こんにちは、国立市においてケアラー支援条例を制定すべきと考えている石井伸之です。
本日は自民党会派視察二日目を迎えました。
宿泊先である旭川市よりレンタカーで約110キロ先にある栗山町に向かいます。
早朝の気温は5度です。
高速道路から遠方に見える山々は雪化粧をしています。
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旭川市の方に話を聞くと、早ければ来月には雪が積もり始めるそうです。
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栗山町の視察は午後からということなので、昼食後に栗山公園を散策しました。
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園内には蒸気機関車が設置されています。
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公園の木々は色付き始めており、鮮やかなコントラストに心が洗われる気がします。
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栗山町役場に到着すると、町の人口を示したパネルが目に入ります。
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1万1千に余りの人口に対して65歳以上の高齢化率は40%を超えているそうです。
会議室へ向かう階段を上る途中に、北海道日本ハムファイターズ栗山監督のサイン入りユニフォームが目に入りました。
話を聞くと、栗山監督は栗山町在住とのことです。
北海道の地元球団を率いる監督が町内在住という事は、町民の誇りとの話がありました。
午後1時30分からの視察では町議会議長を始め、大変多くの関係幹部職員により対応をいただき有り難い限りです。
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冒頭には栗山町に伝手のある国立市幹部職員が「国立市議会議員がケアラー支援条例の視察に伺うので、丁寧な対応をお願いします」との連絡をいただき心に「ジーン」と来るものがありました。
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さて、視察では冒頭に栗山町におけるケアラー支援条例制定に向けた流れについての説明、私達からの質問項目に対する回答、質疑応答という流れで進みます。
栗山町がケアラー支援条例の必要性を感じたかというと、当初は社会福祉協議会が高齢化社会を支える担い手として、介護者をケアする方々が疲弊している点に危機感を抱いたそうです。
平成12年(2000年)に介護保険制度が始まって以来、介護をする側(ケアラー)の社会的支援に向けた法整備がなされていません。
ケアラーとなることによって、仕事・勉強・家事・地域活動など様々な影響を考えると、家庭の中だけで解決することは難しい状況を垣間見ることが出来ます。
栗山町では、社会福祉協議会と連携する中で、将来にわたって誰もが安心してケアすることが出来るように、ケアラー支援条例を制定したそうです。
10項目にわたる質問事項に回答いただく中で、最も聞きたい部分は「介護保険制度における狭間に落ち込み、支援が届かないケアラーに対する支援をどのようにしているのか?」この点についてお聞きしました。
具体的には、介護保険制度の家事支援において介護者本人に対する食事の提供が出来ても、介護者をケアする家族に対する食事が提供出来ません。
また、同様に家事支援の方々は介護者本人の洗濯は出来ても、介護者をケアする家族の衣類を洗濯することは出来ません。
結論から言うと、課題として認識されているが、明確な支援方法が定まっていないそうです。
栗山町の一般会計予算が限られている中で、何らかの予算措置によってケアラー支援は難しいとの説明がありました。
ただ、栗山町の素晴らしいところは町民全体に浸透したボランティア精神です。
1万人少々の町であり、町民の流出入が殆どないことから顔の見える環境が整い、自然とお互いを大切にする考え方が根付いているように感じました。
社会福祉協議会事務局長に話を聞くと、札幌から片道1時間の栗山町は通勤圏外だそうです。
札幌の通勤圏は30分となっています。
すると町役場の職員も町外在住者は5名程度との話がありました。
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会議室での意見交換後は「まちなかケアラーズカフェ サンタの笑顔」を見学しました。
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この施設は町所有とのことです。
何故「サンタの笑顔」という名称なのか?話を聞いたところ意外な答えが返ってきました。
「サンタの笑顔」はどういう意味なのか聞く人がいるから、こういった名前にした方が良いとのことです。
見事に術中にはまった人間がここに居ました。
コロナ前は老若男女が集い、室内は常に賑わっていたそうです。
ただ、コロナによって閑散としてしまいました。
それでも、本日は数名の高齢者が談笑していました。
一人で自宅に引きこもるのではなく、社会性を維持する為にこういった施設は重要とのことです。
栗山町がケアラー支援条例を制定する土壌として、福祉に対する町民理解やお互いを支え合う考え方など、元となる素地がしっかりしていることが良く分かりました。
各地域のケアラー支援条例を視察する中で、国立市において日本一のケアラー支援条例が制定できるよう努力致します。
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本日は自民党会派視察二日目を迎えました。
宿泊先である旭川市よりレンタカーで約110キロ先にある栗山町に向かいます。
早朝の気温は5度です。
高速道路から遠方に見える山々は雪化粧をしています。
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旭川市の方に話を聞くと、早ければ来月には雪が積もり始めるそうです。
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栗山町の視察は午後からということなので、昼食後に栗山公園を散策しました。
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園内には蒸気機関車が設置されています。
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公園の木々は色付き始めており、鮮やかなコントラストに心が洗われる気がします。
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栗山町役場に到着すると、町の人口を示したパネルが目に入ります。
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1万1千に余りの人口に対して65歳以上の高齢化率は40%を超えているそうです。
会議室へ向かう階段を上る途中に、北海道日本ハムファイターズ栗山監督のサイン入りユニフォームが目に入りました。
話を聞くと、栗山監督は栗山町在住とのことです。
北海道の地元球団を率いる監督が町内在住という事は、町民の誇りとの話がありました。
午後1時30分からの視察では町議会議長を始め、大変多くの関係幹部職員により対応をいただき有り難い限りです。
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さて、視察では冒頭に栗山町におけるケアラー支援条例制定に向けた流れについての説明、私達からの質問項目に対する回答、質疑応答という流れで進みます。
栗山町がケアラー支援条例の必要性を感じたかというと、当初は社会福祉協議会が高齢化社会を支える担い手として、介護者をケアする方々が疲弊している点に危機感を抱いたそうです。
平成12年(2000年)に介護保険制度が始まって以来、介護をする側(ケアラー)の社会的支援に向けた法整備がなされていません。
ケアラーとなることによって、仕事・勉強・家事・地域活動など様々な影響を考えると、家庭の中だけで解決することは難しい状況を垣間見ることが出来ます。
栗山町では、社会福祉協議会と連携する中で、将来にわたって誰もが安心してケアすることが出来るように、ケアラー支援条例を制定したそうです。
10項目にわたる質問事項に回答いただく中で、最も聞きたい部分は「介護保険制度における狭間に落ち込み、支援が届かないケアラーに対する支援をどのようにしているのか?」この点についてお聞きしました。
具体的には、介護保険制度の家事支援において介護者本人に対する食事の提供が出来ても、介護者をケアする家族に対する食事が提供出来ません。
また、同様に家事支援の方々は介護者本人の洗濯は出来ても、介護者をケアする家族の衣類を洗濯することは出来ません。
結論から言うと、課題として認識されているが、明確な支援方法が定まっていないそうです。
栗山町の一般会計予算が限られている中で、何らかの予算措置によってケアラー支援は難しいとの説明がありました。
ただ、栗山町の素晴らしいところは町民全体に浸透したボランティア精神です。
1万人少々の町であり、町民の流出入が殆どないことから顔の見える環境が整い、自然とお互いを大切にする考え方が根付いているように感じました。
社会福祉協議会事務局長に話を聞くと、札幌から片道1時間の栗山町は通勤圏外だそうです。
札幌の通勤圏は30分となっています。
すると町役場の職員も町外在住者は5名程度との話がありました。
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会議室での意見交換後は「まちなかケアラーズカフェ サンタの笑顔」を見学しました。
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この施設は町所有とのことです。
何故「サンタの笑顔」という名称なのか?話を聞いたところ意外な答えが返ってきました。
「サンタの笑顔」はどういう意味なのか聞く人がいるから、こういった名前にした方が良いとのことです。
見事に術中にはまった人間がここに居ました。
コロナ前は老若男女が集い、室内は常に賑わっていたそうです。
ただ、コロナによって閑散としてしまいました。
それでも、本日は数名の高齢者が談笑していました。
一人で自宅に引きこもるのではなく、社会性を維持する為にこういった施設は重要とのことです。
栗山町がケアラー支援条例を制定する土壌として、福祉に対する町民理解やお互いを支え合う考え方など、元となる素地がしっかりしていることが良く分かりました。
各地域のケアラー支援条例を視察する中で、国立市において日本一のケアラー支援条例が制定できるよう努力致します。
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