おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(3月17日)は、朝、日本経済新聞を開いたら、第3面に大きく『嫌われる勇気』と『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』(共にダイヤモンド社)の広告が目につきました。
午後は、汐留にある日本能率協会マネジメントセンターに出向き、14:30~17:40に「経営戦略エッセンシャルズ― 儲け続ける会社のシンプルな経営とは?」の研修を受けてきました。
(汐留にて)
(汐留住友ビル24階から)
講師は、山形大学大学院教授(戦略プロフェッショナル/ビジネスデザイナー)の志村 勉氏。
同氏著の『儲け続ける会社のシンプルな経営』(日本能率協会マネジメントセンター、1,600円+税)も付き5千円。
内容からすると、10倍くらい価値のある研修でした。
ところで、これからが本題です。
この研修を受けながら『嫌われる勇気』が売れ続ける謎が解けました。
それは、ダイヤモンド社が万人向けでなく、読者層を20歳代後半から30歳代前半の、知識欲旺盛でありながら、あまりステータスに恵まれていない男性をターゲットとしたためではないか、とふと思いました。
このことをマーケット・セグメンテーションと言います。
このマーケット・セグメンテーションをベースにしながら、ソクラテスの対話法を使いながらの展開が、知的なゲームに参加している感覚を与えることで、セグメントされた層以外からも共感を呼び、人気を博しているのではないでしょうか?
今回は、これくらいにして、次回以降は、今の時代になぜアドラー心理学がブームになっているか、社会的・心理的背景を探りながら、「ブーム」の危険性に関してぬか喜びできない状況についても考えてみたいと思います。
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