おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
アドラー心理学ブームが加速し、お陰でいろいろなところから問い合わせ、講演・研修依頼、著作・原稿執筆依頼があります。
私はできるだけ誠意をもって対処し、自分でできないことは、できる人に委ねています。
本当にありがたいことです。
30年間こつこつとアドラー心理学一筋でやってきてよかったと思います。
私は、支援者に恵まれています。
さて、9月12日(アマゾンは14日)発売の『人間関係が楽になるアドラーの教え』(大和書房、1,400円+税)についても、大々的にご紹介くださる方が出てきて、9月17日(水)にお目にかかることになりました。
さて、今回は『人間関係が楽になるアドラーの教え』の「おわりに」に私が書いたことをお伝えします。
この本に寄せる私の思いを汲んでいただけることでしょう。
トルストイの『アンナ・カレーニナ』の冒頭に次の表現があります。
「幸せな家族はどれもみな同じように見えるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある」(望月哲男訳、光文社古典新訳文庫、2008)
私はトルストイの言葉を次のように受け止めています。
「幸せに生きる家族は、シンプルな生き方をしているが、わざわざ不幸になるような生き方をする家族は、物事を複雑に受け止めて、結果として不幸を招いてしまう」
このことは、人間関係についてもあてはまります。
人間関係をシンプルに捉え、協力の方向に向けることができるならば幸福が近づいてくるのですが、もつれた糸のように複雑にしてしまうと、それぞれの人たちの悪さ加減を非難し合い、目標が見えなくなり、協力が困難な、不幸な生き方を選び取ることになります。
アドラー心理学をベースとするこの本で、著者の私は、シンプルで建設的な人間関係の方法をご提案申し上げました。
お読みになっていかがでしたでしょうか?
この本の読者に対する私の願いは「とにかく日常生活で生かし、習慣化してほしい」に尽きます。
とにかくアドラー心理学は、「実践に生かせる心理学」なのです。
加えて、自分自身に生かすだけでなく他者のためにも役立ててほしいとの願いを込めています。
大和書房では、9月末に新聞広告を出すそうです。
◆ヒューマン・ギルドには、13日(土)の午後、大量に入荷します。
16日(火)から発送が可能になります。
<お目休めコーナー> 9月の花(12)
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