おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
サラリーマン時代、人事課長をしていて、研修の仕事に従事した時期があります。
いろいろ研修を探した後で、グループ・ダイナミックス研究所が行っていた「心のアドベンチャー」という研修を全社的に導入しました。
この研修は、私自身がコーディネーターになって、プログラムを購入するというもので、私は経営者・管理者層を対象にかれこれ100数十人を受講させました。
この研修では、「忍耐カード」(下の写真)が配られます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/a7/cd1fe1061e89268c9a3f3df57939eeb3.jpg)
私は、「忍耐カード」を書棚に置いたり、定期入れに縮小コピーして入れたり、さんざん忍耐の自己トレーニングをしてきました。
ふつう「忍耐」というと、ある出来事に遭遇したとき、消極的・受動的に忍耐(典型例は海江田経済産業大臣の「忍」の一字)を余儀なくさせられることが多いのですが、私は、この忍耐カードから積極的・能動的な忍耐を学びました。
積極的・能動的な忍耐は、アドラー心理学の共同体感覚の要素をなす、信頼や寛容などと結びつき、あなたの心を豊かにしてくれます。
ところで私は、8月末に有斐閣から出る、諸富祥彦編著の『人生に生かすカウンセリング――自分を見つめる 他人とつながる』という本の分担執筆部分(「仕事の悩み苦しみとカウンセリング」)でこう書きました。
困れば困るほど知恵のある人になれます。
悩み苦しむほど深みのある人になれます。
忍耐にこのことをあてはめれば、
忍耐を学べば学ぶほど、あなたを打たれ強く、心の広い人間にしてくれる。
と言えそうです。
積極的・能動的な忍耐を学ぼう!
◎「心のアドベンチャー」を通じて知り合った鶴田恵美子(クリップあこーん代表理事)さんが、ブログで「岩井さんのこと」として7月16日に記事にしてくれていました。
私の忍耐ぶりなどにエールを贈ってくれています。
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