「キミも明智コゴローの娘なら、頭脳で勝負したまえ!!」往年の名探偵・明智コゴローの娘こころは刑事となり、今は中年となった小林少年を部下に、謎の連続美術窃盗犯を追いかけていた……。
1983年春頃の少年ビッグコミック誌に掲載されていた32頁の読み切り短編。
そもそも細野不二彦の作品リストからもこぼれ落ちることの多い作品で、1983年発表と判断したのも欄外の広告に「５月６日(金)発売!!」という記載があったので該当する年の見当をつけただけ。５月６日が金曜日なのは1988年もなんだけれど、87年に『少年ビッグコミック』は『ヤングサンデー』に改名しているので……という話。たぶん４月発行の５月号くらいでしょうね。
そもそもタイトルからして、表紙と感想募集での表記が「明智クン Ｒｅｐｏｒｔ」、誌面上部のタイトルが「明智くんＲｅｐｏｒｔ」と、どっちでもいいけれど、もはやどっちかはっきりしないと気持ち悪いというレベル。
刑事は脚が武器とばかりに走り回るこころ刑事、野暮ったい中年男ながらしめるところはしめる小林中年が格好良くて、好きな話なのだけれど、コミックに入らないなあ……。
【明智クン Ｒｅｐｏｒｔ】【細野不二彦】【少年ビッグコミック】【少年探偵】【明智小五郎】【怪人二十面相】
