80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

213系5000番代の製作(13)

2022-08-13 01:34:00 | 中央東線周辺
スカートを作ります。実車のスカートはこんな感じで、電連付きのため本体については切り欠きが少なくシンプルなのですが、下部が強化されているので少々やっかいです。




適当なパーツはなさそうなのでペーパーからスクラッチします。まずはラフに切り出した試作品(下段)から要部の寸法を採取しPCで作図(上段)。これを切り抜いたものが中段です。傾斜角と後退角は現物合わせで決めました。



両サイドを折り曲げ、裏側に洋白帯板で補強を入れます。この段階で写真を撮り忘れたので最後に掲載します。Tc用(上段)とMc用で穴の位置が異なりますがその他は共通です。



補強部分は下側が引っ込んだ形をしているのでどうするか悩みましたが、結局、中央と左右に3分割したペーパーを貼り合わせて表現することにしました。



2個作るのに丸1日かかってしまいましたが、だいたいイメージどおりのものが完成しました。



横から見た感じもまあまあOK。



ちなみに裏側の補強はこうなっていて、スカート本体の上下に0.4×1.5の洋白帯板を瞬着でコテコテに貼り付けてあります。



前面は最後に車体へ接着することにしているため床板に仮止めしてのチェックができません。前面パーツの下にはめ込んでスタイル的に問題ないことを確認しました。この後はパテとサーフェーサーで貼り合わせた部分を整形して完成とします。


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福井・金沢短信

2022-08-11 15:07:32 | 北陸方面
※金沢編を書く前に誤って投稿してしまったので再投稿します。


昨日、仕事の関係で福井を訪れました。駅舎や駅前広場周辺が再整備されてから恐らく初めての下車。まだ工事中の部分も多いですが近代的な駅に変身していました。列車待ちの時間に周辺をぶらついてみましたので少しだけご紹介します。

福井といえば恐竜。駅舎の壁に大きなイラストが描かれています。



駅前にも大きなオブジェが。ガオーと声が出て首も動きます。



今回特に見たかったのが福井鉄道の駅前広場乗り入れの状況です。延伸されたのが平成28年(2016年)とのことですからすでに6年経っていますが、沿道の市街地がまだ工事真っ最中なのも相まって何となく真新しいイメージ。元名鉄の770形が越前武生へ向けて発車していきます。



バスターミナルと電車ホームは同じ平面で連続しています。



以前はいま電車がいるあたりが終点でした。左奥の西武デパートは変わりませんが、その反対側一帯は駅前からすべて再開発のために取り壊されていました。北陸新幹線の延伸開業を2年後に控え、まだまだ変貌を続ける福井駅前です。



こちらも元名鉄の880形。770形もそうですが、独特のウイング型のオーナメントがラッピングで覆われてしまっているのがちょいと残念。



福井に来たからには高架化されたえちぜん鉄道の方も見るべきですが、時間の関係と、なにせ猛暑で移動マインドがだだ下がりだったために今回は諦めました。年内にまた来る機会がありそうなので。


さて、今回は先日の豪雨で北陸線の武生~敦賀間が不通となっているため北陸新幹線経由で現地入りしました。金沢から福井までは「ダイナスター」という臨時特急がリレー運行していたので利用したのですが初めて聞く名前でした。

なんでも「サンダーバード」や「しらさぎ」が走らない早朝・深夜に金沢~福井間で運行されている定期列車だそうで、今回の災害にともなって昼間に臨時列車が大増発されたかたち。したがってスジ自体は「サンダーバード」や「しらさぎ」のものにだいたい沿っているようです。



行きは金沢から9:02発のダイナスター72号を利用。サンダーバード14号のスジのようです。そして帰りは福井発15:40のダイナスター83号を利用。こちらはサンダーバード25号のスジのようです。



ダイナスター83号の車両は683系8000番代でした。元々は北越急行向けに投入された車両とのこと。先頭グリーン車1両を含む6両編成で普通車はすべて自由席となっていました。夏休みとはいえ平日なので乗車率は2割程度でした。



ちなみに自分的には初見のダイナスター号は“Dinostar”とつづります。Dinaじゃないんだ?と思ったら、ダイナソー(dinosaur=恐竜)とスター(Star)の合成語である、とJR西日本が説明していました。なるほど。



金沢まで戻り、東京行「かがやき」までの待ち時間を使ってまたまた駅周辺をぶらつきます。
金沢は少し前にも降りているので最近の様子は知っていたのですが、この駅前に建つ「鼓門」をまじまじと眺めたのは初めて。大きさといいデザインといいインパクト半端ないです。



あと見ておきたいのが北陸鉄道浅野川線の電車。運よく出会えたのは2編成でしたが、新旧移行期にある代表的な2形式に出会うことができました。
こちら、元東京メトロ日比谷線で活躍した03系で、帯色をオレンジに変えてすっかり北鉄電車になり切っていました。



もう1編成は元京王3000系の8000系。手前の番号をみると8811号車となっていて、これは3000系の第一編成の先頭車として登場したクハ3701号車の現在の姿ということになります。オリジナルの「お面」の色はブルーグリーンがオレンジに変更されていますが、裾絞りのない狭幅車体に片開きドアをもつ貴重な生き残りといえます。最近もう1編成がアイボリーの復活塗装になったとのことですが出会えず。



さて、時間もいい時間になったし相変わらず蒸し暑いし・・・ということで和風建築の建物に避難。鴨の治部煮=熱燗かと思いましたが真夏でも実においしくいただくことができました。



北陸線は本日から復旧したようですが各地ではまだ豪雨の爪痕が残っていますし、東北・北海道では依然として不安定な天気が続いています。謹んでお見舞い申し上げるとともに、これ以上の被害が広がらないことを祈るばかりです。


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213系5000番代の製作(12)

2022-08-07 00:58:09 | 中央東線周辺
屋根の下地が出来上がったのでパーツを取り付けていきます。

パンタは登場時は菱形でしたが、現在は全車シングルアームに換装されているので、フレームまわりの形状が少し違うようですがJR東海でポピュラーなC-PS27(カツミ)を取り付けることにして、11×12.5mmの位置にφ1.2mmのパンタビス穴を開けます。



パンタ碍子台、避雷器(LA-17を流用)、屋上ヒューズ箱、配管台を取り付けたところ。碍子台と避雷器はエコー製、ヒューズ箱はでんてつ工房のロスト製、配管台はプラ片です。



屋上ヒューズ箱ですが、実車をみると非パンタ側の配管が2本あるので(母線でない1本は車体にアースされているようにみえる)、製品にモールドされている突起を削り、φ0.4ドリルで2か所にポンチマーク程度の浅い穴を掘っておきました。写真では少々見にくいかも知れませんが左側が加工後、右側がオリジナルです。



運転室上部には列車無線アンテナ(エコー)と信号炎管(プラ完成品の余りパーツ)を接着。



クモハ213の前位側戸袋上には主電動機冷却用の通風グリル(赤丸)が付くのでエコーのエッチングパーツを瞬着で貼りました。車外スピーカー(青丸)は実車ではカバーがパンチングメッシュ状になっていますが、うまく表現するのが難しいので、t0.3プラ板の表面に#180耐水ペーパーで縦横にスジをつけたものを小さく切って貼るにとどまりました。



今までの自作車両では車側灯のたぐいは省略してきたのですが、今回はまじめにプラレンズをはめるべくφ0.8の穴を開けました。レンズはNゲージ用のテールライトレンズ(銀河モデル,品番N-065)を使います。1袋8個入りで余裕~♪なんて思ってたらクモハだけで8個必要なことが判明。。もう1袋買いにいかないと・・・。



というわけで、本当は手すりの植え込みまでいきたかったけど時間切れ。明日がんばります。

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最近の買い物から

2022-08-02 10:11:17 | 貨車
今日も朝からグングン気温が上昇しています。暑中お見舞い申し上げます。

先月末にTOMIXからコキ107と20Dコンテナが発売されたので若干数ですが購入しました。



当鉄道では中央東線の貨物編成として1990年代、2010年代、2020年代をイメージした編成を仕立てたところですが、頂き物の関係でコキ104が多数を占めていたので、コキ104と106・107の比率を改善すべく買い増しをしました。コキ107は今後もう少し増やしていきたいです。コキもコンテナも箱から出したばかりの“載っけただけ”スタイルで失礼。



同じような理由でコンテナも19Dと19Gばかりだったので、モデルアイコン製も含めて背高コンテナを増備しています。今回のTOMIXのものは増備型ということでJRロゴマークが小さくシンプルになったタイプのようですが、正直、バリエーションがいっぱいあって付いていけていません。汗



今後はブルーの18Dコンテナの発売も予告されているので、19Dの比率が高めの1990年代編成の見栄え向上を期待しています。


そしてこちらはホビーモデルのワフ22000キットです。C56の牽く小海線の貨物列車向けに購入しました。盆休みにでもツム1000と一緒に“イッキ組み”を画策していますが、さーてどうなりますやら。。


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