緒で上辺だけが高いようです。ドア上の水切りの位置を確認している過程で発覚しました。動力台車のためここだけ床が他よりも高くなっているのが原因のようです。さーどうする??



まあ高いといっても窓の押さえゴム1本分の幅ぐらいの差なので、ここは見なかったことにして先へ進むゾ!国内で走らせる限り実車を知っている人なんて皆無に等しいし、見た目も一直線に揃ってた方がカッコいいし♪



ということで何となく先は見えてきたのですが、照明関係でも“ある事実”が判明して困惑しております。最初、ヘッドライトの内側にあるのがテールライトだとばかり思っていたのですが、なんとなんとテールライトはヘッドライトと兼用でした。光源はLEDのようなので二色発光かとも思ったのですが、詳細がわかる動画や写真が見つかったのでぐぐっと拡大してみると、なんと赤と白のLEDがびっしりと交互に埋め込まれているではありませんか!!



それならば!ということで手持ちのφ0.5光ファイバーを使ってφ2mmパイプに押し込んだところ、このサイズでは12本が限界で、赤白とも6本ずつではツブツブ感丸出し。点灯試験前に却下したので写真はありません(笑)。
今は、二色発光LEDをフンパツするか、手持ちの赤白LEDを1つの光源BOXに収めてφ2プラ棒で導光する方法を検討しています。


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コメント
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