アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(11月3日)は在宅勤務の日。
ある出版社から出す本のためにアドラーおよび弟子たちの「ライフタスク」に関する名言を90ほど本から抜き出しました。
しみじみとアドラーはいいことを言っているなー、と実感しました。
詳しくは後日ご紹介します。

さて、以前に読んでいた本で、なかなか紹介の機会のなかった本です。

『アドラーに学ぶ部下育成の心理学』(小倉 広著、日経BP社、1,400円+税)

アドラーに学ぶ部下育成の心理学
小倉 広
日経BP社

8月に発売以来、増刷を重ね、もう1万2千部に達しているのだそうです。

私は、小倉さんからご贈呈いただいていました。

私がこの本から学んだことは、あまりアドラー心理学の内容をあれもこれもと織り込まないで、「ほめてはいけない」(第1章)、「叱ってはいけない」(第2章)、「教えてはいけない」(第3章)、「『自然の結末』を体験させる」(第4章)、「『論理的結末』を体験させる」(第5章)、「課題を分離し、境界線を引く」(第6章)にだけ留め、小倉さんの体験や、今まで書いてきたことをアドラー心理学の味付けで読者にわかりやすいようにまとめていることです。

それだけではありません。「プロローグ」で「『常識をくつがえす』アドラー心理学の教え」でその後の章の内容を読みたくなるような4択問題を用意し、アドラー心理学の人材育成に使えるキーワードを示しています。

小倉さんがヒューマン・ギルドで学ばれたことを、単にそのまま紹介するのでなく、小倉流に咀嚼しつくして、このようにまとめてわかりやすく伝える、小倉さんの才能には脱帽してしまいます。

部下育成だけでなく、広い意味で人を育てることに関心のある方は、是非、この本をお読みください。


小倉 広さんが代表理事を務める 一般社団法人 人間塾 で私が講評した動画があります。
ご覧ください。
【人間塾in東京本会】2014年6月読書会:岩井講評  5分30秒

◆私を含めたヒューマン・ギルドの講師陣がPHP研究所からアドラー心理学に基づく通信教育のテキストを執筆しています。
“勇気づけ”で部下を伸ばす、組織を変える リーダーのための心理学入門コース

ヒューマン・ギルドでも申し込みを受け付けております。

 

<お目休めコーナー> 11月の花(3)

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