見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

歴史・時代小説の専門店/時代屋(神保町)

2008-06-22 10:41:44 | 街の本屋さん
○歴史時代書房・時代屋(神保町)

http://www.jidai-ya.com/

 久しぶりに「街の本屋さん」を語ろう。神保町に出たら、見慣れない書店を見つけた。大きな看板に「歴史時代書房・時代屋」とある。そういえば、昨年暮れ、「世の若い女性たち、戦国武将ブーム」と題した記事をネットで読んだ。その記事で、時代劇専門の書店があることも語られていたように記憶する。

 私は、読む本の大半がノンフィクションかエッセイで、小説はほとんど読まない。テレビドラマも見ないはずだった。ところが、4、5年前に中国ドラマの古装劇にハマって、日本の時代劇も面白いと思うようになった。苦手だった日本史もだいぶ分かるようになった。余談だが、最近、2000年の大河ドラマ『葵 徳川三代』の関ヶ原合戦シーンがニコニコ動画に上がっているのを見て、いたく感激している。

 そんなわけで、時代劇に関しては、まだビギナーの自覚があったので、この書店に立ち入っていいものか、ちょっと迷った。たまたま店内にいたのも、おじさん数人だけだったし。勇気を出して入ってみると、時代劇・時代小説だけでなく、本格的な学術書から、エッセイ・マンガ・図録・ムックまで、かなり幅広な品揃えであることが分かった。日本史は古代(源氏物語)から近代(東京裁判)まで。中国史もおまけで扱う。森鴎外とか、硬い文学書もあり。広い意味で、歴史関係の書籍を探すとき、使える本屋さんかもしれない。最近はどこの書店も新刊中心なので、こういう専門書店はありがたい。

 2階は「雑貨と茶屋」という表示にも、興味津々なのに、気後れして、迷ってしまった。しかし、結局、上がってみたら、さまざまな戦国武将グッズが並んでいて、楽しかった。手ぬぐい・Tシャツは、デザインに気合いが入っていて、感心した。帰りがけ、1階で、熱心に三国志の本を見ている制服姿の女子高生を発見。ほんとに若い女性も来るんだなあ。
コメント (1)
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