おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
一昨日(3月3日)、昨日(3月4日)と社外の講演会、セミナーに出かけてきました。
それぞれの講師は、50歳代後半と思われ、それなりに勉強にはなったのですが、身近に存在する若者から短時間に教わった2月初旬のある体験と比べると、学びの感動は雲泥の差がありました。
私は、若者からの学びを早速文章にし、清話会 の『先見経済』(3月号)の「アドラー心理学に学ぶ人・組織づくり」の「新入社員を勇気づける」に生かしました。
その部分は、新入社員世代に関して経営者世代と対比して次の4つほどの特徴でした。
第1に、、新入社員世代は、ブランド志向性は弱く、可処分所得の大部分が通信費に取られて、持つよりも借りたりして使うことに重きを置き、所有よりも行動すること、貢献することに生きがいを感じる世代であること
第2に、新入社員世代は、「みんなにいいこと」「社会にいいこと」の感性が豊かで、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使ってのシェアを例に取れば理解できるはずでること
第3に、新入社員世代は、人と自分の違いを認めながらオンリー・ワンを追求していること
第4に、GoogleやYahooなどを使った情報検索力が経営者世代を凌駕していて、経営者世代が2日かけて調べるものを、新入社員世代は30分ほどで情報収集するばかりか、彼らは受信者であるのみならず、受信したものを発信(シェア)する人たちでもあること
若者を「ゆとり教育世代」と称して、彼らに欠けた教育を自分の価値観に基づいて補おうとする人たちが多く存在しますが、彼らを教育することよりも彼らから学ぶことを重視したい私です。
ところで、学んで感動の大きかった若者は、私のすぐ近くにいる、入社まもなく2年目に入ろうとする私の息子です。
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