おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
まずは、お知らせから。
昨日(3月18日)月刊誌『プレジデントファミリー』5月号(プレジデント社)が発売されました。
この雑誌の第3特集「もっと褒めて、甘えさせたら、子供は伸びる!」の中の「そこだけ叱ればいい、というポイントがわかる~子供のタイプ別、一度で伝わる叱り方」部分について私が取材を受けていた内容が掲載されました。
さて、「アドラー心理学ブームについて」の2回目です。
今回は「『嫌われる勇気』を読み解く」でも話していることです。
アドラー心理学が受け入れられる社会背景は、次の2つにあるのではないでしょうか?
1.「みんなと同じでなければならない」・・・・同調圧力(ピア・プレッシャー)
2.「みんなに好かれたい/嫌われたくない」・・・・承認欲求/失愛恐怖
共通するのは、特に若者に勇気をくじかれた人たちが多い、ということです。
このことは、とりもなおさず、勇気と共同体感覚が求められることにつながります。
また、アドラー心理学の基本的な考え方の、全体論で示す 「人は一人ひとりユニーク」でいられない人たちが多く存在することに他なりません。
「勇気をくじかれた人たちが多い」という点では、私は財団法人 日本青少年研究所が2010年、日米中韓の高校生約8千人に実施した調査で、「自分はダメな人間だと思うことがある」との質問に「よくあてはまる」「まああてはまる」と答えた割合が日本で83.7%となり、米国(52.8%、中韓は40%以下)など3か国を大きく上回った例を示すことにしています。
<お目休めコーナー> 3月の花(6)
(クリックしてね)