衆議院の総選挙から1週間。民主党の動きが慌ただしくなってきているとの報道だが、あまり関心はない。人事がどうとかこうとかよりも、具体的な政策が示されてこないとねー。
関連で何件か記事を掲載したので、ついでに調べてみた。長崎2区の年齢40歳差の選挙戦。久間元防衛相に挑んだのは、民主党・小沢チルドレンの福田えりこ氏。最も若い女性議員としてマスコミにも取り上げられた。他の選挙区ではどうだったか?
最高年齢差は41歳。山梨1区では民主党・坂口岳洋氏(38歳)が、元通産大臣で自民党の重鎮、堀内光雄元通産相(79歳)に勝った。また静岡3区の民主党・小山展弘氏(33歳)は74歳の元厚生相・柳沢伯夫氏を退ける。
愛知9区。これも選挙報道ではかなり取り上げられたが、海部元首相(78歳)が敗れた相手は、岡本充功氏38歳。こちらは長崎2区と同じく40歳差。これを見ただけでも、変わろうとしない自民党の「長老優遇選挙」が分かる。
時事通信によると、今回の選挙で最高齢の当選者は民主党の沓掛哲男氏(比例代表・北信越ブロック)で79歳、最年少は同じく民主党・松岡広隆氏(比例代表・近畿ブロック)で27歳。平均年齢は52歳とのことだ。
実は、鳩山政権で入閣が濃厚視されている藤井裕久氏も77歳。早くから引退を表明していたものを、鳩山代表が強く慰留をして、比例区名簿に名を連ねて当選した。藤井氏は、大蔵官僚出身で大蔵大臣も経験していることから、民主党にとっては大事な人材?さて、これは起死回生の登用になるのか、民主党で財務相を任せられる人材がいないことを露呈することになるのか…。