1986年9月10日(水)
―北京の休日、この旅の終章―
バス代(市内移動) 1角
おみやげ品(琉璃蔽で) 45元
敦煌壁画模写品 124元
昼飯代(都一のしゅうまい) 14元
みやげ用漬物 1元5角
コーヒー代 4元
タクシー代4回分(市内移動) 54元4角
雍和宮入場料 1元
地下鉄運賃 4角
夕食代(日本食 白雲) 118元5角
宿泊代(華園飯店) 32元
(レート 1元=約42円)
2ヶ月の間、何かにつけておすがりした様々な神様、仏様にお礼しようと、雍和宮に行った。
キンキラである・・・一昨年、ここを訪れた時には、瓦屋根も、石畳を敷いた中庭も草が茂っていたけれと゜・・・仏教が見直されているのか、それとも観光のためか・・・ま、それはさておき、「是非、是非、これだけは・・・」と、お願いした事は叶えられなかったが、命に別状無く、こうして再び北京に帰ることが出来たのは、ひとえに、神様皆々様の御加護だろうと、心から感謝する・・・本当にありがとうございました。
地下鉄に乗ろうと駅に向かっていると、前方よりにこやかな笑顔で近づいてくる男性あり・・・誰?。
しばし、ポカンとした顔をしていたのだろう、彼は「ウルムチでお会いした日本テレビのKです。やぁ、ますますお元気そうで・・・」と言う。
「ああ、Kさん・・・お久しぶりです」我等もにっこり笑った。
誰でも我等の(私だけかも)の真っ黒に日焼けした顔を見れば、お元気そう・・・と思うでしょうが、まずは誉められたと思いましょ。
それにしても、会いたい、会いたいと思う人には会うことができずに、思いもかけない人に、こんなに奇遇なくらいに出会うって・・・神様、どういうことでしょうか・・・でも、再会は嬉しいものですね。
市内、琉璃蔽で最終的なお土産品を購入、北京一おいしいという「都一のしゅうまい」を食し、漬物専門店で「ザーサイ」を仕入れた。
このザーサイは株のままの姿で、スライスしてない。
初めてザーサイの原型を知る。
旅の最後の夕食は日本食(特に日本食が食べたい訳ではなかったが、最近流行っている日本食店だというので、好奇心が優先しました)にしようと「白雲」を探した。
Wさんも場所を詳しくは知らなくて、どうしても見つからない。
道行く人に尋ね、尋ねしても分からない。
でも、しつこ~く探しましたよ・・・まだ、旅の粘りは残っていたようで・・・。
寿司、松茸のお吸い物、焼き鳥、焼き魚、旨煮にお新香、etc・・・勿論、ビールは日本製をたっぷり味わいました。
で、120元・・・高くない?・・・この店には、中国人客も見えたけれど、一般人民は来るのかしら・・・何時か、普通にぶらりと来られるような店ができたら良いなと思う・・・しかし、この店のビールは、断然、旨かったですねぇ。