おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(11月25日)は、お昼少し前に大和書房の編集部の高橋さんからメールが入りました。
『人間関係が楽になる アドラーの教え』の5刷2000部の重版が決定しました!
これで累計16000部です!
じわじわと、でも必要とする読者へ着実に届いている売れ方だと感じています。
定番のロングセラーとしていけるよう売り伸ばしてまいりますので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
9月発売のこの本、2カ月で5刷、累計1万6千部に達しています。
かなり好調の売れ行きのようです。
午後は、先週と同様に茅場町のある金融会社の社員の3人のカウンセリングをし、会社に戻らず、四ツ谷駅近くのレストランでコーヒーを飲みながら12月末に出す本の原稿チェックなどをしていました。
そこに17:50にやって来たのがうちのカミさん。
紀尾井ホールで新イタリア合奏団のヴィヴァルディとバッハの音楽を聴きに行くために待ち合わせたのです。
夕食の注文を終えてから「チケットは?」と私が確認すると、何と「家に忘れた!」と大慌て。
「今から取りに行く」と言っても、往復で1時間半はかかり、開演に間に合わない。
「仕方ないだろう。こんなこともあるさ。今日は家で原稿チェックするさ」と私が言っても、カミさんはさかんに自分自身を責めています。
私も心の中で「今年一番楽しみにしていたコンサートのチケットを何で忘れるんだ。このおっちょこちょい」と、少々カミさんを責める気持ちがありました。
ところが、「もしここで、食事と共に少々お酒を飲んで、家に帰って、バッハの曲を聴きながら原稿チェックをしたりすると、2人はどんな気分だろうか?」と想像すると、どうしても紀尾井ホールに行って、当日券でも買って、曲を聴かなければならない考えに至りました。
カミさんは「満員だったらどうする?」と心配しましたが、私は満員の確率は極めて低く当日券を買えそうな予感がしていました。
2人で紀尾井ホールに行って、当日券売り場の窓口の人にチケットを持ってこなかった旨を話したら、「チケットはどちらでお買い求めでしたか?」と尋ねられました。
「ヒラサ・オフィスです。預金通帳に振り込みの記録もあります」と言うと、何かのリストを見ながら「中野区の岩井様ですね。同じ場所ではありませんが、こちらのチケットでお入りください」と2枚のチケットを渡してくれました。
S席2枚の1万2千円の出費を覚悟していましたが、私たちは料金を払わずに新イタリア合奏団のヴィヴァルディとバッハの音楽を聴くことができたのです。
ありがとうございました、ヒラサ・オフィスさん!
それにしても演奏がよかったです。
中でもJ.S.バッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」は、私がバッハの中で一番好きな曲(特に第2楽章)で、2つのヴァイオリンのカノン形式が目と耳で確認できました。
「みじめな道を選ばなくてよかった!」としみじみと感じた紀尾井町の夜でした。
(紀尾井ホール内)
(紀尾井ホールの前のホテルニューオータニ)
(右上がいただいたチケット。右下が家に忘れたチケット)
<お目休めコーナー> 11月の花(20)