アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(3月12日)、オフィスに『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』(ダイヤモンド社、1,600円+税)に続く小倉広さん株式会社小倉広事務所 代表取締役)に続く新著の『マンガでやさしくわかる課長の仕事』(日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)が20冊届きました。
半分がマンガでとても面白そうな本です。
 
マンガでやさしくわかる課長の仕事
小倉広、阿部 花次郎

日本能率協会マネジメントセンター

*ヒューマン・ギルドで取り扱っています。

3月15日(土)、20日(木)開催の特別講演会:「『嫌われる勇気』を読み解く」 でお売りするつもりです。
とりわけ3月20日(木)は、著者の小倉広さんがいらっしゃいますので、サインをもらうことができますよ。


夕方には、1月31日に研修をさせていただいたT食品のS次長がお見えになりました。
法人事業部の宮本秀明事業部長、目次心マネジャーも交えて懇談もできました。

男4人で二次会はカナルカフェに行きました。
ロマンチックでしたよ(ただし、景色のことです)。

 



さて、「英単語から学ぶアドラー心理学のキーワード」の13回目。
共同体感覚(social interest)についての3回目(最終回)です。

アドラーが「共同体感覚」についてどのように言及していたかを今は絶版になっているH.オーグラー著の『アドラー心理学入門』(清水弘文堂)をもとに探ってみましょう。
ポイントは、次のとおりです。

1.アドラーが一番初めに「共同体感覚」に言及していたのは、第一次世界大戦前に書いた『治療と教育』という著書である。

2.アドラーが1916年から1918年までオーストリア軍の軍医として従軍したアドラーは、この戦争から深刻な影響を受け、以前に出版し、戦後の1919年に第2版を出した『神経質性格について』の序文で次のように共同体感覚の重要性を力説した。

戦争は、この書物の(初版と第2版の)2つの版の間に行われた。戦争とその恐るべき結果、力への欲求と威光政策とによってむしばまれた、現代の、神経症的で病的な文明が示す、最もすさまじい集団神経症である。

現代の出来事の恐ろしいなりゆきは、この書物の単純な思考の流れを確証するものである。

戦争の正体は、広く解放された力への意志 ― それは、人類に不滅の共同体感覚を抑圧したり、悪用したりする ― の、悪魔的な仕事であることが明らかである。

アドラーは、従軍体験によって共同体感覚の重要性を認識し、以降、治療よりも教育に彼の関心を移していったのです。
国家よりも広い共同体を想定して、アドラーが理想の共同体を追い求めていったプロセスが理解できます。

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