アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

本日(9月14日)は、午後から台湾に向けて家族で出発するはずの日でした。

しかし、台風22号が台湾、香港に向かうため、本日飛び立ったとしても9月16日(日)の帰国が危ぶまれるため、泣く泣くキャンセルしました。

家族は、次の予定を設定中です。

さて、昨日は、カウンセリング演習(平日コース) の前に再来週に東京(2回)と大阪で行う某専門学校の講師向け研修(「アドラー心理学を活用した授業設計プログラム」)の準備を行っていました。

中心となるのは「勇気づけ」ですが、その味付けとして「アクティブラーニング」にも触れることになります。

そのために一昨日の 筑波大学附属駒場中・高等学校 の 澤田英輔先生 の高校2年生40人対象のライティング・ワークショップ(国語)の授業見学は、とても参考になりました。

私が前から授業/研修の根拠にしているのは、National Learning Laboratories が50年以上も前に発表したラーニングピラミッド(学習定着率)理論です。

講義             5%
読む              10%
視聴覚             20%
デモンストレーション      30%
グループディスカッション    50%
実践形式            75%
誰かに教える          90%

学習定着率とは、人がどう学べば最も効果的に学習できるかというモデルで、エビデンスの点では、疑問の余地がありますが、講義一辺倒の授業/研修に対して再考のきっかけとなります。

ヒューマン・ギルドの講座 では、(1)講師からの学び、(2)仲間からの学び、(3)自分自身からの学び、と3つの学びを唱っていますが、これは、ラーニングピラミッド(学習定着率)理論を意識してのことです。


ところで、

教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。
学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。
発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。

と文部科学省のよって定義されているアクティブラーニングに関してわかりやすい2冊の本を紹介します。

『アクティブラーニングがよくわかる本』(小林昭文監修、講談社、1,300円+税)

図解 アクティブラーニングが
よくわかる本 (健康ライブラリー)
小林 昭文
講談社

『この一冊でわかる! アクティブラーニング』(小山英樹・峯下隆志・鈴木建生著、PHP研究所、1,500円+税)

この一冊でわかる! アクティブラーニング
小山 英樹,峯下 隆志,鈴木 建生
PHP研究所

なお、『この一冊でわかる! アクティブラーニング』の共著者の一人の 鈴木建生さん (元産業能率大学教授、現在ユマニテク短期大学 副学長)は、ヒューマン・ギルドの元会員で、教育コーチングの仲間と共に私を三重県にお招きいただいたり、2009年1月に滋賀(甲賀市)開催のアドラー心理学ベーシック・コースを受講されている方です。


次に、動画でアクティブラーニングを知るためには、桐蔭学園のWebsiteで アクティブラーニング をご覧になることをお勧めします。

桐蔭学園では、2015年4月より、生徒の学びの質をより高められるように、アクティブラーニング研究の第一人者である京都大学の溝上慎一教授を教育顧問として招聘し、新しい授業の在り方を創造しています。

いずれにせよ、授業/研修のスタイルが大きく変わる時代のようです。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月12日)は、一昨日に続いて東大駒場前に。


(駒場野公園)

ヒューマン・ギルドの会員で、臨床心理士の 中村美樹さんとご一緒に 筑波大学附属駒場中・高等学校 の澤田英輔先生の高校2年生40人のライティング・ワークショップ(国語)の授業を見学させていただきました。

授業の進め方は、50分間を講義で進めるものではありませんでした。

会場は、教室でなく図書館。

いわゆる「アクティブラーニング」型の授業で、澤田先生が本日の授業の目的―「『評論』と『エッセイ』の違い」ー や諸連絡をお伝え後、一人の生徒が2冊の本の読後感を語りました。

『屋上のテロリスト』という小説はまだしも、『線形代数入門』という大学レベルの数学の本について語ったのにはびっくりしました。

それもそのはず、筑波大学附属駒場高等学校からは7割以上の学生が東京大学に進むのです。

「『評論』と『エッセイ』の違い」について簡単な説明を施し、6人一組で討議後、生徒数人から発言を求めました。
その間、10分にも満たない感じでした。

50分の授業の大半は、生徒一人ひとりに委ねられます。

パソコンやスマホに今日の予定を入力してからは、27分間の活動時間中、仲間と話している生徒もいれば、ヘッドホンで音楽を聴いている子、畳の部屋で談笑している生徒、参考図書を手元に本を読んでいる子もいれば、ひたすらパソコンに自分なりの文章を打ち込んでいる生徒もいます。

その間、澤田先生は、タブレットを手に、一部の生徒とやり取りをしています。

管理型の教師から見れば、「レッセフェール(自由放任)」型の授業です。

生徒に私たちをご紹介くださった澤田先生は「生徒に話しかけてもいいですよ」と言ってくれました。

「ふつうとは何か?」をテーマにして書いていた生徒に話しかけたら、「インクルーシーブ」「障害」などをキーワードに「生涯のテーマにしたい」と熱く語ってくれました。

活動時間が終わってからは、澤田先生のコメント。

最後は、「大福帳」に今日の進捗状況を記入して提出。

澤田先生は、後片付けをした後、同じく見学者の東洋大学文学部講師の勝田 光先生を含めた4人で感想等を語り合う場を設けてくださいました。

私は、率直にいろいろなことをぶつけましたが、澤田先生の回答は、とても明快でした。
以下に書いておきますね。

・自分は、受験を目的に授業をしていない。

・ライティング・ワークショップの形式は、生徒の偏差値は関係ない。人数が問題である。

・書く内容がない子はいない。書くことの自信を与え、ハードルを超えるお手伝いをしている。

本当は、もっともっと書きたいのですが、ルポのようになってしまうので、当日は、アドラー心理学の立場でも澤田先生にコメントをさせていただいたことをお伝えして、このブログを終えることにします。

これからもっともっと授業見学の成果を噛み砕いていくつもりです。

最後にこんな機会を開放してくださった澤田先生、ご縁をつないでくださった中村さんに感謝申し上げます。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月11日)は、駒場東大前にに行き、通信系企業で9:30~13:00「八掛人生研修」を行ってきました。

満足感に浸って東京ドーム球場へ。

ここでは、貴重な体験をしました。

巨人ーヤクルト戦に先んじて、14:45~15:30にカミさんと一緒に巨人の打撃練習を間近で観ることができたのです。

讀賣新聞の販売店で購入したチケットにその特典があったのです。

カミさんと私の共通のファンの小林選手がトスバッティングをしているのをカミさんは写真に撮りました。

小林選手は、おそらく球界屈指のイケメンです。

しかし、試合では小林選手の出場はナシ。

試合で2回ほどワイルドピッチ(暴投)があったのですが、小林選手ならキャッチしていた球です。

「どうして肝心な2位攻防戦で小林選手をはずのか?」と、私には疑問が残りました。

試合は、田中俊太選手の初ホームランで巨人軍が先行したのですが、1:4でヤクルトに逆転負け。

私たち夫婦はこの27年間に6回ほど巨人戦の応援に行っているのですが、2勝4敗と負け越しています。

「もういかな、東京ドームに巨人戦に応援にいくのは」と、何だか落胆感いっぱいの昨夜の私でした。

ただ、面白かったのは、夫婦それぞれのライフスタイルが出たことです。

カミさんは、試合の結果いかんに関わらず熱心に応援し、試合開始前のイベント、ビールを立て続けに8杯も飲むおっさんやビールの売り子を見て楽しんでいましたが、私は、高橋監督の日頃の選手起用や継投のタイミングを誤ることに目が向けられて楽しめませんでした。

勝つことも負けることもあるプロ野球、そんなムキになりなさんな、ということでしょうか。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月10日)は、千葉県のある企業に出向いて従業員4人のマネジメント・カウンセリング をしてきました。

この会社は「アドラー・カンパニー」の理想を掲げる会社で、全社員の研修に加え、幹部クラス(社長を含む)の研修に加えカウンセリングも行っています。

今回は、追加の要望があって18日(火)も含めて8人の追加カウンセリングを行うのです。


ヒューマン・ギルド のWebsiteでは、カウンセリング(子育て・対人関係・その他の悩み)の項にこんなことが書いてあります。

代表者の岩井は、中小企業診断士の資格を持ち、経営の実態に明るいため、組織に属している人や創業を考えている人を対象に、マネジメント・カウンセリングに応じることも可能です。

昨日のカウンセリングは、このマネジメント・カウンセリングに属します。

私の編著の『アドラー心理学によるマネジメント・カウンセリング入門』(アルテ、1,800円+税)では、「マネジメント・カウンセリング」を「マネジメント・カウンセリングとは、主に企業の経営者および管理者が直面している問題の解決や将来の機会開発のために、カウンセリング・アプローチによって気づきを促し、意思決定を支援する協力関係である」と定義しています。

アドラー心理学によるマネジメント・
カウンセリング入門―
人と組織にいかに活力を与えられるのか
岩井 俊憲,マネジメントカウンセリング研究会
アルテ

オフィスに戻ってからは、東京中小企業診断士協会の「マネジメント・カウンセリング研究会」の勉強会(ヒューマン・ギルドにて)に参加しました。

政治や経済の問題をしっかり学べた夕べとなりました。

マネジメント・カウンセリングの1日となりました。


ところで、全米オープンの女子シングルスで元世界ランキング1位のセリーナ・ウィリアムズ選手を破って優勝した大坂なおみ選手とコーチのサーシャ・バイン氏の関係が 東洋経済オンライン に   大坂なおみが世界の称賛と同情を集めたワケ 全く新しいタイプのヒロインが誕生(2018/09/10 13:40、岡本 純子氏)として出ていたので、ポイントとなる部分を転載いたします。

「オーバーコーチング」をしないということが日本のスポーツ界が学ぶべき態度のような気がします。
 
ここ2年で急速な成長を遂げたといわれる大坂の強さを引き出してきたのが、コーチのセルビア系ドイツ人、33歳のサーシャ・バイン氏だ。以前、ウィリアムズの練習相手を8年間も務めていたが、昨年の12月に、大坂選手とタッグを組んだ。

大坂選手曰(いわ)く、「彼は非常にいい人で、ポジティブで陽気。私は落ち込むことが多いので(相性がいい)」と説明したが、ひょうひょうと見える彼女も、実はネガティブ思考で悩むことも多いらしい。

バイン氏は、インタビューで、「彼女は完璧主義で、自分自身に厳しすぎるところがあるから僕は真逆でいなければならない。だから『大丈夫。地球は丸くて、草は青いさ、すべてうまくいく』って言うんだ」と語っている。
「最初はもっと内にこもり、控えめだった」という大坂選手を徹底的にリラックスさせ、その殻から出てくるように導き、ムードメーカーとして励まし続けた。

その様子は試合中の2人のやり取りを映したこの動画からもうかがえる。
自信をなくし、涙を流す彼女に、「できるよ」「深呼吸して」「みんなわかってる。君はできるんだよ」と優しく、暗示をかけるように粘り強く励まし続ける。

「オーバーコーチング」をしないことが重要

彼は「誰かが、選手にどちらの道を行けと指示するのではなく、選手が自分で道を見つけられるほうが価値がある。だから僕はある程度、選択肢を狭めておいて、最終的には、つねに彼女が自分で決断をできるだけの余地を残しておくことが大切だ」と述べている。

つまり「オーバーコーチング」をしないということが重要だというのだ。

スポーツの世界でカギとなるのはもちろん選手の実力だが、それと同等、時にそれ以上、重要なのがコーチや指導者の「コミュ力」である。
指導者のコミュ力と選手の実績とは絶対に「正比例」する。
青山学院大学の駅伝チームの原晋監督やワールドカップでの大躍進を導いた元ラグビー日本代表監督エディ・ジョーンズ氏(参考記事「青学・原監督の『コミュ力』は何がスゴいのか」)などはまさに、バインコーチ同様、選手との対話を重視し、自ら考えさせ、選び取らせるスタイルで成功を収めた。

ひるがえって、日本ではまだまだ、コーチが一方的に怒鳴りつけ、根性主義で、「教え込もう」とする指導も健在だ。
選手を殴りつける、恫喝するなど、ゲスの極みのような慣行も存在する。

大坂選手の優勝に、2020年の東京五輪の「顔」が見つかったと安堵する関係者も多いかもしれないが、彼女のこの偉業に、日本のスポーツ界や関係者の功績といえるものはそれほどないだろう。

次々と露呈するパワハラ体質を抜本的に改め、徹底的に指導者のコミュニケーション力を鍛えることが急務だ。大坂選手の快挙は大いにたたえつつも、浮かれている余裕など、日本のスポーツ界にはこれっぽっちもないのである。

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昨日(9月8日)は、10:00~17:30に 第71期 アドラー・カウンセラー養成講座 の4日目を行っていました。

まずは、ある男性の早期回想の読み解きをしました。

このことは、後程役に立ちます。

続いて、ある受講者をクライアントとしてカウンセリングのデモンストレーション(公開カウンセリング)。

初心者が真似ても支障がないカウンセリングを行いました。

昼食をはさんで、私が早期回想の読み解きをしたある男性になってリレー・カウンセリング。

私の前に3人がカウンセラー役として座り、指名された人のみカウンセリングを行います。

それぞれの人の癖(個性)が出ます。

従来に比べると、早すぎる助言や、助言に誘導する質問がほとんどなくて、レベルの高さを感じさせてくれました。

受講者のうちの12人の方がカウンセラー役をこなしてくれたことになります。

体験された方は、かなり力をつけたのではないでしょうか。

最後は、いつも使っている2人の早期回想解釈。

まだ2日間しかライフスタイルの分析を学んでいないのに、完璧なほどに解釈できているグループがいて、とても頼もしく感じられました。

ただ、この日は盛り沢山だったためか、受講者も私もとても疲れた1日となりました。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月8日)は、13:30~19:00に 第71期 アドラー・カウンセラー養成講座 の3日目を行っていました。

2日目の終わりに出しておいた3つの宿題のうち2つについてグループで話し、そのことについて全体発表や質問に進めていきました。

相当高いレベルの質問が相次ぎ、本来ならば、5日目以降にお伝えするような内容についても言及することになりました。

受講者のレベルがかなり高い!

当日の受講者24人中4人の再受講者がいることも影響していると思われます。

この日は、ある方の家族布置、早期回想をもとにライフスタイルの徹底分析。

早期回想を4つほど読み解きましたが、「早期回想解釈がたちまち上手になる7つのコツ」解釈し、私が一つひとつ丁寧に解説するやり方で進めていくと、受講者が初めてと思えないほどに解釈の腕が上がって行くことが確認できました。

最後は、3人一組でカウンセリング演習。

誘導的な質問をしないこと、助言する誘惑を克服することを心がけてもらいました。

クライアント役として深い気づきが得られた人たちがいました。

講座が終わってからは、HANUMAN'S NINE9 (タイ料理店)で懇親会。

何と18名が参加でした。

もうすっかり仲間意識が強まっています。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月7日)は、久しぶりにオフィスに行ったら『男と女のアドラー心理学』(青春出版社、1,400円+税)の台湾版が届いていました。

韓国版に続く海外翻訳です。

来週は、家族で台湾に行くので、大型書店に行ければ見てこようかな。

『男と女のアドラー心理学』に関連して、朝日新聞社から4回の記事掲載のために取材を再来週に受けることになりました。

男と女のアドラー心理学
岩井 俊憲
青春出版社

さて、昨日の10:00~17:00は、平日開催のアドラー・カウンセラー養成講座 のスタートの日。
15人の方々にご参加いただきました。

最大時は19名に達するのですが、土日開催のアドラー・カウンセラー養成講座 をもうまく使ってご参加の方もいます。

再受講者が2人。
2人ともアドラー・カウンセラーの資格を有する人 ― 佐藤健陽さん 高澤(まごころ)貴子さん ― なので、私もいささか緊張感を覚えています。


高澤(まごころ)貴子さん ご提供)

3人一組、5人一組で討議・演習を交えながら進めて行けるので、学びが深まります。

 

 

途中、何度も鋭い質問が浴びせかけられました。

今日は、土日開催のアドラー・カウンセラー養成講座 (第71期)の3日目です。

これまた楽しみです。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月6日)の北海道の大地震では、厚真町で震度7が観測され、全295万戸が停電になり、また、テレビや新聞で報道される土砂崩れや住宅倒壊で胸を痛めております。

被害に遭われた方々にお見舞いをもし上げると共に、いち早い復旧を願ってやみません。

私は昨日、福島県の いわき ゆったり館 で早く起き、 朝風呂に入り、朝食も含めてゆったり過ごしました。


(クアハウス棟)


(中庭)


(私だけがお客の男子浴室)

眼鏡がなくても不便感はありません。

10:00にはチェックアウトをしなければならなかったので、宿泊・朝食代を支払ったら、何と4,470円でした。

ツインのシングルユースで広い部屋、他の宿泊客はポチポチ。
ものすごいコストパフォーマンスでした。

13:30からの同じ施設内での研修までかなり時間があります。

館内をぶらぶらし、ソファーがあるスペースを探し、主に読書に時間を費やしました。

狸の複製もありました。

レストランに入ると、珍しく餃子カレーなるメニューがあったので、昼食はそれで。

ゆったり書き過ぎていました。

本題に入ります。

一昨日に続いて福島県のある行政組織で

昇任者メンタルヘルスセミナー
~ラインによるケア+セルフケア~

研修の4つの柱は、次の4つでした。

(1)ラインによるケア ― パワハラと感情のコントロール法を中心に
(2)セルフケアのさまざまな対応
(3)自分自身への勇気づけ
(3)周囲への勇気づけ

一昨日と同じく室長が挨拶後受講されていたので、内容は同じでも前日とは3割ほど違う話をしました。
討議だけでなく2人一組の演習も入れました。

どうも私は、同じ人にまったく同じ話をすることに抵抗があるようです。

後半の日程は、永藤かおるさんが担当です。

ご愛顧、ありがとうございます。

特にこの研修をご導入くださったYさん(ヒューマン・ギルド会員)に改めて感謝申し上げます。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月5日)からある行政組織の研修のために福島県に来ております。

まずは、6日午前3時8分ごろ、北海道・胆振地方中東部を震源とする地震があり、安平町で震度6強を観察された旨の報道に接し、心を痛めております。

震度5強=苫小牧市、千歳市、札幌市北区、江別市、三笠市、長沼町など

震度5弱=室蘭市、登別市、白老町、恵庭市、北広島市など

だそうで、今でも余震が続くとのことで、ご無事をお祈りすると共に、いち早い復旧を願っています。

それにしても、つい先日の台風21号の被害を含めて、自然の猛威に対しては人間がかなり無力で、ルドルフ・ドライカースが『アドラー心理学の基本』(一光社)で劣等感の1つとして「宇宙(注:大自然も含めて考えてもいいでしょう)に比べたら人間が極小な存在であるという事実」をもとに「宇宙的劣等感」を劣等感の1つとしていたことが卓見のように思われます。


さて、私は昨日は少々劣等感を感じた日でもありました。

研修の旅に出かけたにも関わらず眼鏡を家に忘れてしまったのです。

途中気づいてカミさんに届けてもらうことも考えたのですが、私の視力は0.3ほどです。
研修やカウンセリングを行うとき、映画を観るときは眼鏡をかけますが、家やオフィスでは眼鏡をかけません。

不便ではありますが、何とかやりくりできます。

そこで、宅配便でカミさんに送ってもらうこともせず、眼鏡なしで2日間を過ごすことを決断しました。


昨日、今日の2日間は、今年で4年目になる福島県での研修です。
会員のYさんのお力添えでこうして続いています。

昨日は郡山市で13:30~16:00に研修、その後高速バスを利用していわき市に入っています。


(郡山駅)

いわき市ではいわき市健康・福祉プラザ「いわき ゆったり館」を宿泊先として、ゆっくり温泉に浸かったり、原稿チェックをすることができました。

眼鏡を忘れたことがほとんど苦になりませんでした。

ただ、インターネットの環境が不備で、仕方なくスマホのテザリング機能を利用して何とかやりくりしています。
不便ではありますが、最小限の対応が可能です。


ところで、チェックした原稿は『感情を整えるアドラーの教え』(大和書房)が10月にだいわ文庫としてデビューします。

定価や発行部数は、まだ不明ですが、出版社は、6月に文庫化した『人間関係が楽になる アドラーの教え』と共に力を入れてくれているようです。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月4日)は、台風21号が四国・近畿地方を中心に猛威を振るった日。

まずは、被災された地域の方々に心からお見舞いを申し上げます。

それにしても、関西国際空港が風速58メートルの強風による高潮で50センチの完水によって水没、5,000人が孤立されたことをニュースで知ると、いたたまれない気持ちになります。


さて、そんな昨日は、10:00~13:00、14:30~17:30と「アドラー心理学と勇気づけ」をテーマに某航空会社の研修を行っていました。

中止、あるいは時間の切り上げも予想したのですが、時間どおりに午前40人、午後34人を対象に2人一組で討議・演習を交えながら進めました。

台風の影響で、さすがに欠席者もたくさんいらっしゃったようです。

ただし、途中電話のために離席する人はいても、早退する人はいなかったです。

ところで、午後の講座に聴覚障害の方が参加されました。

一番前の席に席を占め、私のところにその旨を伝えにやって来ました。

私は、あらかじめその方のことをお聞きしていたので、首に機器を取り付けて対応しました。

その方のスマホで私が喋ったことが瞬時に活字として表示されるのです。

便利な機器ができているのですね。

その方は、話せるし、少しは聴き取りもできる方で、隣にヘルプを申し出る方もいて、ほとんどスマホを見ることなくやり取りをされていました。

私は、講演時に職場で生かせるだけでなく家族にも通用する話し方をします。

受講者が職場ー個人―家庭で使える内容になることを意図しているからです。

研修が終わってから彼女は、私のところにやって来て、私の協力に感謝すると共に、「息子とのやり取りを考えると、耳が痛いです」と言って、にっこりと笑いました。


間もなく私は、研修会場を後にし、少々の電車の遅れはあっても、暴風の中を歩いて家に帰りました。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月3日)、大学時代からの友人でヒューマン・ギルドの経理面でお世話になっている依田宣夫君(公認会計士・税理士)から松樹素道先生(鶴見大学名誉教授、元麻布あけぼの幼稚園副園長、曹洞宗僧侶)が一昨日亡くなられたとのご連絡が入りました(享年90歳)。

松樹先生は、ヒューマン・ギルドの31年の歴史の中の20年ほどを支えてくれた恩人です。

鶴見大学の仏教保育の講座では、ずっと子どもの社会性訓練プログラム(APPLE)をご採用いただいていました。

長い間株主として応援してくださっていましたが、10年ほど前に「もうそろそろいいだろう」ということで株主の座を退かれました。

松樹先生は、ヒューマン・ギルドのイベントにずっと参加してくださっていました。

ある時は、ヒューマン・ギルドが「秩父観音霊場巡り」を企画したとき、先達としてご案内、ご縁のあるお寺を借りて座禅のご指導をいただいたこともあります。

私は、旅先で松樹先生、Kさんと一緒に3人で和室に泊まったのですが、Kさんのいびきがうるさくて眠れないと思っていたら、Kさんも途中で目を覚ましてしまって、Kさんを圧倒的に上回る松樹先生のいびきの豪快さに2人で驚いたことがあります。

座禅で鍛えられた松樹先生のいびきは、腹式呼吸の往復のいびきだったのです。

また、松樹先生をヒューマン・ギルドにお招きし、座禅をご指導いただいたこともあります。

その時期は、研修室が絨毯でもあったのと、気功教室でも使うため座布を20セットほど持っていたこともあります。

松樹先生の最大の思い出は、2000年代のある時期、ヒューマン・ギルドが苦境にある時、私にこう言ってくださったことです。

「岩井さん、菩薩道として『上求菩提、下化衆生(じょうぐぼだい、げけしゅじょう、注:悟りを求めて修行しつつ、人々を救う努力をすること)』と言うけどね、もう1つあるんだよ。それは『代受苦(だいじゅく)』。菩薩は、衆生の苦しみを代わりに受けるのだよ。だから、岩井さんが今苦しんでいることは、あなただけが苦しんでいると思っちゃいけない。あなたが関わっている人たちの苦しみを代わりに受けているのだと思いなさい。あなたが苦しみを乗り越えることによって助けられる人たちがたくさんいるんだよ」

この「代受苦」の教えは、とても大きな勇気づけとして、今でも心の中に刻み込まれ、私の指針となっています。

松樹先生は、アドラー心理学を共に学ぶ仲間でしたが、アドラー心理学と仏教の共通点を私に教え続けてくれた大恩人でした。

「上求菩提、下化衆生、代受苦」は、アドラー心理学の共同体感覚を実践する態度そのものではありませんか。

ご冥福をお祈りいたします。     合掌

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月2日)は、ヒューマン・ギルド那覇営業所主催の

決定版!!アドラー心理学であなたの子育てが変わる 
 イライラ ガミガミしない 自分と家族の創り方
 ~「しんぱい」を「しんらい」に代える感情の整え方~

のイベントで夫婦で講師を務めました。

会場は、那覇市おもろまちの沖縄県立博物館・美術館 博物館講座室

プログラムの第1部 (10:00~12:00)は、私の担当で「感情のコントロール法セミナー」

那覇営業所長の  鳥内 かおりさん の司会・進行で始まりました。

私は、88人の受講者を原則3人一組で時々討議を交えながら進めていきました。

とてもノリの良いグループで、最後は「勇気づけの演習」で締めました。

休憩時間には、関連の書籍販売。

サインを求める人たちが殺到。
50冊近くの本が売れました。
私たちは、一人ひとりに、その人にマッチした言葉を書いてサイン。



同じ言葉を書いた人は皆無です。

第2部(13:30~15:00)は、岩井 美弥子が担当で「アドラー流子育てセミナー」 

彼女は、2人一組で討議を交えながら。

タクロウの1歳の時からの写真が映し出され、当時を振り返りながら懐かしく、時にウルウルしてしまう自分がいました。

第3部(15:20~16:40)は、岩井 俊憲×岩井 美弥子+鳥内かおりの3人で「子育てパネルディスカッション」

あらかじめいただいていた質問に私たち夫婦が回答するかたちで進めていきました。

鳥内さんはDJモードで、乗りに乗っていました。

会場からも質問が出る出る。

事前の心配は払拭されました。

一部ミニ・カウンセリングのような展開もありました。


イベントは大盛況。

このイベントに向けてと、当日の鳥内さんの大活躍が目立ちました。
一段と成長した鳥内さんです。

ご協力の方々にも恵まれていました。

集客や当日のご対応が見事でした。

皆様、本当にありがとうございました。

沖縄、大好きになりました。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

9月最初の日の昨日(9月1日)は、カミさんと沖縄に来ています。

最大の目的は本日のイベント、決定版!!アドラー心理学であなたの子育てが変わる なのですが、その前にミニ観光と保育園の研修がありました。

那覇営業所長の  鳥内 かおりさん が那覇空港に出迎えてくれて、ホテルのレストランでランチ。

途中局所的な大雨に見舞われました。

今回の観光は、首里城のみ。
世界遺産に登録されています。

守礼門が私たちを迎えてくれました。

しばらくすると、海が見えます。

ゆったりとした動きの沖縄舞踊を見ました。

正殿などに入ると、琉球王国の歴史をたどることができます。

写真担当はカミさんでした。

2年前に行ったときは、一人で外側だけぐるっと回っただけでした。

ホテルに帰ってしばらくくつろいだ後、 鳥内 かおりさん (写真もご提供)と私の2人で沖縄市に移動。

ここで、2つの保育園の合同研修を18:00~21 :00まで30人ほどに行いました。

上着は素肌にかりゆし1枚。

夕食も口にすることなく、会場がとても寒く、下手をしたら風邪を引いてしまうかな、という懸念もありましたが、別の保育園の人と2人一組で討議・演習付きで進める研修で受講者の熱気に煽られ、いつしか空腹と寒さを忘れてしまった私がいました。

この合同研修のメソッドは今後使える、との確信を得ました。

22:00近くにホテルに送ってもらい、コンビニで買ったオリオンビールを飲みながら軽食を済ませました。

今日も早くから目が覚めてしまいましたが、本日のメインイベントでカミさんと共に沖縄の人たちにアドラー心理学を伝えるのが楽しみです。

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おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(8月31日)は、他流指南と8月最後の駆け込み2つの日でした。

と書いても何のことであるかわからないでしょう。

「他流指南」というのは、他流試合から連想した私の造語で、よその教室に教えに行くことです。

昨日の10:30~12:00に早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校で「オープンカレッジ」 「勇気づけの心理学:アドラー心理学の実践」の第5回目を担当してきました。

「自分自身を勇気づける」がテーマの今回の持ち時間の半分は、受講者の話を聞くことに費やし、18歳の高校3年生や75歳の経営者などの話がとても参考になり、私の教える時間を減らしても受講者に有益な学びにつながりました。

また、受講者の全員が「自己受容」に手を挙げたのは驚きでした。


会社に戻ると、那覇営業所長の  鳥内 かおりさん から9月2日(日)に沖縄で開催する決定版!!アドラー心理学であなたの子育てが変わる の申し込みが目標の100名に達した旨のメールが入っていました。

鳥内さんが琉球新報に投稿した記事が昨日掲載されたことも大きく影響したようです。

なかなかの名文で、私が8月20日の沖縄タイムスの「論壇」のために書いた記事よりも講座に出たくなる文章でした。

8月最後の駆け込みの1つめでした。

9/2(日)講演会情報〜
 決定版!!アドラー心理学であなたの子育てが変わる 
 イライラ ガミガミしない 自分と家族の創り方
 ~「しんぱい」を「しんらい」に代える感情の整え方~
日時:9月2日(日)10:00-16:40(9:30開場)

場所:沖縄県立博物館・美術館 博物館講座室(1階)
(沖縄県那覇市おもろまち3-1-1)

プログラム:
第1部 10:00~12:00
感情のコントロール法セミナー  岩井 俊憲

第2部 13:30~15:00
アドラー流子育てセミナー  岩井 美弥子

第3部 15:20~16:40 
子育てパネルディスカッション 
岩井 俊憲×岩井 美弥子+鳥内かおり

参加費: 午前のみ(第1部)   3,500円
     午後のみ(第2・3部)  3,500円
     1日通し(第1~3部) 6,000円

定 員: 各100名

お申し込み:https://www.narayun.jp/seminar/detail.php?id=13584

※それぞれのパートで100名まで収容できるので、受け入れ余力はもう少しございます。


もう1つの駆け込みは、8月末に受講者の数が15名に達したら開催を決定する、としていた新潟開催土日コース の申し込み者数が、ちょうど15名に達し、10/6・7(土日)・20・21(土日)(土曜日 13:30-19:00  日曜日 9:30-17:00)に予定どおり開催できることになりました。

粘り強く受講候補者に声をかけ続けてくださっている共催者の 五十嵐淳至さん長谷川淳子さん大倉智美さん 他ご関係の方々のご尽力の成果です。
お3人には、心から感謝申し上げます。


今日は、朝早い飛行機でカミさんと一緒に沖縄に向かいます。

今年の夏は、沖縄のほうが東京より気温が低く、避暑気分で出かけます。

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