おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(7月9日)は、日本臨床・教育アドラー心理学研究会の第1回大会のために文教大学(埼玉県越谷市)に行ってきました。
私は、鈴木義也先生(東洋学園大学教授)、会沢信彦先生(文教大学教授)、深沢孝之先生(山梨北病院 臨床心理士)と共にこの会の発起人を務めました。
鈴木さんは、基調講演で「アドラー心理学の未来」として、アドラー心理学の中にある構成主義(「客観的・本質的なものは存在していない」という仮説)、構造主義(「客観的・本質的なものは存在している」という仮説)という、いいお話をしてくれました。
次のシンポジウムでは、深沢先生がコーディネーターとして、パワーポイントを使って「僕の心理臨床とアドラー心理学」、シンポジストとしては、トップの会沢先生が「教育とアドラー心理学」、鈴木先生が「臨床とアドラー心理学」のお話し。
最後に私が(1)私自身の立場、(2)私の長年の思い、(3)アドレリアンとは、の3点の話をして、鈴木先生の言われる「構成主義」としてのアドラー心理学=理論、「構造主義」としてのアドラー心理学=思想と位置づけ、「アドレリアン」たる者、アドラー自身の本を読もう、臨床にアドラー心理学を生かそうとするならば早期回想をもとにしたライフ・スタイルを分析できるようになろう、と檄(げき)を飛ばしました。
参加者数は31名、このうちヒューマン・ギルドの会員が25名でした。
久しぶりの研究会(学会)、とても刺激になりました。
私は、懇親会を失礼して家に帰り、ペルグリーノ博士のワークショップのテキストの翻訳に励みました。
お陰でそこそこ進みました。
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