80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

信州を撮る

2022-05-08 02:02:03 | 中央東線方面
大型連休も残り2日となった土曜日、中央東線、篠ノ井線方面へ久々の撮影旅行に行ってきました。
タイトルの「信州」は信州方面という意味もありますが、今回はE353系付属編成を使った3両編成のミニ特急「信州」をメインに撮ってきたので、その意味合いも込めたものです。

かなり欲張ったスケジュールを1日に詰め込んだので未明の3時半に車で家を出発。まずは6:30に茅野駅を発車する「信州1号」を諏訪湖畔でとらえることにします。Googleストリートビューでさんざん探したのですが諏訪湖と列車が写せる場所は意外に少ないことが判明。唯一、工場跡地と思われる開けた場所越しに辛うじて撮れそうだったのでチャレンジ。結果、少し並木で隠れてしまいましたが、3両というミニ編成とも相まってなんとかフレームに収めることができました。

(9061M「信州1号」長野行,2022.5.7,上諏訪〜下諏訪間)


朝日を受けて東京を目指す上りの特急「あずさ4号」。上と同じ場所を踏切脇から狙ったもの。

(5004M「あずさ4号」東京行,2022.5.7,上諏訪〜下諏訪間)


少し下諏訪寄りの跨線橋の上からわずかに湖面が見えるので無理をすれば電車とからめられなくもない・・・という苦しみを表現してみました。被写体は松本発立川行きの211系普通。終点の立川まで4時間かけてのんびり走るとのことなので、まだまだ旅の序盤ですね。

(424M 211系普通立川行,2022.5.7,上諏訪〜下諏訪間)


諏訪湖畔で数本の列車を撮って松本へ。今回は仕事がらみの情報収集も兼ねているので松本城へ立ち寄ります。天候に恵まれ、早朝ということもあって人出も多くなく、ゆっくりとその内外を愛でることができました。



松本城を10時半頃に出発し次の撮影地・姨捨へ向かいます。松本I.Cへ向かう途中、寄り道してアルピコ交通(「まつもとでんてつ」と言いながら打ちました笑)も撮ってみることにして奈良井川の鉄橋へ。線路手前でちょうど踏切が鳴って新島々行き電車が通過。おお!?これは噂のアルピコ交通公式キャラクター・淵東なぎさをラッピングした「なぎさTRAIN」ではないか?車中からとはいえ運よくGETできました。

(アルピコ交通3000形3005F「なぎさTRAIN」,2022.5.7,渚〜信濃荒井間)


で、本命はこちらです。先ごろ運行開始した元東武鉄道の20000系を改造した20100形。改造中の写真を見てどうなることかと思いましたが、なかなか洒落た感じのデザインに仕上がったのではないでしょうか。ちなみに昨夏の集中豪雨による一部区間の不通はまだ続いており、現在は松本~渚間が代行バス連絡となっています。この電車も次の渚駅が終点です。

(アルピコ交通20100形,2022.5.7,渚〜信濃荒井間)


20100形を撮影後は長野道経由で姨捨へ。ナビがどうも変な到着時間を示すのでおかしいと思っていたら、案の定、姨捨スマートI.C.を認識していませんでした。少し前に坂城駅の169系を見に行くときにここで降りたことがあるのですがナビが退化した??

実はわたくし、有名撮影地・姨捨で撮り鉄するのは初めて。すでに数名のファンがスタンバイ中で、挨拶がてら撮影ポイントなどの情報を仕入れ、数本の列車を練習代わりに撮りつつターゲットの「信州」の通過を待ちます。211系の普通松本行が颯爽と通過。

(2236M 211系普通松本行,2022.5.7,稲荷山~姨捨間)


中央西線の華・383系「しなの」。今春の改正から「ワイドビュー」と言わなくなったらしい!?

(1005M 383系「しなの5号」長野行,2022.5.7,稲荷山~姨捨間)


そしてやって来ましたE353系ミニ特急「信州」。ここでも眼下に見下す善光寺平とサイズ感がぴったりです。

(9062M 「信州2号」茅野行,2022.5.7,稲荷山~姨捨間)


車窓観光が売りの「信州」はスイッチバックの姨捨駅で30分近く停車します。乗客も三々五々ホームに降りて眼下の景色を楽しんでいました。(見たところほとんどが「鉄」っぽい感じでしたが・・・)



そして最後は明科から北アルプスをバックに・・・と思ったのですが、時刻も午後1時をまわってすでに半逆光状態。それでもなんとか春らしい風景を収めることができました。

(9063M 特急「信州3号」長野行,2022.5.7,田沢~明科間)


ということでかなりのハードスケジュールでしたが、JRのプレスリリースに書いてある「日本三大車窓の一つに数えられる姨捨駅周辺からの善光寺平の景色に加え、中央線沿線の山々、諏訪湖など、春の信州・長野ならではの景色を、いつもと違う車窓からお楽しみいただけます。」をひととおりトレースできたので満足です。

シメは穂高の碌山美術館前にある寿々㐂さんで、天ざるそば(とノンアル)で遅めの昼食をいただき帰途につきました。



実は、レイアウトのストラクチャーの参考に碌山美術館も見ていこうか迷ったのですが、帰りの渋滞のことが気になって見学はせず、木立のすき間から外観写真だけ撮るにとどめました。おぼろげな記憶では「ツタのからまーるチャペールで~♪」というイメージが強かった碌山美術館ですが、実はツタがからまっているのは玄関部分だけで、その他のほとんどの部分はこの写真のようにツル1本からまっていない・・・という事実はある意味衝撃的でした。何事も確認は大事ですね。



ちなみに“小仏渋滞”はじめ帰路の渋滞は気味悪いほどに皆無。最大10連休とも言われた今年のGW、さすがに皆さん終盤ともなれば遊び疲れちゃった??
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【レイアウト】初鹿野ライクなセクション(4)

2022-05-02 14:07:17 | レイアウト
初鹿野ライクな3連セクションのうちの2区間の基本的な線形が決定しました。一部まだフレキを固定していないところがありますが、ペンディングになっていた内回り線のプレートガーダー橋の橋台と橋脚についてはすべて所定の位置に設置完了です。



右手側のトラス橋とプレートガーダー橋。実際の初鹿野周辺にこのようなトラス橋はなく、むしろかつて鳥沢駅近くにあった国道20号を超える旧線のトラス橋がそっくりなので下は道路にしてもいいのですが、ここはやはり山岳区間ということで渓流でまとめていきたいと思います。



左手側にも2連のプレートガーダー橋がかかりますが、ここは山肌にへばり付く感じで越えていきます。奥の外回り線には新たにブルサンを投入して通電走行試験を実施。トンネル内となるこの区間は結局ユニトラックのR790 1本とR867-10°2本を使って緩やかに結ぶことができました。



この2枚のセクションは施工がえーかげんになってしまってすき間が開き放題なのでローラーキャッチで繋いでいます。駅セクションの一部にも使いましたがカチッと固定できてなかなかスグレモノです。ちなみにこんな場所に堂々と付けたのは山で隠れてしまうためなのでご安心を。



今回は橋台4個と橋脚2本をスクラッチ(橋台はモーリンの製品をアンコにしてますが・・・)したので結構時間がかかってしまいましたが、前作よりいい感じに仕上がったので、まずはお題をひとつクリアといったところです。



3連セクションの一番右側の1枚もベースボードまでは完成しました。下に少し見えていますがベッドの上を乗り越す感じになるのでボード面が高くなります。というかむしろこちらが標準高で、初鹿野セクションが高低差を出すためボード面を下げているというのが実態です。



ということでレイアウトの方はだいたい形が出来上がってきたので、次回からは仕掛り車両の方も手をつけていきたいと思います。まずはこちらのスイスの電車からいきますか。



それにしても赤、黄、青、期せずしてよく揃ったものだ。しかもこれは典型的な16番ワールドではないか。ゲージもサイズも違う車両を同じ16.5mmのレールに載せて遊べるのが16番のいいところ。とはいえ「ガニマタ上等!」と叫びながらメーターゲージまで走らせてる人はたぶんいないよね(笑)。正統派メーターゲージャーの皆々様には本当にごめんなさいなのですが、ここの管理人はまだまだ増殖させる気満々です!


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