おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(6月28日)は11:00~13:00に アドラー心理学ゼミナール で 柳本英樹さん(株式会社コムフォートゲート代表 組織人材コンサルタント、トレーナー、経営層コーチ)の
坐禅と人事 ― 組織で働くストレスを減らすバランス回復のヒント
の講演をお聴きしました。

事前のサブタイトルは「仕事≒人間関係の満足を支えるヒント」でしたが、直前まで推敲を重ねていた柳本さんは「組織で働くストレスを減らすバランス回復のヒント」に変更されたようです。
※講師からの内容説明※は、次のようでした。
大学卒業後(株)博報堂に入社し、人事局人材開発部長・人事部長、法務室長を経て独立。
30歳のころ、金融業界に身を置きながら道元禅師の「正法眼蔵」全巻現代語訳を出版した西嶋愚道和夫老師に相見し、師事。
同じ時期にアドラー心理学とも出会う。
煩悩にまみれながら30年毎日坐禅を続け、老師の晩年は正法眼蔵提唱の代役もつとめる。
2004年嗣法。
弁護士など専門家集団の部長として、いちど社内最低レベルに落ち込んだ部員満足度を、社内トップに導くことができたのは、老師の「現実、バランス、行い」重視の教えとアドラー心理学の知見のおかげだと考えます。
坐禅で心身をバランスさせる楽しさと、仏教、アドラー心理学からヒントをいただいた人材マネジメントの一例をお伝えできればと思います。
講座が始まる前に第75期 アドラー・カウンセラー養成講座 を共に受講した仲間たちからお花の贈呈。

右は竹尾めぐみさん。

真ん中から右に 佐野雄大さん、黒羽信五さん、岩村 篤さん。
講義にグループワーク、椅子座禅を含めてたっぷり2時間ご指導いただきました。

昨日、印象に残ったことからほんの一部をピックアップすると、メンターの 西嶋和夫老師(法名・愚道和夫氏)の影響と柳本さんがビジネス人生を全うしたことです。

(私の書斎にあった西嶋和夫老師の著書)
柳本さんと西嶋老師の共通点は、ウエートの違いはあっても、ビジネス人生と道元禅師の『正法眼蔵』をもとにする禅を極めたことでしょうか。
沢庵和尚が説いた「剣の道の境地」である「剣禅一如(けんぜんいちにょ)」の言葉をもじれば、柳本さんは働くことを禅を一体化した「働禅一如(どうぜんいちにょ)」と言っていいかと思います。
今でも朝晩の座禅を欠かさない柳本さんには是非「働禅一如」を本に著していただきたいという思いをもと続けています。
手始めには「【働禅一如】ワークショップ」ができるのではないか、とイメージしています。
◆7月のアドラー心理学ゼミナール は次のとおりです。
日時:7月23日(木・祝)11:00~13:00
内容:「労働者のWell-beingを支えるー保健師20年目の野望ー」
講師:今田玲奈さん(保健師/労働衛生コンサルタント(保健衛生)/アドラーカウンセラー/SMILEリーダー/ELMトレーナー、現在は慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科に在籍)
※講師からの内容説明※
高校生の頃、はじめて産業保健師のことを知りました。
この仕事に就きたい!と直感を信じて進学し、新卒で「先輩保健師のいない」一般企業に就職しました。そこは5年間に3人もの保健師が入れ替わり退職していた、約5000名の労働者がいる事業場。。。。
こんなハードルの高い職場で、会社員・保健師どちらにしても未熟な私に、失敗や困難や葛藤がないはずはありません。
しかし、むしろ運が良すぎるのか、その何倍もの救いの手があらゆる人から差し伸べられ、助けてもらいやってこれました。
それから20年。
勤務先は日本企業から外資系へと変貌し、まるで2?3回転職したかのような変化を経験させてもらいました。そんな近年の労働環境の変化や、企業に属する保健師として、労働者の支援を通して学んだWell-being、等身大の産業保健活動についてご紹介し、また、今後の私の野望についてお話したいと思っています。
料金:2,200円(受付時に)

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<お目休めコーナー>6月の花(29)
