こんにちは、国立市議会議員の石井伸之です。本日は国立市議会において、千代田区議会と千代田図書館を視察しました。
午前9時5分にバスで国立市から千代田区役所へ向かうと、中央高速から首都高速まで珍しく渋滞にハマることなく、50分程で到着すると千代田区役所は高層ビルの林立する九段の一角にあり、23階建ての建物のうち8階までを使用しておりました。
一階のロビーに入ると、昨年5月に新築されたばかりというだけあって、近未来的な内装が施され、超一流企業の玄関かと思ってしまいます。そのロビーには障害者団体が運営するパン屋さんがあり、一日30万円を売り上げているそうです。
まずは、8階の会議室に上がり、千代田区議会の状況について説明を受けると、とにかく財政的に大変裕福であることが経常収支比率69%であることから分ります。(ちなみに経常収支比率=経常経費÷経常一般財源という計算で、100%から下がるほど、政策的な独自の予算に回せるというものです。国立市は100%弱を推移しています)
議場を見学させていただくと、とにかく最新設備に圧倒されます。可否の表明については座席にあるボタンで表明するようになっており、椅子の座り心地もメモをしていると腰の痛くなる国立市議会の椅子と違って、体にフィットしておりました。机も最終本会議や代表質問といった場面場面で配置が変えられるようになっており、代表質問はイギリス議会のような形で行われているそうです。写真は初日や最終本会議の形態であると説明を受けました。
さらに、先進的な施策としては幼稚園保育園を一体化した「こども園」をいち早く立ち上げたり、歩きたばこの禁止といった条例を施行しているので、年間100件を超える視察があると説明されました。
午後からは千代田区立千代田図書館の視察を行いました。場所は区役所と同じ建物の9階と10階の一部に入っており、本庁舎建て替えにむけてこちらに移ったそうです。
その際に今まで直営だった運営方法を指定管理者制度に移行しており、従来は1日800人程度の利用者がオープン時には5000人超え、少々熱の冷めた現在でも3000人~3500人の利用があると言っておりました。
指定管理者導入というと、一般的に経費削減ということばかり聞かれますが、ここでは以前とそれほど変わらないそうです。そうすると、指定管理への移行は意味が無いように思われますが、平日午後10時までの営業は役所直営では組合との関係で難しいだろうと言っておりました。
さらに、図書館の館長というのは国立市でもそうですが、直営では今まで図書館とは縁もゆかりも無い課長が、突然赴任してくるという状況があり、それでは図書館という独特の専門性は理解されるまで時間がかかると言っておりました。
そういった意味では、よりよい図書館運営をしていく観点からも専門的な知識を持った方に管理を委託するというのは、様々なメリットがあるのではないでしょうか?
財政的にはどう比較していいものか、私程度の文学的センスでは思い浮かびませんが、お金があるというのは役所の運営にも余裕を持つことができ、素晴らしいことであることは間違いありません。こういったハードの面を見習うことは、逆立ちしても不可能ですが、少しでも本を読める環境作りというソフト面での改善に向けて努力していきます。
午前9時5分にバスで国立市から千代田区役所へ向かうと、中央高速から首都高速まで珍しく渋滞にハマることなく、50分程で到着すると千代田区役所は高層ビルの林立する九段の一角にあり、23階建ての建物のうち8階までを使用しておりました。
一階のロビーに入ると、昨年5月に新築されたばかりというだけあって、近未来的な内装が施され、超一流企業の玄関かと思ってしまいます。そのロビーには障害者団体が運営するパン屋さんがあり、一日30万円を売り上げているそうです。
まずは、8階の会議室に上がり、千代田区議会の状況について説明を受けると、とにかく財政的に大変裕福であることが経常収支比率69%であることから分ります。(ちなみに経常収支比率=経常経費÷経常一般財源という計算で、100%から下がるほど、政策的な独自の予算に回せるというものです。国立市は100%弱を推移しています)
議場を見学させていただくと、とにかく最新設備に圧倒されます。可否の表明については座席にあるボタンで表明するようになっており、椅子の座り心地もメモをしていると腰の痛くなる国立市議会の椅子と違って、体にフィットしておりました。机も最終本会議や代表質問といった場面場面で配置が変えられるようになっており、代表質問はイギリス議会のような形で行われているそうです。写真は初日や最終本会議の形態であると説明を受けました。
さらに、先進的な施策としては幼稚園保育園を一体化した「こども園」をいち早く立ち上げたり、歩きたばこの禁止といった条例を施行しているので、年間100件を超える視察があると説明されました。
午後からは千代田区立千代田図書館の視察を行いました。場所は区役所と同じ建物の9階と10階の一部に入っており、本庁舎建て替えにむけてこちらに移ったそうです。
その際に今まで直営だった運営方法を指定管理者制度に移行しており、従来は1日800人程度の利用者がオープン時には5000人超え、少々熱の冷めた現在でも3000人~3500人の利用があると言っておりました。
指定管理者導入というと、一般的に経費削減ということばかり聞かれますが、ここでは以前とそれほど変わらないそうです。そうすると、指定管理への移行は意味が無いように思われますが、平日午後10時までの営業は役所直営では組合との関係で難しいだろうと言っておりました。
さらに、図書館の館長というのは国立市でもそうですが、直営では今まで図書館とは縁もゆかりも無い課長が、突然赴任してくるという状況があり、それでは図書館という独特の専門性は理解されるまで時間がかかると言っておりました。
そういった意味では、よりよい図書館運営をしていく観点からも専門的な知識を持った方に管理を委託するというのは、様々なメリットがあるのではないでしょうか?
財政的にはどう比較していいものか、私程度の文学的センスでは思い浮かびませんが、お金があるというのは役所の運営にも余裕を持つことができ、素晴らしいことであることは間違いありません。こういったハードの面を見習うことは、逆立ちしても不可能ですが、少しでも本を読める環境作りというソフト面での改善に向けて努力していきます。