おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(9月23日)は、第71期 アドラー・カウンセラー養成講座 の6日目。
この日も 辻本友樹さん をクライアントとしてグループ内で解釈を施していたライフスタイルを伝える(いわゆる「解釈投与」)を行いました。
神妙に4人から解釈を聴いていた辻本さんは、あるグループの解釈が腑に落ちたようです。
アドラー派の解釈投与は「決めつけ」を嫌います。
あくまで仮説にしか過ぎないので、「もしかして」「ひょっとして」といわゆる「柔らかな決定論」(アドラー)に基づいて伝えるので、クライアントの抵抗を避けることができます。
その後は、最終段階として助言(代替案の提示)です。
この時こそ「勇気づけ」が本領を発揮します。
辻本さんは、神戸に帰る新幹線の中でも練習したいと、意欲満々でクライアント役を終えました。
アドラー・カウンセラー養成講座 で一人をここまで丁寧に情報収集ー分析ー解釈―洞察ー助言の段階まで行ったのは、今までの71期の中でも初めてのことです。
続いて、受講者にある方の早期回想を3つ読み解き、グループの代表者に板書をしてもらったところ、ほとんど似たようなまとめになっていました。
ほとんどの人がライフスタイルをかなり読めるようになっていた証です。
指導する側の私は、とてもうれしくなりました。
最後は、グループ・カウンセリングに使える手法を学びました。
実践グループと観察グループに分かれ、観察グループの人には実践グループの個々人の勇気づけを担当してもらいました。
実に細やかな良いとこ探しができる人が何人もいて、ついうるうるしてしまう実践グループの人もいました。
(クリックして勇気づけを)
<お目休めコーナー>9月の花(22)