アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(10月3日)は、朝一番で 株式会社 タナベ経営 の経営者を対象とするビジネス情報誌『FCCレビュー』の原稿を完成させ、同社の戦略総合研究所パブリッシングの池山佑子主任に送りました。

「経営者に贈るアドラー心理学の知恵」のタイトルの12回に渡る連載の第2回目です。

昨日の午後は、たっぷり3時間、毎日新聞出版株式会社 図書第一編集部 編集長代理の 久保田章子さん株式会社サイラスコンサルティング 代表取締役の 星野友絵さん と共に、1月に出版する本づくりに励んでいました。

ある段階を経て、主に久保田さんが私に対する質問を投げかけ、私が答えるというライブ感のあるやり取りで進みました。

事前に準備をしていたとはいえ、毎日新聞に載っていた人生相談の質問に即興で答えるというのは、私にとっても刺激的な時間でした。

どうやら私にはがなりこの即興の対応力があることがわかりました。

何せ、30数年カウンセリングをやっていることも強みのようです。

久保田さん、星野さんとのトライアングルは初めてですが、お2人はお知り合いですし、私もそれぞれの方と一緒に仕事をしたことがあるので、息はぴったりでした。

仕事を終えてからは、神楽坂の風情ある古民家で旬の和食会席 SHUN・分家   に行って、食事と会話を楽しみました。

一種の慰労会でした。

ところで、肝心の本のことです。

タイトルは、ほぼ決まっていますが、まだ明かしません。

ひと言で言えば、私が70歳を過ぎたからこそ書ける、一種の「上手な歳の重ね方」の本、生涯青春・生涯感動を通じて生涯現役を志すための本です。

この本のことは、これから小出しにお伝えしますね。

どうかお楽しみに。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月20日)の13:30~16:30は、磐田市役所で27人を対象に

OJTトレーナー フォローアップ研修

を行ってきました。

新幹線に乗っているときに、S女子学院の高校1年生のIさんからメールが入りました。

9月12日の取材依頼に対して電話で丁寧に応じた結果について報告がありました。

結論は「目標設定、目標達成によって 日常生活が充実することを促します」とありました。

なお、このことは、2019年9月14日付けブログ 女子高生に届くアドラー心理学:勇気づけと目標達成 に書いていますので、ご参照ください。


さて、9月17日(火) の夕べ、日経ホールで行われた日経MJプレミアムゼミナール 「川淵三郎氏特別講演会」のことを書きます。

タイトルは「夢があるから強くなる」

川淵三郎氏は、 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)初代チェアマン。
日本トップリーグ連携機構の代表理事会長に就任、JBAエグゼクティブアドバイザーでもある方です。

1936年12月3日生まれですから年齢は82歳。

講演の原稿なしで登壇、冒頭に昨日(9月20日)から始まったラグビーのワールドカップの話題から入り、サッカーがJリーグ創設前は、アジアの最弱国で、五輪予選で20年以上勝てない中でJリーグが発足したことを語りました。

その後は、1988年5月2日とホワイトボードに記入。

古河電工名古屋支店の営業担当の部長で、売上は着任時の2倍、将来は本社の営業本部長や取締役になれると思っていた矢先、連休中にも関わらず名古屋支店長から関連会社への出向を伝えられ、頭が真っ白になりました。

他社に自分を売り込もうと考えたとき、自分自身に何も説明できるものがないことに気づきました。

ほぼ同じタイミングで日本サッカーリーグの責任者である総務主事への就任を打診され、「プロリーグなんてできやしない」と思いつつも、日本のサッカーを世界で活躍できるように自分の人生を賭けてみようと思ったのです。

その後は、年月日や企業・団体の数字や固有名詞をしっかりとホワイトボードに書き込み、Jリーグ創設とその後、さらにはBリーグの展開を具体的に語りました。

全体を通じて私の印象に残ったことは、「何のために?」という理念の大切さで、理念があればビジョンが生まれ、方向性が出せるし、飛躍の条件になるということでした。

さらには、質疑応答の最後に「大きな決断をする際に大切なことは?」に対してこう答えたことが腑に落ちました。

「まずは知識を高め、その知識に基づいて自分の見識を持ち、それが実際に行動する胆識につながる」

恐るべき82歳、現役、川淵三郎氏でした。

◆川淵三郎氏のことについては、次のブログに書いています。
ご参照のほど

2009年7月1日付けブログ  左遷が変えた日本のサッカー界 ― 川淵三郎氏の話
2009年7月19日付けブログ ピンチを救った先輩の勇気づけ ― 「シュートなくしてゴールなし」
2015年12月10日付けブログ リーダーシップ Q & A :川淵三郎氏の断行力から学ぶ

◆「胆識」に関しては、次の記事をご参照のほど。

2009年8月7日付けブログ 「知識、見識、胆識」
2009年8月8日付けブログ 「続・知識、見識、胆識」 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月15日)は、母の27回忌でカミさんと一緒に栃木県鹿沼市に出かけてきました。

同じ電車で乗り合わせていた姉と私たちを甥が出迎えてくれました。

両親の菩提寺である雲龍寺で母の27回忌法要を営みました。

甥たち夫婦3組の貢献が目立ちました。

甥たちは、足の不自由な車椅子の参列者にして誰よりも早く対応し、場所の移動にも車を動かしていました。

最高94歳から最年少の15歳まで(中学3年生)まで、岩井家の親族が集いました。

懐かしい人たちと話ができたのは、このような家族共同体が法事という宗教儀式で繋がれるっているからこそです。

お清めの席で近くの席の人と食事を済ませてお仕舞いにしたくなかった私は、施主である長兄に相談して、全員からひと言ずついただくことにしました。

この内容がとても面白くて、母のことを語る一人ひとりが独特の思い出を有しているのは当然のことですが、私なりの発見もありました。

・和服の似合う凛とした人(美人)

・とても面倒見がよかった人

・えこひいきもあった人

・酒飲みを集めてどんちゃん騒ぎが好きだった人

・芸をたしなみ風流だった人

・孫にビンタをくらわしたことがあった人(子どもたちにはいない)

・感謝の言葉を多発してこの世を去った人

私たち夫婦は、15:00に辞去して、17:00少し前に特急列車が浅草駅に着いたので、浅草寺にお参りに行きました。

浅草は、観光客でごった返していて、和服姿の外国人が目立ちました。

10年ほど前とは様変わりしていました。

浅草は、私が生まれる前の昭和20年まで両親と姉、兄2人、それに祖母が住んでいた町です。

戦災が激しくなり、家族は栃木県の鹿沼市に疎開し、そこに定住。親戚も両親を頼って移り住んできた地です。

母は歌舞伎を観に上京すると、社会人になっていた私を浅草に呼び出し、うなぎをご馳走してくれることが何度もありました。

その店が今でも残っています。

昨日は、実は、私たち夫婦の結婚式(1989年9月15日)からちょうど30年の、真珠婚の日でもありました。

「『生まれ変わるとしたらこんな家族の中で生まれたい』と思えるほどの環境で、最高の母親から生まれてよかった。こんな素敵な人と共に30年を過ごせて幸せ」と家族の絆を再確認できたとてもありがたい9月15日でもありました。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月11日)は、カウンセリングをしたり、原稿チェックを行ったりしました。

原稿チェックというのは、9月2日(月)に 株式会社 タナベ経営 の経営者を対象とするビジネス情報誌『FCCレビュー』 向けに若松孝彦代表取締役社長と行った<100年経営対談>の原稿のチェックでした。

『FCCレビュー』 担当の戦略総合研究所パブリッシングの池山佑子主任が実にしっかりとまとめてくれていました。

10月上旬に私の最初の原稿と同じ『FCCレビュー』 11月号に掲載されるのが楽しみです。

また、夕方には、毎日新聞出版からこの12月に発刊予定のエイジングの本の骨子が送られてきました。

腕まくりしたい気持ちになりました。

 

一昨日(9月10日)は、9:00~17:15にある企業の管理者クラスの応募型研修を行っていました。

タイトルは 部下・後輩を自律型人財へ!アドラー流リーダーシップ

研修の柱は、次の4つでした。

1.オリエンテーションとリレーションづくり

2.アドラー心理学について

3.モチベーションと勇気づけのリーダーシップ

4.実行計画づくり、まとめ


この研修に先んじて、2度ほどこの企業の研修担当の方と打ち合わせをして、しっかりとニーズをお聴きし、研修のタイトルに「自律型人財」を入れ、内容もカスタマイズしました。
もちろんヒューマン・ギルドならではの組織に生かせるアドラー心理学の考え方と勇気づけのシーズ(タネ、リソース)も入れ込みました。

私は、サラリーマン時代のスタートの4年半に営業の仕事をしていたので、このニーズを聴き取り、そのニーズにしっかりと沿った提案をできるのが得意です。
その後のカウンセリングを学ぶ過程でよりスキルが高まっています。

受講者24人を前にしてオリエンテーションの段階で「この研修は、講義の連続ではなく、講義・討議・演習を交え、途中の質問・ご意見も大歓迎のワークショップ・スタイルですよ」と申し上げていました。

そのことで、研修中に活発なやり取りが展開されました。

「why(なぜ)」を連発するパワハラ気味の上司役を演じるデモンストレーションでは、事務局の女性(Sさん)に部下役を演じていただきました。

私がしつこいくらい厳しい口調で「why(なぜ)」を繰り返すので、その方は言葉に詰まって泣き出してしまいました。

その後、各グループで年長、立場の上の人を部下役、として年下、立場の下の人を上司役としてロールプレイを行ったところ、これはとても受けました。

「why(なぜ)」の問題点と、「why(なぜ)」に代わるやり方を説明した後で、今度はSさんに再登場していただき、デモを行いました。

Sさんの目に涙がにじんでいるので、その訳を尋ねたら、「感激の涙です」とおっしゃっていました。

その後を省いて、私のメニューをすべてこなして研修は17:15には完璧に終わりました。

私は、終わりの時間を越えて研修や講演を行うことがありません。

ところで、このようなワークショップ・スタイル、今後はますますこのパターンで行おうとの信念を強めました。

◆ワークショップ・スタイルは、ヒューマン・ギルドの持ち味です。
ご関心のある法人の方は こちら をご覧ください。
カスタマイズが可能です。

ところで、ニーズにシーズを結びつけた研修/イベントとして今月中に2つの企画があります。

ヒューマン・ギルドでカウンセリングを学んでいる方には、100時間のポイントになります。

1.グローバル人事塾主催「アドラー流リーダーシップで最強の人材としなやかな組織をつくる」講演

9月18日(水)に「アドラー流リーダーシップ」 「最強の人材のあり方」 「しなやかな組織のつくり方」を3つの柱としてお伝えします。

日頃お伝えしているアドラー心理学を組織に適用する方策が得られます。

主催:一般社団法人グローバル人事塾

日時:9月18日(水)19:00-21:00 
タイトル:「アドラー流リーダーシップで最強の人材としなやかな組織をつくる」
料金:3,000円(税込み、資料付き、当日支払い)
場 所:プルデンシャル生命保険株式会社 セミナールームABC (千代田区神田錦町3-22 テラススクエア 6F) 申し込み:一般社団法人グローバル人事塾のサイトからか電話にて  
  サイト:http://www.global-jinji.org/  電話:03-3374-6090

月刊誌」『致知』 10月号「こ・ま・く」欄には、冒頭部分を次のようにご紹介いただいていました。

アドラーに学ぶ人材と組織づくり

弊誌2019年9月号の特集にご登場いただいた岩井俊憲ヒューマン・ギルド社長の講演会が9月18日(水)に開かれる。
タイトルは「アドラー流リーダーシップで最強の人材としなやかな組織をつくる」。
心理療法を確立したアルフレッド・アドラーの教えを実践的に学ぶ。
主な受講対象は企業経営者、管理者、人事担当者など。

2.日本医療企画「毎日の仕事をポジティブに♪ 対人援助職・看護師を応援するセミナー」

看護師の方だけでなくアドラー心理学とアンガーマネジメントが教えるさまざまな心の処方箋とそのエッセンスを吸収し、人間関係、仕事の仕方はもちろん、人生を変えるきっかけを手にするセミナーです。

私は司会・進行役として参加者を大いに巻き込みます。
「セミナー」となっていますが、後半部分はワークショップです。

日時: 9月28日(土)【セミナー】 13:00~17:00、【懇親会】17:30~19:30
会場: 銀座フェニックスプラザ(中央区銀座紙パルプ会館内3階ホール)
講師: 岩井俊憲、長谷静香氏、光前麻由美氏(50音順)
 受講料:5,000 円(税込)※会場でアンケートにお答えいただいた方に、「看護師のしごととくらしを豊かにする」シリーズ全11冊の中からお好きな1冊(定価1,620円)をプレゼント! 懇親会費:5,000 円(税込) 申し込み:https://www.jmp.co.jp/seminar/nurse/taijin/ から

 

ワークショップ・スタイルを楽しみませんか?

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月9日)は、これから次々と登壇する研修の資料を作成していました。

自分でも楽しみです。

15:00には、20年ぶりにある研修会社の方(女性)が入社間もない男性を連れてご来社でした。

以前からの知り合いではありましたが、名刺交換をしたら「代表取締役」と肩書がついていました。

20年の時を経てもこのようなご縁が復活するのは、それなりの年齢を重ねて来たからとも言えます

かつてのプロジェクトが復活することが決まりました。



さて、最近エイジングの本を2冊続けて読みました。

『老いる勇気』(岸見一郎著、PHP研究所、1,400円+税)と『スマート・エイジング』(村田裕之著、徳間書店、1,700円+税)です。

老いる勇気
これからの人生をどう生きるか
岸見 一郎
PHP研究所

 

スマート・エイジング
人生100年時代を生き抜く10の秘訣
村田 裕之
徳間書店

『老いる勇気』は、岸見さんのアドラー心理学とギリシア哲学に個人的な体験(親御さんの介護と看取りと、ご自身の病の体験)をもとに「老い」をテーマに書かれた本です。

第1章の「人生、下り坂が最高!」の中の「18歳の頃に自分に戻れるとしたら、戻りたいですか?」は、深く考えさせられた言葉でした。

おそらく私だけでなく読者のほとんどが現在の年齢を遡った1年間と18歳時の1年間では、比較にならないほど後者の方が、「あれもこれも」というくらい多彩な思い出に満ちているでしょうが、エイジングを重ねた人の多くはきっと、「戻りたくない」と答えることでしょう。

第2章の「『でも・・・・』の壁を越える」では、こんな言葉に出合いました。

「今の自分にできることを活かし、自分がどんな状態であっても、そこにいるだけで、生きているだけで他者に貢献できる。それがわかると、老いも病も恐くなくなります」

「自分はただ年を重ねているだけで、生きる価値もない」と思いがちな人を勇気づける言葉ではないでしょうか?

途中を飛ばして、第9章「『老いの幸福』を時代に伝える」は、次の言葉で結ばれています。

「経験したこと、学んだこと、そして『今、ここ』にある幸福を、何らかの形で手渡し、伝えていくこと — それこそが、老いた者の使命であり、すなわち老いの幸福なのではないでしょうか」

こんなふうふエイジングを勇気づけてくれる本です。


『スマート・エイジング』は、「人生100年時代を生き抜く10の秘訣」という副題で明らかです。

人生100年時代を乗り切るためには、加齢(エイジング)に対する「適応力」として「身体面」と「精神面(心)」の適応力があり、これらを持つためには、中年期から「正しい生活習慣」と身につけることが有用だとして3部に渡って10の秘訣が詳しく書かれている本です。

「エイジングによる経年変化に賢く対処し、個人・社会が知的に成熟されること」=「賢く齢を加えていくこと」と定義される「スマート・エイジング」のノウハウが散りばめられている、生活上の必需本です。

次の目次をご覧いただくだけで、この本を読みたいモチベーションが高まることと思います。

【本書の内容】 序 スマート・エイジングとは何か?

第1部 健康で自立して生活するための秘訣  
 秘訣その1 有酸素運動をする  
 秘訣その2 筋トレをする  
 秘訣その3 脳トレをする  
 秘訣その4 年齢相応の食事をする  

第2部 元気でいきいきと過ごすための秘訣  
 秘訣その5 達成すると嬉しい目標を立てる  
 秘訣その6 リズミカルに活動する  
 秘訣その7 不眠の原因を取り除く  

第3部 自分らしく生きるための秘訣  
 秘訣その8 お金を稼げるために「自分軸」で生きる  
 秘訣その9 他人(ひと)の役に立つことをする  
 秘訣その10 好きなことに徹底的に取り組む


こうして書いてみると、『老いる勇気』がエイジングの理論編、『スマート・エイジング』が実践編として併読するのが好ましいようですね。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日(9月4日)、昨日(9月5日)は、それぞれ福島県のある行政組織の研修を会津若松市といわき市で行ってきました。

一昨日は、東山温泉のホテルから東山温泉駅に送ってもらい、下の渓流を見たら珍しいかたちをしていたので、思わず写真を撮りました。

研修が午後からだったので、午前中の観光は、鶴ヶ城だけに留めました。

観光中に毎日新聞出版 図書第一編集部 編集長代理の久保田章子さんから出版企画が通った旨のメールが入りました。
このブログのカテゴリーの「ウェルカム・エイジング」に関連する本です。

8月20日(火)にお目にかかり、私なりに提案したことが企画として通ったことになります。

年内に出版するとのことで、これから忙しくなります。


本と言えば、実はもう1冊出版が決まっているのです。

まだ詳しくお伝えできませんが、致知出版社 から年度内に単行本を出します。

月刊誌」『致知』 9月号での「アドラーとドラッカーに学ぶ人間学」のテーマでの対談(取締役致知編集部副編集長  藤尾 允泰さん ご担当) は、この出版が決まってから書籍編集部 課長の 小森俊司さん が社内折衝をしてくださったおかげです。

さらに遡れば、小森さんに私をつなげてくださったのは、致知出版社 営業部係長の 松澤広幸さん(ヒューマン・ギルド会員)でした。

ですからご縁は 松澤さん→小森さん→藤尾さん とつながったことになります。

 

さらに、です。

藤尾さんにイベントのお願いをしたところ、月刊誌」『致知』 10月号「こ・ま・く」欄にちゃんと掲載してくださいました。

それが、以下の記事です。

アドラーに学ぶ人材と組織づくり

弊誌2019年9月号の特集にご登場いただいた岩井俊憲ヒューマン・ギルド社長の講演会が9月18日(水)に開かれる。
タイトルは「アドラー流リーダーシップで最強の人材としなやかな組織をつくる」。
心理療法を確立したアルフレッド・アドラーの教えを実践的に学ぶ。主な受講対象は企業経営者、管理者、人事担当者など。
会場はプルデンシャル生命保険セミナールーム(東京都千代田区神田錦町3・22テラススクエア6F)。
18時30分受付開始、講演は19時~21時。 料金は3000円。
問い合わせ、申し込みは一般社団法人グローバル人事塾 
 電話:03・3374・6090
 

このように書いてみると、私の提案力は、かけがえのないご縁のつながりによって生かされていることがわかります。

私とご縁を結んでくださっている方々に心から感謝申し上げます。

本当にありがとうございます。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月2日)の午後は新大阪の 株式会社 タナベ経営 をお訪ねしました。

ご依頼をいただいている経営者を対象とするビジネス情報誌『FCCレビュー』(11月号から1年間の予定)がご縁で、同じ紙面のトップに当社の若松孝彦代表取締役社長との<100年経営対談>ためです。 

心理学にも造詣の深い若松社長は、私の『働く人のためのアドラー心理学ー「もう疲れたよ…」にきく8つの習慣』(朝日新聞出版朝日文庫、600円+税)と『「勇気づけ」でやる気を引き出す! アドラー流リーダーの伝え方』(秀和システム、1,500円+税)を熟読されていました。

ほんの1時間半ほどの対談でしたが、アドラー心理学の基本的な考え方をたえず経営や組織を想定しながら鋭い質問と、私の回答を経営の現実場面に当てはめるコメントを発しておられました。

働く人のためのアドラー心理学
「もう疲れたよ…」にきく8つの習慣
(朝日文庫)
岩井 俊憲
朝日新聞出版
「勇気づけ」でやる気を引き出す!
アドラー流リーダーの伝え方
岩井 俊憲
秀和システム

私は、株式会社 タナベ経営 の創始者の田辺昇一先生を尊敬していて、ご著書の70冊近くのうちの2割ほどを1960年代後半から1970年代に読んでいただけに、より親近感を覚えました。

若松社長は、田辺昇一先生から直接の薫陶を受けられた方で、学生時代に古本屋で購入した『経営の曲がり角』(田辺昇一著)を実際に見せてくださり、田辺氏のエピソードを随所に発しておられました。

私は『FCCレビュー』(11月号)で「経営者に贈るアドラー心理学の知恵」と題した第1回目に「生産性と人間性(スキルとマインド)」について書いているのですが、若松社長はマインドに溢れた方で、私は短時間で魅せられてしまったほどの、まさに「人間の魅力」に満ちた経営者です。

対談を終えてからは、株式会社 タナベ経営 の「共感」と書かれた年賀とご著書(『甦る経営―あなたの会社が復活する条件』と『100年経営―世紀を超えるマネジメント』共にダイヤモンド社)と大阪の海老お菓子処 桂新堂の「海老物語」を頂戴しました。

甦る経営 あなたの
会社が復活する条件
若松 孝彦
ダイヤモンド社

 

100年経営
若松 孝彦
ダイヤモンド社

 ところで、あと2つのことをお伝えしなければなりません。

 この橋渡しをしてくださった戦略総合研究所パブリッシングの池山佑子主任のことです。

池山さんは、私が贈呈した「人間学を学ぶ月刊誌」『致知』致知出版社)9月号をお読みになってすぐに『FCCレビュー』での若松社長との対談を着想、実現に向けてご尽力された方です。

そしてすぐに、若松社長共著の『ファーストコールカンパニー宣言―100年先も一番に選ばれる会社』(ダイヤモンド社、1,600円+税)と『100年経営対談』(FCC REVIEW 別冊 2019)を送ってくださったので、私の予習にかなり役立ちました。

ファーストコールカンパニー宣言
---100年先も一番に選ばれる会社
タナベ戦略コンサルタントチーム
ダイヤモンド社

私は、池山さんから事前の準備の大切さを学び、若松社長との対談に備えて「対談用資料」をパワーポイント28枚のスライドを作り、提案力を発揮して事前にお送りしていました。

ですから当日の対談は、私の資料をもとに若松社長が質問をされる形式でスムーズに展開できたのです。

今朝振り返ってみると、ほんの昨日のことでしたが、何だかとても充実した歴史的なイベントに臨んだような気がします。

対談をしてくださった若松社長と、その仕掛けを作ってくださった池山さんに心から感謝を申し上げます。

ありがとうございました。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

一昨日(8月24日)、昨日(8月25日)は、ヒューマン・ギルドで第74期 アドラー・カウンセラー養成講座 を行っていました。

遠くは屋久島、福岡からもご参加で、質問も多発され講師としても大満足でした。

アドラー心理学の基本的な考え方のおさらい、感覚タイプの演習、カウンセリングのミニ演習、ライフスタイル調査表の収集などを行いました。






さて、「人間学を学ぶ月刊誌」『致知』致知出版社)9月号(特集「読書尚友」)でアドラー×ドラッカー対談が「アドラーとドラッカーに学ぶ人間学」のテーマで私がアルフレッド・アドラーのことを語り、佐藤 等さん(ドラッカー学会 理事、公認会計士、法務・会計プラザ代表)が世界的に著名な経営学者のピーター・ドラッカーのことを解説したことが9ページにわたって掲載されていることはすでにお伝えしています。



その裏話を書きます。

致知出版社 取締役副編集長の 藤尾 允泰さん からこの企画があってからすぐに私は、対談に先んじて23枚のスライドからなるパワーポイントをお送りしました。

その最初と最後が次の画像です。

この資料をご覧になった藤尾 允泰さん からは、次の返信がありました。

資料をお送りいただき、
誠にありがとうございます。
早速拝見し、感動しました。
岩井先生の準備に懸ける姿勢から、
仕事に対する誠実な向き合い方とは
どういうものかを 学ばせていただきました。

ドラッカーは、リーダーが持ち合わせるべき資質として「真摯さ」ということを書いています。

私はドラッカーからそのことを学んでいます。

単に受動的に仕事を引き受けるのではなく、能動的な提案力が企画をスムーズに運べるものと信じています。

年齢を重ねると、「ま、いいか」という諦め、怠惰な精神が強まります。

生涯現役の人生を送るためには、「生涯青春」「生涯感動」「生涯研鑽」の心意気を持ち続けたいところです。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。 

4月も半ばを過ぎ、地下鉄東西線は「早稲田駅」で降りる学生で混雑しています。

また、新入社員研修で実践段階 -客先訪問などー に入っている企業もあるようです。

タクロウは、会社の新入社員の中の8人を指導するサブ・リーダーに任命され、研修をしたり個人面談をしたりで、父親と同じ教え好きの側面があるようです。

私は、新入社員を指導する立場のOJT研修指導者の研修のために静岡県磐田市に来ています。

こんな時期だからこそ、2019/4/10付日本経済新聞 朝刊に『ライフシフト』などの著者のロンドン・ビジネススクール教授、リンダ・グラットン氏が「私がいま20代なら」ということで「人間特有の能力を伸ばすこと」だと語っている記事を紹介します。

私は、生涯学習の必要性を説いた内容だと受け止めました。

20代の人だけでなく、シルバー世代の人でも、100年時代に関心がある人でもお読みになることで刺激を受けるはずです。

一歩踏み出すあなたに(6)人生どの段階でも学び  

まず、私たちは信じられないほど技術革新のスピードが速い時代を生きているということを知っておきたい。
これは2つのことを示唆する。

1つは医療技術の進展などで寿命が延びるということ。
今の20代は90歳、100歳、あるいはそれ以上人生を過ごす。
その結果、70代や80代になっても自分のスタイルで働いているのが普通という時代になるだろう。

2つ目は人工知能(AI)やロボット技術の急速な進展により、私たちが駆使したり、習得したりすべきツールや技術が刻々と変化していくという点だ。
人生のどの段階でも学習を続ける姿勢が重要で、常に自分のスキルを磨き続ける習慣を人生の前半のうちに身につけることが必要になる。

<途中略>

もし私がいま20代なら、機械に取って代わられない人間特有の能力を伸ばすことを考える。
それは好奇心や共感、さらには社会性のスキルだ。
日本のことや世界のことをもっと知りたいという強い興味と、同時に他の人々やグループに共感し、それを創造活動に生かすことは機械では置き換えにくい重要な能力だ。

これに加えて、自らが所属する地域や組織を支えるために自分がどのような役割を担えるのか。
それを20代の頃から考え続けることが重要で、それには社会性のスキルが不可欠になる。


ここでのポイントは「機械に取って代わられない人間特有の能力を伸ばすことを考える。 それは好奇心や共感、さらには社会性のスキルだ」というところです。


「八掛け人生」を啓蒙している私は、60歳代、70歳代の経験豊富な現状で20歳代、30歳代の好奇心、共感力、社会性を持って生きる」と言い換えたいところです。

私は、リンダ・グラットンの著書『ライフシフト ― 100年時代の人生戦略』(リンダ・グラットン/アンドリュース・スコット著、池村千秋訳、東洋経済新報社、1,800円)から衝撃を受けたことがあり、

2017年5月9日付けブログ 人生100年を見据える本:『ライフシフト』

としてブログに書いています。

是非、お読みください。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

リンダ・グラットン/アンドリュース・スコット著

池村 千秋訳

東洋経済新報社

まんが版も出ているようです。

まんがでわかる LIFE SHIFT
松枝 尚嗣
東洋経済新報社

◆さらにご関心のある方は、こちらのインタビュー記事にも目を通してみてください。

リンダ・グラットン教授インタビュー前編 「積極的に、イノベーティブに」が人生100年時代を生きるカギ(2019年1月9日)

リンダ・グラットン教授インタビュー後編 「お金に賢明であること」が自分の人生を創造する
(2019年1月15日)

◆最近、様々な企業から人気を読んでいる八掛け人生研修のあらましについては こちら をご覧ください。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(法人研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド 岩井俊憲です。

昨日(2月6日)のややふざけて書いた記事に対してフェイスブック上でたくさんのメッセージを賜り感謝申し上げます。

私自身、極力安静に務めているため、その後、今までパソコンを開いていなかったため、メルマガの原稿を書いた以外は、一部の例外を除いてお返事を差し上げることができていないことをお詫びします。

しかし、パソコンに向かう気力は気力は失せていても、読書欲はさかんでした。

今までだらだらと読んでいたカウンセリングと組織心理学の本の2冊を読み終えることができたほかに、直面する老いと、やがて到来する死を見据えて新書版の3冊の本を読むことができました。

『白秋期』(五木寛之、日本経済新聞出版社、780円+税)

『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』(小澤竹俊、アスコム、1,000円+税)

『わたしが死について語るなら』(山折哲雄、ポプラ新書、780円+税)

白秋期 地図のない明日への旅立ち
(日経プレミアシリーズ)
五木 寛之
日本経済新聞出版社
今日が人生最後の日だと思って生きなさい
小澤竹俊
アスコム
わたしが死について語るなら (ポプラ新書)
山折 哲雄
ポプラ社

これら3冊の中で私には、『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』(小澤竹俊、アスコム)が一番心に響きました。

あまり詳しい本の紹介にならない程度に触れておきますね。

著者の小澤竹俊氏は、執筆当時の2016年2月時点で20数年間、人生の最終段階に医療に携わり2,800人の患者さんの看取りに関わってきたホスピス医(めぐみ在宅クリニック院長)です。

人生最後の時は苦しみの時でもあるが、自分が生きてきた本当の意味を学べ、一人で抱え込んでいたものを手放し、誰か、あるは何かにゆだねる大切さに気づき、幸せとは何かを知る機会であることを伝えてくれる本です。

「デグニティセラピー」による9つの質問も紹介されています。

【本書の構成】(○は、27項のうちの一部)

第一章 明日の自分に宿題を残さず、今日を生きる
○「最後の日」を正しく迎えるために、一日一日をきちんと終えていく
○残された時間が少なくなると、「丸裸の自分」が見えてくる

第二章 人生最後の日に何をするか
○最後の一日は、「人生に納得する」ためにある
○あなたは一番大切なものを人にゆだねられるか
○老いて、病いを得ることで、人生は成熟していく
○誰かに看取られて、この世を去れるなら、それ以上の幸せはない
○大切な人へ手紙を書くと死が怖くなくなる

第三章 苦しみから、人は多くのことを学ぶ
○苦しみは決して「悪」ではない
○最後の日が近づくとあなたに「支え」が現れる
○相手を100%理解する必要はない

第四章 2800人を看取ってわかったこと
○使命感を持って進むとき、道はひらける
○人は後悔せずには生きられない
○肉体が死に向けて、きちんと準備を整えてくれる

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(法人研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド 岩井俊憲です。

1月は、そそくさと去っていき今日から2月です。

1月最後の昨日(1月31日)は、午後から新宿文化センターに出かけ、「大人のやさしい経済・金融入門講座」(主催:公益財団法人 新宿未来創造財団/NPO法人 金融と証券を学習する会)で

第1回 知っ特! セカンドライフ充実のための心をお金の方策
第2回 金融商品のいろいろとあなたに合った選び方

をそれぞれ1時間半、勉強してきました。

私は、人生100年時代に必要な3つの【ちょきん】は、「貯金」「貯筋」「貯近」だとして

2018年3月29日付けブログ ウェルカムエイジングの3つの[ちょきん]=貯金+貯筋+貯近

のブログを書いていますが、正直に告白すると、 3つの[ちょきん]のうちの「貯金」の経済・金融の知識が弱点でした。

あえて避けていたのかもしれません。

たった600円の受講料でしたが、前から2番目に座って、一度も居眠りをすることもなく、熱心にメモをしながら学んできました。

講師の2人は、それぞれ生命保険会社、東京証券取引所のOBのようでしたが、特に前者の先生は、とても引き付ける講義をしてくれました。

自分なりに咀嚼して、実践も加味して3つの[ちょきん]の体系化を図り、「七掛け人生」のより一層の充実を図るつもりです。

ウェルカム・エイジングのカテゴリー「人生100年時代を生きる知恵」についての記事をたくさん書いています。
お読みください。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(法人研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド 岩井俊憲です。

昨日(1月23日)は、某企業の新任管理者研修の2日目を行っていました。

今年で4年目、7回目の研修の講師を務めながら、自分が進歩・成長していることを感じました。

自分の知識や体験を研修の中で今まで以上に生かせるようになっているのです。

71歳の私は、芸能人の名前や、今まで得意だった最近会った人の名前を覚えることが若いころよりは不得意になっています(いわゆる短期記憶の機能低下)が、長期記憶を直面する案件に結びつけながら対処する能力は、むしろ今までよりも高まっています。

私は、95歳までの「生涯現役」を標榜していますが、95歳とは言わないまでも、健康をある程度維持できている限り、少なくとも80歳までは現役でいられそうな予感がします。

私は、あることを実現したいと思っていながら、先延ばししていることもあるのです。


そんな最近、私の印象に残る記事を2019/1/21の日本経済新聞 電子版で見つけました。

「70歳以上まで働く」3割に 老後に不安77% 日経調査 

概要は、次のとおりです。

日本経済新聞社が初めて実施した郵送世論調査で、70歳を過ぎても働く意欲を持っている人が3割を占めた。
働いている人に限定すると37%に上る。
2017年の70歳以上就業率(15%)を上回り、高齢者就労を促進する政府の取り組みにあわせて労働参加が進みそうだ。
一方で8割近くが老後に不安を感じている。
社会保障の負担増や給付減に備え、長く働いて収入を確保しようとする様子がうかがえる。

何歳まで働くつもりかを聞くと平均66.6歳だった。

<中略>

雇用形態別で見るとパート・派遣社員らで70歳以上まで働くと答えた人は34%だった。
年収別では低いほど70歳以上まで働く意欲のある人が多い傾向があった。
300万円以上500万円未満の人は32%、300万円未満は36%に上った。
収入に不安があるほど長く働く必要性を感じるとみられる。

老後に不安を感じている人は77%を占めた。
30~50歳代で8割を超えており、この世代では不安を感じる理由(複数回答)で最も多いのはいずれも「生活資金など経済面」だった。
全体では健康への不安が71%で最も多く、生活資金など経済面が69%で続いた。

老後に向けて準備していること(複数回答)を聞くと「生活費など資金計画」が46%で最多。
続いて「健康づくりなど予防活動」が41%で、「具体的な貯蓄・資産運用」をあげる人も33%いた。

将来の生活に必要なお金を得るための取り組み(複数回答)として、最も多かったのは「預貯金」で59%。
「長く働くための技能向上」も13%に上っており、生涯現役を見据えてスキルアップに意欲を示す傾向が強まりそうだ。

<中略>

いま幸福かどうかを10点満点で聞いたところ、平均は6.4点。
既婚者で子どもが小さい世帯ほど点数が高かった。

<中略>

調査は日経リサーチが18年10~11月に、全国の18歳以上の男女を無作為に抽出して郵送で実施。
1673件の回答を得た。
回収率は55.8%。

「働きたい」「働かねばならない」「働くことができる」と、動機は様々ですが、加齢と共にリソースフルであることの自覚のもとに、私は「働くことができる」を最優先して、生涯現役の志を持ち続けたいと思っています。

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(法人研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド 岩井俊憲です。

3連休明けの昨日(1月15日)は、家ではタクロウの29歳の誕生日、会社ではかなりの電話やメールが入ってきました。

私自身にも飛び入りのカウンセリングが2件、近づいている研修のレジュメ作りもあって、忙しい1日を過ごしました。


さて、人気グループAKB48や乃木坂46をプロデュースする秋元康さんが

好奇心消えたら定年 秋元康さんに聞く人生100年時代の備え ~ 根拠のない自信大事に 
 
として、1月14日付けの日本経済新聞 朝刊 で語っていることが面白いので、一部転載しながらコメントを加えたいと思います。

なお、インタビュアーは流合研士郎氏です。

――超長寿社会になると若者は人生設計をきちんとしないといけなくなるのでしょうか。

「18~20歳の若者は、僕らが当時そうだったように、60歳過ぎのことなんて考えていないでしょう。いつの時代の若者も自分が老人になることも死ぬことも、全く考えていないと思いますよ」

「僕らの世代も、その前の世代も若者は、見よう見まねで、前の世代を参考にしたり、反発したりしてきました。むしろジタバタする生き方の方がいいんじゃないでしょうか。考えて賢くなると、考えも行動も小さくまとまってしまうでしょう。若者は間違って当たり前なのです」

――人生で「働く」ことの意義をどう考えていますか。

「金銭的、経済的なこと以上に、自分が必要とされているか、されていないかということの確認事項だと思います。社会の一員としていられるのか、社会から肩たたきされるのか。必要とされる人材となるには、集団の色に染まらない方がいいのではないでしょうか」

――ご自身の経験から、「天職」についてはどうお考えですか。

「結果的に続けられているものということではないでしょうか。私自身は積極的にチャレンジしたというより、『こういう仕事をやってもらえませんか』と依頼がきて、それを断ることはできるだけしなかったというだけです。むしろ好奇心の方が強く、この人はなぜ僕に頼んだのだろうと思うことが多かった。若いときのパワーの源は好奇心でしたね」

「自分の定年は好奇心がなくなったときだと思います。映画でもドラマでも、企画を考える時にワクワクしますが、あるとき、その好奇心がなくなってしまう気がしています。その時こそ、自分が仕事を辞める時だと思います」


1958年東京都生まれで60歳の秋元康さん、私が特に印象に残った部分は、次のようにまとめられます。

1.長寿社会の人生設計について、「ジタバタする生き方」を勧め、若者は間違って当たり前としていること

2.人生で「働く」ことの意義を「自分が必要とされているか、されていないかということの確認事項」に置き、集団の色に染まらない方がいいのではないと考えていること

3.「天職」について、「依頼が来たときに、それを断ることはできるだけしなかったこと」が仕事を続けることにつながり、パワーの源を好奇心としていたこと

4.最後に、好奇心がなくなってしまうときが仕事を辞める時だと思っていること

71歳の私は、自分が必要とされている限り、自分の好奇心を発揮しながら与えられた機会に対して、自分らしく応答して、生涯現役を貫こうと誓いを新たにしました。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(10月15日)の晩から新潟市に入っています。

昨日(月曜日)から日曜日までの7日間のうち金曜日を除く6日間を新潟市で過ごします。

来週は、月曜日からの5日間を島根県で過ごすことになり、ほとんど会社にはいないことになります。

さて、私には愛読する月刊誌があります。
「人間学を学ぶ月刊誌」『致知』致知出版社)です。

出版不況で、月刊誌が続々廃刊になる中で、一般書店での取り扱いがない中でも10万部を超える部数を続けているのは立派です。

このたび、創刊40周年を迎えたようですが、私自身はそのうち38年ほど『致知』愛読しています。

それだけでなく、取材を受けたり(カウンセリングにも役立つアドラー心理学【実例篇】」)、投稿したこともあります。

その11月号で曽野綾子さんがインタビューで老い方の流儀を自己丹誠こそ幸福への道 」として語っています。



「87歳を迎えたいまなお精力的に創作活動を続けている。失明の危機や最愛の夫との別れなど、様々な試練を乗り越え、64年間、一つ事に打ち込む中で見えてきた「幸福論」とは—。」がポイントですが、インタビューで私が感動した箇所を抜き書きしておきます。

・加齢は人間に知恵を与えると思います。どんなにぼんやりしてても、日々の生活を営む中で何かの出来事に遭遇したり、何かの光景を見たり、いろんな経験を積むうちに少しは利口になるような気はします。

・(ある有名な小説家の言葉を受けて)運と鈍と根(注:いわゆる運鈍根)が3つ繋がっていない人間はダメだって。私もそう思います。自分に才能がなくてもあまり気にせず、何とかなるんじゃないかと思って、ひたすらやり続けるのがいいんですよ(笑)。

・死があるから生の味が深くなるんです。死は忌避(きひ)したいものですけど、死がなかったら恐らく私たちは生の意味を発見することができないでしょう。

私が決定的な言葉として心に染みたのは、

(記者)87年の人生を歩んでこられて、幸福に生きるためには何が大事だと思われますか?

曽野 いろいろありますけどね、やっぱり、できたら与えることだと思います。
私は昔から「くれない族」と定義していますけど、青年でも中年でも「~をしてくれない」と言い始めた時から、既に精神的な老化が進んでいる。それは危険な兆候だと思って、自分を戒めたほうがよろしいかもしれません。他人が「~をしてくれない」と嘆く前に、自分が人に何かしてあげられることはないかと考えるべきです。

からの10行後くらいに語られた次の言葉です。

・自分のしたいことを自分の力ですると同時に、他者のためにさせていただくという気がない人間は大人とは言えない。真に幸福な人生も生きられない。だから7割くらいは自分の楽しみ、3割は育てたいもののためにお金と時間を使う、年を取れば取るほど、そういう人間になれるといいですね。

そして、最後は次の言葉で結びます。

・人間はもちろん脇道に逸れる時間も必要ですけれども、やっぱり自分を鍛錬していくと同時に、自分も他者のために、少し手助けする気持ちを持つことが大切です。

私は、クリスチャンの曽野綾子さんからアドラー心理学の共同体感覚にも通じる仏教の「上求菩提・下化衆生」を教えてもらった気がします。 

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おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月29日)は、オフィスには行かなかったのですが、台風24号の対策などで朝から大わらわでした。

まずは、今日の名古屋開催のカウンセリング演習の参加者に一斉メール。

また各方面にメールをしました。

三笠書房王様文庫の原稿のチェックもしました。

また、カウンセリング演習に関して私自身休むわけにはいかないので、昨夜のホテルの手配。

そんなことで予定外の名古屋のホテルからのブログの更新です。


さて、『「老いる」とはどういうことか』(河合隼雄、講談社+α文庫、640円+税)から2回目です。

「老いる」とはどういうことか
(講談社+α文庫)
河合 隼雄
講談社

110の話題のうちほんのいくつかをピックアップして私のコメントも入れて紹介します。

7話 自分自身にほうびを

80歳を超えても小説を書き続ける作家の埴谷雄高氏が、原稿の進み具合に応じてワインで祝杯する「ごほうび」のことが書かれています。

ごほうびは、アドラー心理学では他者の行動を操作する手段として好ましくないものとみなしていますが、自分自身に対しては、操作・支配のツールでもないので、大いに結構です。

私の研修後の祝杯もこの類です。

24話 趣味を「遊ぶ」

70歳ごろになると、趣味が重荷になることがあります。
「遊ぶ」のではなく、そこに競争や上達の意識を伴うことになるからです。

河合氏は、こんなふうに書いています。

「要はいかなる趣味であれ、それを遊ぶことができてこそ老後に役立つということである」(P.71)

32話 握手で心をふれあわせる

「年をとってくると・・・・ただ、目を合わせたり、お辞儀をしたりするだけよりも、手と手を握りあうことによって感じることは、大きいと思われる」(P.86)

孫の成長ぶりは、目だけでなくハグや握手で確認したいものです。

この項の最後を河合氏は、次のように結んでいます。

「肌のふれあいが、心のふれあいを強化してくれるはずである」

90話 「長老の教え」が教えてくれたこと

爆笑してしまったユダヤの長老の教え。

あえて詳細を書かないことにします。

河合氏の結び:「長老の教えはありがたいものであるが、いつもそのとおり従う必要はなさそうである」(P.209)


この本の価値を高めてくれているもう1つのものとして、河合氏と免疫学者の多田富雄氏との「『老い』をめぐって」の対談があります。

対談の中で多田氏が概要次のように語っていることが、とても印象に残りました。

その1つめ(P.254~255)。

免疫は伝染病に対する抵抗力のような形で認められるが、ほんとうは自分以外のものが体に入ってきたときにそれを排除する反応である。

免疫系の老化は、免疫機能がおしなべて下がってくるのではなく、ある機能は下がるし、別の機能はかえって突出して高くなるように、アンバランスが起こってくることがわかってきた。

このことから老いは、人によって機能の高低ができるように多様性がある。

だから、老いというのは、生物学的に見て、単一の現象ではなく、多様性がある。
そのことを理解しないでいると、老化について間違った結論に陥る。

その2つめ(P.270~271)。

世阿弥の著書『花鏡』の「初心忘るべからず」は、有名な言葉だが、「初心」には3種類ある。

1.若いころの初心
2.その時々の初心
3.老後の初心

「老後の初心」というのは、体力がなくなったとしても年代に応じた新しい工夫をすることによって常に創造的であり続けることができるという意味である。

私は、「老後の初心」の言葉にとても勇気づけられました。

対談の最後に河合氏は次の言葉を残しています(P.273)。

「自分も多様性なかの一員であるから、自分なりのものができあがるはずだという覚悟をもって、老いに向かっていってほしいと思います」

この言葉から私は、老い方は人それぞれユニークであって、「老い方はこうでなければならない」という固定した考え方を排除しようと決心しました。

◆『別冊 正論32 「非常識高齢社会」』(産経新聞社、926円+税)も読みました。
これで1,000円(税込み定価)は、絶対にお得。
人生100年時代に備えるために是非お読みください。

非常高齢社会――
100歳サバイバルへのウソと実像
(別冊正論)
産経新聞社 別冊正論編集部
日本工業新聞社

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