アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(9月22日)は、午前中だけ会社に行って、午後は総合病院、近所の内科クリニック、薬局に行き体の点検、その後、2カ月ぶりに理髪店に行きさっぱりしてきました。

総合病院での、血液・尿の検査では、数値がだんだん規準内に入りつつあることが確認できました。

出張の疲れか、昨晩は21:30には寝てしまいました。
このところ体のサインに敏感になり、無理を重ねないようにしています。
お陰でここ10数年、寝込むことが皆無です。

さて、先週の金曜日から土曜日にかけて鹿児島県霧島市の ホテル京セラ に宿泊し、温泉も楽しんだのですが、それ以上の収穫として、ホテルの本館から別館に至る縄文遺跡ミュージアムで縄文人の生活ぶりを学び、アドラーが『人間知の心理学』(アルテ、1,800円+税)に書いていたことを連想しました。

人間知の心理学―
アドラー・セレクション
Alfred Adler,岸見 一郎
アルテ

アドラーは、この本の第2章「精神生活の社会的生活」の中で次のように書いています。

既にダーウィンが、弱い動物は単独では生きられないことを指摘している。
人間も、またことのほか弱い動物と見なさなければならない。
単独で生きることができるほど十分強くはないからである。
人間は自然に対してあまりに抵抗できない。
生き続け、自分を維持するためには、多くの補助手段が必要である。
ただ一人で、文化の補助手段なしに、原始林で生活する人の状況を想像すれば、そのような人は、他のどんな生物よりも、危険の中にあることがわかる。
闘いの中で生き抜くために必要な速い足を持たず、強い獣の持つ筋力を使えず、猛獣の牙、鋭敏な聴覚、鋭い視力も持っていない。
人が自分の生存権をまず確保し滅亡から守るためには、途方もない努力が必要である。
(P.34~35)

ここで、洞窟に住む縄文人をご覧ください。

 

子どももいたし、老いた人、病む人もいました。
おそらく鋭い牙、鋭敏な聴覚、鋭い視力を持つ獣たちにおびえて生活していたことでしょう。

アドラーは、さらに続けます。

今や、人間は、ことのほか望ましい条件下にある時にだけ生存することができたことが理解できる。
しかし、集団生活がこれらの条件を作り出したのであり、そのように生きることが、必ず必要であることが明らかになった。
共生だけが、分業という形で、人がそこで従事しなければならない課題を成し遂げることを可能にしたからである。
この分業だけが、攻撃と防御のための武器、総じて、自分を主張するために必要で、今日、われわれが文化という概念でまとめているすべてのものを作ることができたのである。
(P.35)

獣を捕獲する男どももいたし、海に出る人たちもいました。

縄文人は、農業にも従事しました。

<次回に続きます>

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