付け焼き刃の覚え書き

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「刀語 第1話 絶刀・鉋」 西尾維新

2010-11-08 | 時代・歴史・武侠小説
「生き残るための一番簡単な方法は、自分よりも強い人間と戦わないことなんだ。少なく見積もっても、自分の半分以上の実力を持っている奴とは戦うべきじゃねえんだよ」
 真庭蝙蝠の言葉。

 その刀を多く持っている方が戦に勝つとまで言われた、刀鍛冶・四季崎記紀の打った一千本の刀……。
 戦乱より150年。幕府が手に入れていない残り12本を集めるため、奇策士・とがめは無刀の剣士・鑢七花を手の内に引き込もうとするが……

 忍者もの、剣術ものでおなじみのアイテム争奪戦。軽妙な言葉遊びが持ち味の西尾維新が書くと、こういう話になるんだなあと関心。山田風太郎がとか、横山光輝や白土三平がとか書こうと思ったけれど、よく考えたらこの話って講談とか活劇映画とかじゃなくて、TVのバラエティのノリなんですよね。イメージ的には若かりし藤田まことが七花で、女装した白木みのるがとがめ。これ、ドカーーーンっじゃくて、どひゃ~~んって話ですもん。

【刀語】【絶刀・鉋】【西尾維新】【虚刀流】【メイド】【変体刀】
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