IZUNOHANA’s blog

     後期高齢驀進中者の戯言

我が家の庭を彩る夏の花(てっぽうゆり)

2008-09-30 07:18:18 | 晴耕雨寝
[てっぽうゆり]我が家の周りは、いわゆる「里山」である。昭和30年から40年代(私の子供時代です)には、辺りは遊びの宝庫だった。春の山菜とりから始まり、夏は沢遊び、秋には紅葉狩り、冬だって山の斜面に残った雪を利用して尻スキーと、何時でも遊びの素材が転がっていた。
その中でも、一段と心に残っているのは「山ゆり」だ。日当たりの良い所に、急に(と思うほど・・)茎が伸びてきて、毎日見てるとなかなか変化しないのに、2、3日、目を離すと更に長く伸び、気が付くと緑色の蕾を付けている。その蕾が徐々に膨らみながら白い色に変わってゆく。子供心にも、何時咲くか、何時咲くかと、ワクワクしたものである。一本の茎に5個、6個、多い時には10個前後もあったように思う。やがて濃厚な香りを振りまき、圧倒される。この花粉が服に付くと、なかなか落ちなくて難儀をしたものだ。そんな「山ゆり」が咲き乱れた「里山」だった。
今年は、一株だけ、山の中腹に咲いていた。下草狩りなどの手入れがされていないので、容易に近づけない。遠くから眺めるだけであった。

庭に「てっぽうゆり」が繁殖している。毎年、球根が増えて株がだんだんと大きくなって行くが、そのうちに自然に枯れる物もあるだろうと放りぱなしだ。ところが、ひどく離れた(と、言っても狭い屋敷内ではあるが・・・)所に芽をだす。これって、種が飛んでるって事、ゆりは種でも増えるって訳ですかこの年になって知り得た知識です。

コメント
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