IZUNOHANA’s blog

     後期高齢驀進中者の戯言

郷愁のおばさん二人中国紀行(56日目)

2008-09-03 09:44:47 | 旅の足跡

1986年9月3日(水)
―北京へのトライは?―

バス代(市内循環) 7角
昼飯代 7元4角
ビスケット 1元5角
夕飯代 8元8角
(レート 1元=約42円)

朝一番にCAACへ行く。
北京便は10日後だという。
Oさんに会う事は不可能じゃないの・・・。そこで、ウルムチ駅に向かって火車の便にトライした。
明日の切符が手に入ればギリギリ間に合うかも知れない。
構内は人、人、人であふれかえっている。

どの窓口も長蛇の列である・・・ダメかもしれないと不安がよぎる。
窓口に並んで待つこと数時間(我等は別々の列に並び、少しでも早いほうを選ぼうとしていたが、もう時計を見る気力もなかった)、無慈悲にも、我等のの前で、窓口のシャッターがぴしゃりと降りた・・・えっー、今日の営業は終わりって事?・・・明日、出直すしかないの?・・・あぁ、ボンマイダー。

タコ部屋から5人部屋に移る。
ふかふかベット2台と補助ベット3台・・・当然ふかふかベットを占有する。
今夜はふかふか、ぬくぬくと眠れるなぁと思いしが、補助ベット2台に香港人、彼らの仲間(ドミトリーに泊まっているのか、はたまた別のホテルか知らないが・・・)が入れ替わり立ち代り現れて、我等が風呂に入ってゆくのだ。
貰い風呂は良いよ、我等もそうして来たもの。
しかしですよ、風呂は寝ている私の横にあるのですよ。
人が寝ていることなど、とんと構わず、バシャバシャ派手に流し、風呂場をビシャビシャに汚し放題(一人だけ会釈したのがいたけれど・・)で、何よりもしゃべり声がうるさ~いのだよ。
静かにしろって・・・・いうの!。

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郷愁のおばさん二人中国紀行(55日目)

2008-09-03 09:09:50 | 旅の足跡

1986年9月2日(火)
-カシュガルから空路ウルムチへ―

昼飯代 7元
ロバタク 1元
地図 7角
バス代(市内~カシュガル空港) 1元
帽子 18元
ビール・ジュース 3元
タクシー代(ウルムチ空港~市内ホテル) 50元
宿泊代(華僑飯店大部屋) 6元
(レート 1元=約42円)

昨日は見事にフェイントを食らってしまったが、本日は如何に・・・と、賓館からCAACに電話を入れたのだが、繋がらない。
もう、半分くらい諦めの気持ち。

午後5時過ぎ、ひっそりと賓館をチェックアウト・・・三度戻った時に、きまりが悪いでしょ・・・そういう事も十分あり得るし・・・・。
ロバタクは1元と言って乗ったのに、降りる段になってゴチャゴチャ言う。うるさい!1元と言ったら1元なの!今日、おばさんは気が立っているの!。当然、1元払って、さっさと歩く。

民航事務所が見えてきた。
「どうせ、民航第一で、お客は二の次よ」と、口では言っても、「お願い、民航様、どうか飛んでください」と祈っている私がいる。
昨日、欠航を教えてくれた西洋外人が我等を見つけて「OK」とにっこり笑う。
その一言に「神様、仏様、民航様、ありがとう、本当にありがとう」・・・やっと脱出できる。

午後10時、ウルムチ行き飛行機は、エコノミーに殆ど外国人を、ファーストクラスに何やらの要人を乗せて飛び立った(昨日の欠航は、何やらの要人のためじゃないの・・・という疑いも少しあり)。

午後11時半、恋焦がれたウルムチに着陸。
我等が3泊4日で渡ったタクラマカン砂漠を、10日間も身動きできなかったタクラマカン砂漠を、たった1時間半で飛行してしまった。
夜中である。
何はともあれ、本日の宿を確保するために、空港からタクシーを飛ばす。
華僑飯店(バックパッカーが良く利用するらしい)に宿泊するという日本青年を同乗させていた。
まず、崑崙賓館(前回使用)に向かうが「没有」で、すぐさま、華僑飯店へ・・・・フロントにたどり着いたのは午前1時半、ドミトリークラスしか無いと言う。

雑魚寝部屋である。
通常は会議室にでも使用しているのではないかと思うが、床にじゅうたんを敷き、そこに、直接、敷布を敷く・・・それも幅50センチ程、そう、ちょうど身幅。
毛布が1枚。
我等は砂漠行に使用したシーツに身をくるみ、タオルを顔にかけ、毛布を頭から被って寝転んだ。
シーツを捨てなくてよかったなぁ・・・床が固くて、背中が痛いし、何だか体も痒い・・・ダニがいるのかなぁ・・・でも、カラクリ湖を思えば、布団もあるし、屋根もあるし・・・隙間風がしないものね・・・・幸せ、幸せ・・・・誰かがいびきを掻いている・・・私もいつしか寝入っていた。



 

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