1986年9月8日(月)
―上海から北京へ―
朝飯代(洋風) 13元7角
ビール 6元
バス代(市内循環) 2角
珈琲 7元7角
昼食代(友誼酒家) 80元3角
ビール・コーヒー 7元5角
タクシー代(和平飯店~上海駅) 3元5角
月餅・ザーサイ 1元
おみやげ代 20元
夕食代 30元
上海展覧館の友誼酒家で昼食。
ガイドフックにも載っている有名店で、日本人客が目立つ。店内に居るだけでは東京で食事をしているのと変わらない雰囲気だ。
とても清潔で、品良く盛られた料理なのだが、我等の舌が市井の味に慣れてしまったのか、感動が湧かない。
でも、コーヒーはおいしかったな・・・。
午後、タクシーで上海駅に向かう。
この旅の最終行程だ。
初めての軟臥車・・・つまり、一等寝台車・・・4人用のコンパートメントスタイル。
同室の中国人男性2人、今まで旅で出会った人民とは様子が違う・・・勿論、清潔で良い服を着ているのだけれど、何より話し方が違うのだ。同室なのに声が気にならないくらい、ひそひそと話している・・・硬臥車では、夜中でも、でかい声だったものなぁ・・・。
気配りおじさんにも、にんにく軍団にも、トイレの出水騒ぎにも出会いことなく、火車は、静かに、静かに、北京を目指して進んで行く。
(それにしても、この日の朝食の次に書かれたビールって、何?・・・。和平飯店で朝食にビールを飲んだのか・・・それとも、昼食までの間に何処かでビールだけ楽しんだのか・・・今となっては分からない・・・けれど、それも有り得るな・・・とも、思っている。本当にこの旅ではビールを飲む事が多かったが、一度も悪酔いはしなかった。以後、20数年間、こんなに気持ちのようビールを味わった覚えは皆無に近い)