おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
まずは、「アドラー心理学ブームがますます加速しつつある話」を2つ。
1.読売新聞9月15日朝刊に『カウンセリング・マインド』の広告
2.『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』の側に『人間関係が楽になるアドラーの教え』が
1.読売新聞9月15日朝刊に『カウンセリング・マインド』の広告
9月17日とお伝えしていましたが、一昨日(9月15日)の読売新聞の朝刊の第1面に『アドラー心理学によるカウンセリング・マインドの育て方』(1,600円+税)の広告が掲載されていました。
↑(一番下)
コスモス・ライブラリーの大野社長、ありがとうございました。
増刷が楽しみです。
2.『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』の側に『人間関係が楽になるアドラーの教え』が
市谷に行く用件があったので、文教堂書店に入ったら、『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』(日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)と共に『人間関係が楽になるアドラーの教え』(大和書房、1,400円+税)が平積みになっていました。
このところこのパターンが多くなっています。
『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』は、「アドラー心理学が一番やさしくわかる」のPOPが目に入りました。
日本能率協会マネジメントセンターさん、ありがとうございます。
さて、幸福につながるアドラー心理学の知恵 のカテゴリーで「幸福ってなんだろう?」の3回目です。
今までの記事を読みたい場合は、幸福につながるアドラー心理学の知恵 の部分をクリックしてください。
前々回は、<必ずしも幸福とは言えそうにないもの>、前回はW.B.ウルフの幸福に関する記述について書いています。
今回は、ウルフの所見も交えながら、私なりの幸福論をまとめておきます。
ウルフの幸福論に戻ると、ウルフは、私達が「人生に何を表現できるか」と、そのより良い人生に向かって自己彫刻していった一種の投資に対する利息なり、配当として幸福を捉えています。幸福とは人生の目標ではなく、良い人生に伴う属性の一つだとみなしているのです。
この考えは、ビジネスマン的生き方に立ち、競争原理に慣れ親しんだ人からは異質なものですが、私の幸福観の底流にあるものです。
ここで、大胆にも私なりの幸福観を、より積極的な立場で述べることにします。
(1)幸福は所有するところ(Having)にあるのではなく、共同体への貢献(Doing)の中にある。
幸福は「共同体から何が得られるかではなく、共同体に何をなし得るか?」の問いに答えられるものでなければいけない。
(2)幸福は、競争原理に基づいて共同体を離反させるものではなく、信頼感と貢献感を基盤とする協調原理に基づく。
従って、人々の結合を促進するものである。
(3)幸福は、客観的な属性や偶然の産物によるのではなく、あくまで主観的かつ継続的な営みの中にある。
人は決心さえすれば、すぐにでも幸福になれる。ただし、粘り強さも必要である。
以前、何かの本で「幸せから感謝するのではない。感謝するから幸せなのだ」という文章を読んだことがあります。本当にそうだと思います。まず今の自分に感謝するところから幸福が得られるのです。
<お目休めコーナー> 9月の花(16)
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