おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
まずは、アドラー心理学ブームを加速させる話題を3つ。
1.12月に次々と講演・研修が決まっています。
講演は、私立学校の教職員対象に大阪、横浜で決まっています。
研修は、公開セミナー(2つの団体)が12月16日(火)と17日(水)に決まりました。
2.日本経営合理化協会の企業内研修プログラムのWebsiteで 「アドラー心理学」自社導入研修 が立ち上がりました。
5分ほど岩井の映像が流れます。ご覧ください。
3.10月10日に宝島社から発刊予定の拙著 『7日間で身につける! アドラー心理学ワークブック』(1,000円+税)の初版部数が1万部に決まりました。
初版から1万部は、極めて異例です。
ちなみに、『マンガでやさしくわかるアドラー心理学』(日本能率協会マネジメントセンター、1,500円+税)は、1万部、『ありのままの自分を認める 人生を成功に導くアドラー心理学』(宝島社、1,300円+税)は、1万2千部で、これらも異例でした。
9月23日付けのブログ に続いて「縄文人から連想した人間が人間であること」の2回目です。
『どうすれば幸福になれるか 上』(岩井俊憲監訳、一光社)の第2章「素材について ― 劣等コンプレックス」の63ページから64ページにかけて次のことが書いてあります。
生存に伴う困難な問題を解決するための人間独自のパターンが、社会集団と共同体の形成である。
・・・・・・・・・・・・・略・・・・・・・・・・・
家族、部族、種族、国、あるいは人種という形であれ、共同体は人間生活に欠かせないものだ。
社会は、人間をいつも容赦のない自然の力から守ってくれる最初にして最後の防衛ラインである。
(P.63)
人は共同体を作って生活をしていくうちに、人間社会が求めるような多様で複雑な適応の技術を発達させてきた。
ここでも自然は、人間に惜しみない手を差し伸べて、仲間とうまく手をつなぐことができるようなさまざまな絆を作る能力を与えてくれたのである。
このような絆の中でもいちばん大切なものが言葉であり、もう1つは共通感覚(コモンセンス)である。
(P.64)
ここで、縄文遺跡ミュージアムでの縄文人の生活ぶりを紹介します。

彼らは、洞窟から出て部族ごとに家族単位の家屋を形成し、共同体に中で支え合ってきたのです。
信仰も芽生え、死者のために墓を作り、太陽をあがめる習慣を形成していきました。

まとめます。
人間が人間であるためには、種として弱い人間が所属感を持ち、お互いが信頼し合い、協力して人間より強い獣たちから自分たちを守ることができたからです。
共同体の中での所属―信頼―協力こそが人間が人間である証だと言えるでしょう。
<お目休めコーナー> 9月の花(24)

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