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アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

大阪に来て、大阪駅近くのホテルモントレ大阪に泊まっています。
ホテルモントレは、札幌に出張したときは定宿にしていましたが、昨年から大阪でも使い始めました。

建物、家具、室内がヨーロッパ調で、とても居心地のいいホテルです。

ところで、居心地のいいホテルで、もう居心地のよさから離れてほしい「宰相不幸社会」の主、菅総理のリーダーシップを会社の社長にたとえてみました。

今朝、ホテルの部屋に届いた毎日新聞の「記者の目」担当の中井和久記者の表現を借りれば、「羅針盤なき航海」のようです。
私に言わせれば、「放漫経営」そのものです。会社を倒産させます。

1.この社長、発言がぶれっぱなしです。
ぶれた発言は、数が多すぎて書けないくらいです。
そもそもビジョンもミッションも持ち合わせていないのです、この人。

2.この社長、役員との不一致があちこちでおきています。
海江田経済産業大臣は、何度も煮え湯を飲まされています。
与謝野経済財政担当大臣は、この社長の「原発に依存しない社会を目指す」との記者会見に批判的です(テレビのニュースから)。

3.この社長、監査役から取締役や社員に対して解任呼びかけが行われています。
西岡参議院議長は、東京電力福島第一原子力発電所事故発生以来の首相の対応について「強い憤りを覚えている」と強調。
「脱原発」に傾いていると指摘される首相の行動を「疑似市民運動の野望家らしい振る舞い」「場当たり政治家」などと厳しく批判、「首相は『全原発の廃炉、脱原発の運動』を鼓舞した。全国の電力供給を重大な危機に陥れている。日本経済は首相の対案無き『脱原発』の掛け声によって大打撃を受け、東日本大震災復興にも大きな打撃を与える」との認識を示しました(YOMIURI ONLINE)。

4.この社長、前社長たちから社長室に押しかけ、退陣を迫る構想が浮上しています。
退陣表明しながら居座り続け、混乱を次々引き起こしている首相へのいらだちを募らせる前原誠司前外相の主導によるものですが、
党代表経験者は、首相を除くと、鳩山前首相、小沢一郎元代表、前原氏、岡田幹事長の4人。ただ、4人の間で意見の一致は見られていません(これもYOMIURI ONLINE)。

5.この社長、社員からも、お客様からもそっぽを向かれています。
民主党の中には、首相退陣を求めるグループがたくさんいますし、内閣支持率はとうとう10数パーセントになりました。

 
菅総理のリーダーシップは、典型的な「放任型リーダーシップ」です。

そして、物事への対処がリアクティブ(受け身)です。
リーダーは、もっとアクティブ、プロアクティブ(理念を持って、先の先まで読んで手を打つ)でなければなりません。

リーダーシップ論からすると、いち早くリーダーの地位から降りないと、組織をメチャメチャに破壊してしまうリーダーのタイプです。

このことで、もう1回書くことがあるかもしれません。


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